観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ごみ処理施設建設に対する意見書

2020年07月19日 | 自然・環境

「ごみ処理施設建設に関する市長との意見交換会」の案内が届いたので、意見を整理してみました。

1 いわゆる迷惑施設の建設反対に多い理由の一つは、当初、当局が候補地として選定した情報を早くから察知

 していた当該地元の事前の強力な反対運動により、急遽、地元の反対が少なそうな用地に、当該地元と全く協議

 もせず、候補地の決定ありきの形で選定することです。当該地元の住民としては、貧乏くじに当たったような思

 いを持つということです。

2 場所の選定には、通常、最低でも4,5箇所程度の中から総合点数評価で選ぶことが多いのですが、このケース

 は、そうではないという思いを持ちました。前回、地元と当局の協議集会の際、当局に上八万町方面との比較で、

 上浦-西月ノ宮断層のことを質問しました。その際、本県の断層について当局は、中央構造線だけしか把握して

 いなかった事実により、場所選定に際して技術的な検討は、全くなされていないと気がついたのです。

3 飯谷町の候補地は、過去に沖電気の誘致に関し、当時の市長と知事の政争の具となった用地であり、その時の

 因縁云々はさておき、2市4町の広域ごみ処分なら、まず、各市町の排出量の重心付近を検討してみることが合理

 的です。しかし、候補地は、重心からかけ離れた徳島市の最南部に位置し、ごみの搬出入経路も狭隘で、交通の便

 が非常に悪い所です。

4 公共施設の建替えに際し、例えば学校なら運動場を潰し、その場に建築し、校舎等が建っていた場所を運動場に

 する例が多いです。他の公共施設も同様で、いわゆる空き地を保有している施設が多い。現在、徳島市で稼働して

 いる2箇所は、どうなのですか。同地には、新たに処理工場を建設できるだけの空き地はないのか、これらの事柄に

 ついてさえ、全く地元住民に対し説明はなされませんでした。

 以上が処分場選定の白紙撤回を求める理由です。また、最近、処理施設の用地選定に際し、施設誘致を希望する地域

 に名乗りを上げさせ、誘致を希望した地域の中から総合点評価方式で選定するという事例が増えているということを

 付け加えておきます。誘致については、住民側から名乗りを上げているので、反対も少ないということです。