立ち食いそば屋さんで「かき揚げそば」をいただく・・・
いろいろ品書きがあるなか、たぶん「かき揚げそば」がどこでも一番人気じゃないかなぁ、なに食うか迷ったときにどこにでもあるネタとして「かき揚げ天」は無難ですもんね。
でもこの「かき揚げ天」ほど店によって個性が出るものが他にありません。
揚げたて・揚げ置き・その店で揚げる・納入したもの・ふっくら揚げる・ぺちゃんこに揚げる・じっくり揚げる・粉っぽく揚げる・厚くて大判・具の中身までバラエティーに富んでいて
「かき揚げ」が人気があるのは、こんなバリエーションと個性があるからではないでしょうか。
初めて行く店なんかでは、「どんなかき揚げが・・・」と期待したりして、その店のクオリティの目安代わりにかき揚げを頼んだりすることもあります。
ですから、このかき揚げ天ひとつにも(主役はあくまでも「そば」ですがね)「これがかき揚げ天」という決まったもんがないので、人によって好みが別れて当たり前です。
ちなみに自分の好みは多少コゲがあってもいいからしっかり揚げたものです。(香ばしさがたまらなくいいんです。なかなか無いんですよ、そんなお店)
今回うかがった店は「揚げたての天ぷら」をひとつの売りにしていて、これはこれでいいんですが(なんたって揚げたてに勝るものはないでしょうから)
そばを食べ進めるとサクサクふわふわだったかき揚げがだんだんと崩れてきちゃって、
中の具材が(たまねぎとか)が汁に浮かんじゃって油まみれになっちゃうのが・・・なんともね。(でもこれがいいんだぁ…と好きな人も当然います)
それをわかっていても、この店行くとまた必ずたのんじゃうんですよね・・・「かきあげそば」を・・・、そんな魅力があるそばなんですから。