観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ホウロクシギ その2

2015年04月06日 | 野鳥

肝心の嘴が隠れている。


今回の撮影において、長い嘴を持つ鳥だということが分かる写真はこの1枚のみ。
橙褐色みを帯びているのはホウロクシギの夏羽の特徴だ。しかし、この写真は、補正しているからそうだと分かるのであり、写真を撮ってる時は、
完全な逆光状態だったのでよく分からなかった。



せっかくいいポーズを見せてくれたかと思ったらすぐ飛んでしまったが、はっきり識別することができた。
下腹から尾羽下まで褐色だからホウロクシギ
(ダイシャクシギは、白い。)


翼下面全体に横紋があるので、ホウロクシギであることがよく分かる。
(ダイシャクシギの翼下面は、風切羽を除けば白い。)

ところで、ホウロクシギの漢字名は、焙烙鷸

焙烙で煎ったような夏羽の特徴からついた名前と思っていたらがそうでなく、焙烙、つまり素焼きの土器の色から付けられたと書かれていた。
私は、お茶屋さんの店先で、茶葉を焙烙を煎ってる時に漂ってくる匂いが好きだ。