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桃中軒霧右衛門 -浪曲定席木馬亭十一月-

2023-11-05 23:58:08 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月も浅草・木馬亭での浪曲定席を楽しみます。

今日の定席は「桃中軒霧右衛門 生誕150年記念」企画公演で、ゆかりの演者。演目をそろえたものです。



現在の浪曲を確立したといわれる桃中軒霧右衛門、なんでも現在のスタイル「袴姿」「演台の掛物」「衝立屏風」・・・などそのころ浪花節といわれた興行の祖として演台・形式を作り上げたようです。(当時は破天荒だったのでしょうね)

その後の浪曲界の繁栄を築き上げた人物として、名前が知れ渡っています。

今回の生誕記念講演では、芸人人生を描いた演目と、十八番の赤穂義士伝をそろえての公演となりました。

開口一番は「近藤勇ぼんやり女房」から「大石山鹿護送」「中山安兵衛道場破り」「桃中軒霧右衛門 桃源の風雲児」

中入り後「大石妻子別れ」「講談 玉川上水の由来」「流れる雲 桃中軒霧右衛門」「南部坂雪の別れ」まで



なかでも曲師お浜との駆け落ちからのくだり「流れる雲」、若き浪曲師としての桃中軒霧右衛門を手助けする事となるお浜との「男と女」のやりとりを花渡家ちとせさんが感情込めて熱演

そして今日の主任東家三楽師匠が「(名作)南部坂雪の別れ」でしっとりと・・・とっても充実した名演のながれで終演しました。

桃中軒霧右衛門生誕記念という、どの演目もとても聴きごたえあるもので、とてもよい企画公演となりました。



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