観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

水車のある村

2015年07月22日 | 旅・風景・グルメ

ここは、一度来てみたかった場所だ。
しかし、本当のところは、バスツアー初日の2番目の目的地であるわさび農場の見学途中に水車を見つけ、あっと気がついたのである。その場所が、
自分が参加しているツアーの目的地の一つである「有限会社大王」が運営しているわさび農場の中にあるとは知らなかった。(実際、観光時間に
制限があり、急いでいたせいで、もう少しのところで通り過ぎるところだった。)
ここは、黒澤明監督の映画「夢」の中の第8話「水車のある村」のロケ地として使われた場所だ。しかし、映画で覚えているのは水車とその周りの
風景だけだ。うろ覚えだがあらすじまでは覚えているのは、第1話の「日照り雨」と第2話の「桃畑」だけだ。
「水車のある村」で老人を演じたのが笠智衆だったのは、はっきり覚えているが、主人公役が寺尾聰だったことさえ忘れている。当時、感動した映画
なのに、実際のところほとんど覚えていないのに正直驚いている。なにしろ、25年も前の映画だからと自分を慰めている。




日本の原風景ともいえるこの美しい風景、実際は、わさび農場が造られる以前は荒れ地だったそうだ。大王わさび農場の創業者である深澤勇市氏が
この地に安曇野の豊富な湧水を利用したわさび畑の開拓を思いついたのは、大正初期のことらしい。このことも、このブログを書くときに検索して
初めて知ったことである。