哲ノート

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電話の遊び -末廣亭二月下席-

2022-02-27 23:38:33 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月の落語・寄席はひさびさ新宿末廣亭から…。

早めに到着して最前列でライブ感たっぷりで寄席を堪能しました。

ひさびさの末廣亭で、たしか前回までは“悪評高い”アクリル板が演者の前にありましたが、今は元の姿(当たり前ですが)で、最前列だとしっかりと演者さんとの距離もなく、目が合っちゃったりして緊張感をもって楽しめました。

 

開口一番は「寿限無」から「のめる」(ひさびさ聴きました)「狸鯉」「金明竹」「長短」「権助提灯」「勘定板」「ガマの油」「短命」「熱血!怪談部」と色物さんも含めてたっぷりと・・・

昼席トリは三遊亭歌奴師匠で初聴の「電話の遊び」

まくらは電話・携帯・スマホの話題から、まだ電話が普及し始めたころの様子を説明した後に演目に入ります。

若旦那が区議会選挙に出るとか、旦那の茶屋通いとかなんか若旦那との確執で噺が進みますが、旦那の茶屋とのかけあいを「電話」でおこなうところからが、この噺のおもしろいところ。

電話を通じて旦那とお妾さんとのやり取り、相手が見えませんからあ~だこ~だと始まって、ここでお囃子さんの三味線と歌声がからんできます・・・でオチへ。

なんと言ってもすごいのがお囃子さん、裏方ではありますが演者と息ぴったりで鳴り物で持って噺を盛り上げます。聞かせたり、音を止めたり・・・みごとでしたね。

聴きなれた演目が多い中で、今回の「電話の遊び」みたいな初聴の演目が聴けたのはたいへん有意義なことで、ひさびさの末廣亭を楽しめました。

  


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