観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

薬師寺1

2010年10月05日 | 旅・風景・グルメ
この薬師寺の公式ホームページで見ると
天武天皇により発願(680)、持統天皇によって本尊開眼(697)、更に文武天皇の御代に至り、飛鳥の地において堂宇の完成。
その後、平城遷都(710)に伴い現在地に移された(718)とある。1998年よりユネスコ世界遺産に登録されている。


薬師寺内の建物の配置図(薬師寺のチラシから抜粋)


中門、左右に見える塔は西塔と東塔
西塔は、東塔に比べ若干高く見えるが、これは1300年の年月による東塔の材木の撓みと基礎の沈下によって起きたためである。再建された西塔は、
まだ年月の経過を経ていないので、若干高いとのこと。西塔の再建に携わった故西岡常一氏(文化財保存技術者)によると約500年後には西塔も東塔
と同じ高さに落ち着く計算らしい。


西塔
東塔と対称的な位置にたっている。旧塔は1528年焼失、この塔は1981年に再建された。東塔と似ているが、東塔が裳階部分を白壁とするのに対し、
西塔は同じ箇所に連子窓を設けるなどの違いがある。これは東塔も本来連子窓であったが修復の際に白壁になったらしい。


東塔
国宝。現在寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。総高34.1メートル(相輪含む)。江戸時代以前に作られた仏塔としては、
東寺五重塔、興福寺五重塔、醍醐寺五重塔に次ぎ4番目の高さ。
六重の塔に見えるが、下から1・3・5番目の屋根は裳階(もこし)であり、構造的には三重。