哲ノート

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林芙美子展 -新宿歴史博物館-

2023-10-15 00:11:00 | ちょっとそこまで。
四ツ谷駅で降りてトコトコと・・・初訪の新宿歴史博物館を訪問

見識を高めようと・・・

「生誕百二十年記念 林芙美子 -旅人で詩人で傑作書きで-」展を拝観します。

とくにくわしいとか興味あるとかではなく、教科書で知って名前は知っているけど・・・くらいなんですが、こういった企画展は見ず知らずの見識を広げる上ではおもしろそうなんで・・・(くらいです)

「花のいのちは短くて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲もひかるなり」

作家であり詩人であり旅人であり、絵画も描かれたとは・・・47歳の若さで逝去する一生をつづった企画展です。

放浪の旅・交友関係・戦前戦中戦後と渡り歩いて、まさに翻弄された時代にどのような生活・活動を送ってきたか、教科書だけでは見る事ができないものを、作品・自筆・資料とともに展示してあります。

「放浪記(これは教科書にでるわな)「浮雲」「清貧の書」「めし」といった作品などとともに。作家仲間・交友関係との手紙のやりとり、旅先での写真などなど・・・林芙美子という人物を学習することに。

テーマごとの展示方法でしたので、あまり人となりを知らない人からは、生涯の時系列から外れてあっちいったりこっちいったりして、散漫となりアタマに入ってこない所もありますが

人となりを理解する上には十分な展示内容でした。



余談ですが、館内展示に戦前の新宿(内藤新宿・追分新宿」の市街地図が参考資料としてあり、それをみると・・・

いまの新宿・伊勢丹(本館)の横並びに大きな「東京市電車庫」があったことがわかります。(転車線もあって、けっこう大きいです)

博物館の帰路に伊勢丹前に行ってみると、その東京市電車庫にあたるところが、いまは伊勢丹になっていますが、よくよく見ると建物が増築されていますね・・・なるほど。(これ知っただけでも、うれしい。)

自治体の公立の博物館(美術館)でも、今回のようななかなかの好企画が随時おこなわれています。これからも「見識を高める、広める」上で、見落とさないようチェックしたいものです。

新宿歴史博物館での「林芙美子展」勉強になりました。

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