嬉野強請の場 -日本講談協会二月定席-

「伯山襲名披露」で活気づいている講談界ですが、今月もいつもの通り上野広小路亭で講談を楽しみます。

「日本講談協会二月定席」(伯山先生は出ませんので、落ち着いて楽しめます)

講談の活況と普及には良い話なんですが、ご常連さんから見るとちょっと“うさんくさい”

愛山先生曰く「伯山ウイルス」には、場内から拍手がわきましたが・・・

まあ、そんなことはどうあれ今月は「定席」なんで一話一話講釈をたっぷりと・・・



開口一番は「レ・ミゼラブルからジャンバルジャン」「三方が原合戦(修羅場読み)」「那須与一 扇の的」「谷風情け相撲」

中トリは松鯉先生で「赤垣源蔵 徳利の別れ」

中入り後の“くいつき”は愛山先生「鼓が滝」、そしてトリは鯉栄さんで「嬉野強情の場」

「バッカヤロー!!」

一瞬場内がシ～ンと、背筋がピーンと立っちゃうくらいの侠客 祐天吉松からの今日の見せ場

気風の良さと、啖呵の切れ味、女流講釈師では抜群の鯉栄さんの硬柔おりまぜての講釈がキレッキレで抜群でした。

祐天吉松の話・・・もっともっと聴きた～い!!

鯉栄さんの魅力ある話芸でみごとに定席が締まりました・・・よかった!!ث㠵