御柱
御柱の説明版
めでどこ
諏訪大社上社本宮に参拝する前にバス旅行の車中「平成十六年諏訪大社式年造営御柱大祭」(上社編59分、下社編57分、
特典映像約40分)という長いDVDを見た。諏訪大社の上社と下社は明治まで別組織だったこともあり、御柱祭も微妙に違う。
御柱祭とは、満で数えると6年に一度、諏訪大社の上社本宮・前宮と下社春宮・秋宮の計4つの神社の4本の柱を立て
替えるため、長さ約17m、重さ約13トンの樅の木16本を山から切り出し、上社は約20km、下社は約10kmを約2ヶ月に渡り
曳行するもの。
下社の「木落とし」は、長い樅の木の丸太に挺子衆がそのまま乗って、最大斜度約40度の斜面を滑り下りるという作業。
よく死傷者も出ており、豪壮そのものといった感じで、ニュースでもよく見かける。一方、上社の方は丸太の前後にV字型
の「めでどこ」(写真)というものをつけV字型の部分に挺子衆が乗る。こちらのほうは勇壮でその行程が美しいという感じ。
この上社の木落しを安全で楽しい祭りとするために、茅野市は2009年に総工費は4億2400万円をかけた
「木落(おと)し公園」が完成させている。トイレや駐車場も設け、冬はそり、夏は芝生の上で遊べるそうだ。