秋が訪れる頃になると
何故か 忘れたものや
落としたものを思い出す
わずか 55年の中で
私は いろんなものを忘れ
いろんなものを落とし
数々のものを失ってきた
秋になると
そんな失ってきたものの数々を
何故か憶い出しては
ため息をつく…
秋になると
憶い出せば
思わず笑みが浮かぶこと
知らぬ間に 涙が頬を伝うこと
愛おしさに 胸がキュンとなること
しらず口をぎゅっと結んでしまうこと
そんな諸々のことが
頭に浮かんでは 消えてゆく
秋になると
ワインの澱(おり)の如く
頭の中は 掻き回されて
表面に浮かんでは 沈んでゆく…
失ったものは
決してなくなってはいないのです
PS 2007.10.17 草稿
今 大好きなS.E.N.S.(センス)の「ブライダル・ベスト・アルバム」のメロディーに耳を傾けながら この詩を綴っています 娘達も 知らず恋する季節(ころ)となりました…
何故か 忘れたものや
落としたものを思い出す
わずか 55年の中で
私は いろんなものを忘れ
いろんなものを落とし
数々のものを失ってきた
秋になると
そんな失ってきたものの数々を
何故か憶い出しては
ため息をつく…
秋になると
憶い出せば
思わず笑みが浮かぶこと
知らぬ間に 涙が頬を伝うこと
愛おしさに 胸がキュンとなること
しらず口をぎゅっと結んでしまうこと
そんな諸々のことが
頭に浮かんでは 消えてゆく
秋になると
ワインの澱(おり)の如く
頭の中は 掻き回されて
表面に浮かんでは 沈んでゆく…
失ったものは
決してなくなってはいないのです
PS 2007.10.17 草稿
今 大好きなS.E.N.S.(センス)の「ブライダル・ベスト・アルバム」のメロディーに耳を傾けながら この詩を綴っています 娘達も 知らず恋する季節(ころ)となりました…