哲ノート

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やかん工事中 -新宿末廣亭八月下席-

2024-08-25 00:41:07 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
“ポッ”と午後時間が空いたんで、「寄席でも行くかぁ・・・」と新宿・末廣亭へ

新宿末廣亭 八月下席 (主任 三遊亭圓歌)

開演時間にギリギリ間に合わなかたんで、前座さんが終わったころの入亭、いつもの最前列は・・・空いてました(ラッキー)、今日も最前列に陣取って4時間、寄席芸を堪能します。

土曜日なんでもう開演時間から席がほとんど埋まり、常連客さんに混じって見物がてらの客も入って終幕ごろには立ち見も出るほどの活況です。

演者さんもやはりいっぱいの観客の入りだと反応もいいしノリもいいんで亭内の活気ある雰囲気が相乗効果でますますおもしろくなります。



「ねずみ」「粗忽長屋」「好きと怖い」「風呂敷」「大師の杵」「熊の皮」「太鼓腹」「武助馬(初聴)」

そしてトリの圓歌師匠は“ことば遊び”のようなギャグ満載の、「やかん」をモチーフにした創作「やかん工事中」で観客をドッカンドッカンやっちゃって、あっというまに終幕

今日の寄席はなんといっても「色物」さんですね。満席で活気ある“ノリノリ”の観客を巻き込んでの色物さんの大奮闘

奇術の小梅さんは奇術は確かだけど若手なもんだからアドリブ・余裕が出てくれば、もうちょっと客を引きつけるかなぁ。

音楽パフォーマンス のだゆきさんは安定の芸と独特の間のとり方、演者と演者の合い間を受け持つにはちょうどいい塩梅で・・・

漫才はもうなじみの(いつも目と目が合っちゃいます)ホンキートンクさんとロケット団、持ちネタの流れは同じで少しずつアレンジして・・・なんといっても観客を巻き込むのがうまい。

ヒザの太神楽 仙志郎・仙成さんはもう先代からなじみの安定しての芸で、芸達者なところとトリ前で観客を落ち着かせる色物さんの役割をしっかり・・・

こうやって「寄せの芸」成り立っているんだ・・・の典型的な構成ですよね。

自分も「最前列」という贅沢な特権をいただいて、いつもより大げさに拍手したり、色物さんと一体になって場を盛り上げたり、ときにはつっこんだり・声出したり・・・こういった寄席芸を楽しむっていう姿勢で

次々と入れ代わり立ち代わり登壇する演者さんとともに寄席の中でライブ感をもっておおいに楽しみました。

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