悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集137 みな帰り

2007-04-17 03:15:00 | 和泉式部集

2007-0417-yis137
みな帰りひとりで月を見ていると
過去がすっかり照らされるよう   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○前置は、「人とものがたりして侍りしほどに、また人の来たりしかば、誰もかえりにし朝に、言ひつかはしし」。この夜、ある男性と有明月(二十日余月)を眺めながら、四方山話をしていたら、そこへまた別の男性がやって来て、久し振りに賑やか。二人が帰ってから、詠んだ歌(諸説あり)。
□和137:なかぞらに ひとりありあけの つきをみて
      のこるくまなく みをぞしりぬる

□悠137:みなかえり ひとりでつきを みていると
      かこがすっかり てらされるよう


俳句写真084 恵林寺に

2007-04-17 02:50:00 | 俳句写真
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恵林寺に
さはやぎて咲く
花梨かな
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○花名札で気が付く。そういえば先年、わが家の花梨は、心残りにも伐ってしまった。
□俳写084 ゑりんじに さはやぎてさく くゎりんかな
【写真】手の届かないところなので、望遠マクロの撮影。どうしてもシャープネスに欠ける。

image315 花梨樹形

2007-04-17 02:45:00 | images
2007-0417-yim315
title : Chaenomeles sinensis
yyyy/mm : 2007/04
memo : 花梨と書いて「かりん」。「風林火山」ついでに書くと、今までに何人もの造園業者・植木職人たちから、諏訪市(「由布姫」の)では、花梨が一戸一木だ、と聞いてきた。ウィキペディアで調べたら、たしかに東日本では一か所、同市だけが載っている。語呂合わせから、他人から金を「借りない(かりん)」、というわけだ。学名にあるとおり、平安期に(?)中国から伝来と。その中国名は、難字で「榠樝 míngzhā」(ミンチャー。文字化けしない悠山人式四声表記では、ming2zha1)。さらについでに、「風林火山」をピンイン(pin1yin1、拼音)悠式表記すると、feng1lin2huo3shan1(かなり妥協した片仮名で、フェンリンフォーシャン)。