今月2度目の寄席は、「たまにはホール落語でも・・・」ということで、昨年末応募して抽選で入場券をいただいた「都民寄席」を楽しみます。
「第五十五回 都民寄席 青梅公演」
めったに寄席はやらないんで400人収容の会場は開演の頃にはもちろん満席、普段の常連さんが多い定席寄席とは違って、落語好き、落語初めての方含めてほんわかムードで始まりました。
ホール落語なんで演者ごとにネタだしでおこなわれて、こちらも期待わくわくで鑑賞します。
開口一番は前座さんで「狸賽」から、柳亭小痴楽師匠「堪忍袋」マグナム小林「バイオリン漫談」(バイオリンとタップダンスの熱演、ホントすばらしい)入船亭扇遊「井戸の茶碗」まで。
演者が入れ代わり立ち代わりのふだんの寄席とは違い、持ち時間もたっぷりなんで、おなじみの演目も余裕でじっくりと味わえます。
好きな演目の「井戸の茶碗」もじっくり聴けてよかったけど、今回はひさびさ拝聴した「堪忍袋」が割と新鮮に受け入れられてよかったです。
「堪忍袋の緒が切れる」の言葉もあるくらい、夫婦喧嘩の仲裁に入る大家さんとのやりとり、ああ言えば、こう言うのくりかえしで、はけ口につくった堪忍袋、その堪忍袋が・・・・
噺の筋もわかりやすく、小痴楽師匠の3人3様の演じ分けとリズムが合致して、一気にオチまでいっちゃって、観客もその勢いに噺の世界に持っていかれました。
また機会があればホール落語もいいなぁ・・・。
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