サザンカ、サザンカ 咲いた道 「たきび」について
(画像は我が家の庭のサザンカ 10/29 )
10月 29 日 に 庭に出て
見回したら
庭の隅で サザンカの花が
何輪も咲いていた
サザンカの薄ピンクの花は
好きな花の一つだ
そんなには自己主張をせず
でも色合いは
薄ピンクの可愛らしい花だ
また ツバキみたいに
咲くそばから朽ちることはなく
まるごとポタッと落花もせず
一枚 一枚 落ちてゆく
ただ
椿の鮮やかな色は元気をくれるし
椿には椿の事情ってものが
あるだろうとも考える
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
サザンカの花を眺めていて
その時 私は
「サザンカ、サザンカ咲いた道」
というフレーズを思い出した
題名は「サザンカ?」かな
はたまた
「サザンカ咲いた道」だったかな
とか
「作者は北原白秋?」
いやいや違うかも‥と思い
ネットで検索してみたら
童謡「たきび」で
作詞者は 日野市生まれの
巽聖歌(たつみせいか)で
昭和16年9月に発表されたようだ
(戦争開始のため昭和24年に再開)
なお 北原白秋の歌は
「この道」だった
あぁ、僕の記憶力の
何と頼りないことよ!
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北原白秋と言えば
私は二つのことを思い出す
一つは 白州の郷里 柳川のこと
かつて 職員旅行で
訪ねたことがある
もう一つは
北原悌二郎さん(画伯)のこと
北原悌二郎さんは 画家で
生家の柳川市を拠点として
幅広く活躍されていて
素敵な作品を数多く出展され
柳川市の文化活動などにも
大いに寄与されたようだ
今年は
展覧会なども催されているらしい
実は 四十数年前に
私は 悌二郎先生に出会っている
玉名から熊本市に向かう列車の中で
悌二郎先生には何度かお会いし
何かのことから話を交わすまでになった
そして 先生の作品が
当時の紀伊国屋書店(熊本店)に
掲示されていると言われて
見に行って確かめたのも
今では懐かしい
それから 何らかのやり取りの中で
お互いの住所を教え合い
手紙を送り 何と先生からも
長い文章の葉書が届いたのだ
その中には 励ましと希望の分まで
記してあり大いに勇気づけられた
さすがは 詩人のお孫さん?で
文章も詩的で あたたかいものだった
今では 私の宝物の一つになっている
( 11/1 にネットで調べたら
悌二郎画伯は
2012(平成24)年に亡くなっておられた
あれから一度もお会いできなかったのが
とても残念に思う)
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ps 2020.10.29 草稿 11.2 追記
【参考事項*サザンカ、童謡たきび】
サザンカは、花びらが1枚ずつ散る。ツバキは春に咲き、花びらが全部一緒に散る。 カンツバキ(寒椿)は、サザンカとツバキ との交雑園芸品。”
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童謡:「たきび」 (巽聖歌*作詞)
(渡辺茂*作曲)
かきねの かきねの まがりかど
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜ ぴいぷう ふいている
さざんか さざんか 咲いた道
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけ お手々が もうかゆい
こがらし こがらし さむいみち
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
そうだん しながら あるいてく
<日野の歴史と民俗 138号(広報ひの)>
―「童謡たきび」誕生70年―参照