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この巨大な柱(回向柱)は、「卒塔婆」(そとば)らしい。
若い人には、卒塔婆という言葉を知らない人もいるかも知れないが、墓石の脇に立てられている
一部梵字が書かれた細長い板材のものである。
しかし、本来は釈迦の遺骨を納めた土まんじゅう型の仏塔の意味。
案内してくれた先達によると、この回向柱(えこうばしら)は、
松代藩が普請支配として建立してからの縁により、代々「松代町(藩)大回向柱寄進建立会」から寄進される。
今年は小川村産の樹齢270年の杉が使用されている。
御開帳の期間中は前立本尊と本堂の前に立てられた回向柱が五色の紐で結ばれ、回向柱に触れると前立本尊に
触れたのと同じ御利益があり、来世の幸せが約束されるらしい。
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5月5日には、2時間並らばなければこの回向柱に触れることはできなかったらしい。
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釈迦堂前に立てられたこの小さい回向柱は、堂内の釈迦涅槃像の右手と紐で結ばれ、
回向柱に触れることで釈迦如来と結縁し、現世の幸せが約束されるらしい。
私たちツアー客はこの回向柱に触れた。
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歴代の古い回向柱が立てられている。次第に朽ちていき土に還るのだそうだ。