横浜・そごう美術館で“これは、見に行かなきゃ”の企画展へ
「手塚治虫 ブラックジャック -それを聞きたかった-」展
誰もが知っている手塚治虫氏の作品であり、ただ単に「医療マンガ」で収まりつかない作品でもある。
週刊少年チャンピオンに連載された全242話 天才外科医ブラックジャック(B・J)を主人公にした医療マンガ
館内はその一話完結のさまざまなエピソードが題材の分類ごとに多く展示されており、「ブラックジャックとは・・・」を多角的な面からわかるようになっている。
ただたんなるまんが・漫画・マンガではないのが、作品を通しての世相・エピソード・流行・医療・倫理観・人間・生き様などが作品を通してメッセージとして発信されていることが
オトナの眼からすると、なんとなく流れとして理解できる。
こどもの頃読んでいるときは、そんな奥深い中身までは認識していなかったような気がするし、「ブラックジャックの活躍」みたいなものでしかなかったような気がする。
今となってはこんなに奥深いメッセージのもと、作品が成り立っていることに気づき、そのエピソードの数々に見せられる面があります。
「ブラックジャック」というマンガが単に子供の読み物で収まるのではなく、オトナの、オトナへの教養・教え・諭しを作品を通して備わっていたのがわかる貴重な企画展であった。
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