観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

捨て犬、捨て猫対策

2014年06月12日 | 日記
昨日、野鳥の会県支部のメールリンクに以下のメールがあった。
“吉野川河口干潟の東先端の砂浜にコアジサシ・コロニー(300羽)が久し振りに出来ました。アセスや貝堀の人が少なくなり、
植物群落に接した南北200m×幅30mの白砂に白い貝殻がたくさんある付近です。さらにこのコロニーの周りには同様な絶滅
危惧種のシロチドリ(20羽)が繁殖し始めました。
 コアジサシの外敵で最も危惧されるのが野犬です。来週ごろには本格的な卵化が始まります。ヒナが出始めると親子の鳴声で野犬、
ハシボソガラス、トビなどが集まり始めます。
 特に野犬はヒナを追い掛け回し、本能のままにただ噛殺すだけの惨劇にはどうする事も出来ません。
 これは20年前に河口の中にに大きな中州が出来てコアジサシ2000羽以上のコロニーが出来た時に犬に餌を与える人から
野犬狩りは止めてと反対され保険所が手を引いた一件がありました。すでに野犬(3匹)は泳いで渡りアシ原の中を棲みかにしています。
 今回は絶滅危惧種のコアジサシのコロニーを守る為に報道機関に実情を説明しようと思いますが如何でしょうか。”

 2011年度の統計によると、県民の人口に対する犬、猫の殺処分数の多い都道府県ワースト6に四国4県はすべて入っている。
1位は高知県で徳島県は5位となっている。しかし、統計を取り始めた頃はずっと徳島県が1位だった。
犬は、狂犬病予防法に基づき保健所に登録され,詳細な統計も出されている。昭和49年の統計開始以降、犬の咬傷の報告数は年々
減っているとはいえ、平成21年は年間5,000件。しかし、実際は保健所に報告しないケースがほとんどであり、家人も最近2度
噛まれている。飼い主のいる犬の場合は、飼い主に対する罰則規定もあり、また損害賠償請求もできるが、野犬の場合は全くの噛まれ損だ。
日本は先進国であると自慢しているが、ペットに対するマナーではどうも最低の状況にあるようだ。大体、人を含め他の生き物に
危害を与えるおそれの多い犬や猫が、ペットショップでいとも簡単に買えるのが不思議だ。 その上、自分が引っ越すから、ペットが
病気になったから捨てるという行為は、人間の身勝手な表れだ。しかも、これら犬、猫の捨てる輩の多いことも異常である。
 捨て犬の殺処分を止めるように主張するのであれば、主張する人たちが捨て犬を全部拾ってきて、自分たちので手できちんと世話を
すればいいのだ。一部の不心得者のせいで、捨てられた犬や猫の処分に私たちの貴重な税金が税金が使われている。
 また、ペットを捨てたりする人たちがいるため、保健所の係の人は、法に基づいて仕事に執行されているのであり、その行為を批判する
ことは担当者に対する冒涜でもある。
 私の住んでいる町内でも犬や猫の糞害が深刻で、飼い主が適正に処理するように書かれた看板を至る所に設置している。 
 長々と書いたが、ペット愛好者のマナーの悪さの解消がほとんど進まない状況では、捨て犬や捨て猫対策には、これら犬や猫をペット
ショップでは買えない制度にすることや飼い主に対するペット税の徴収しかないのだろうか。