



足趾が異様に長い。
体長は、尾の長さ30cmを含み55cm。
この長い足趾によって体重が分散されるために沈まず、藻や浮き草、レンコンの葉の上を歩けるのだろう。
ちなみにレンカクの漢字名は、蓮角と書く。私も20年くらい前に見た時はレンコン畑だったが、冬羽の後姿を見ただけに終わった。今回が2回目でちょうど
冬羽と夏羽の中間だったので良かった。
蘊蓄を書けば、雌雄ほぼ同色だが、雌の方が色目が鮮やかで綺麗。子育てをするのは雄の方で一妻多夫。この池でも雌雄見られたようだが、私は2日間とも
短時間しかいなかったので、見たのはこの個体だけだ。雌雄の識別については私には分からない。
ところで、この写真の撮影日の前日、早朝にこの場所に行ったのだが、レンカクは見られず、観察舎には誰もいなかった。その時は、すでにレンカクはいなく
なってしまったのかと思った。しかし、翌日の10時過ぎに行った時には、観察舎に多くの大砲が並んでいた。また、地元の観察地にも拘わらず、知ったカメラマン
は1人もいなかった。