観・環・感

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四国カルスト

2011年08月07日 | 旅・風景・グルメ
先週の日曜日、いつものバスツアーで四国カルストへ行った。
四国カルストは、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ日本三大カルストの一つで高知県と愛媛県の県境の
標高1000~1500mの高原に位置する。
ルートは、坂本龍馬の脱藩の道として有名な高知県檮原町の雲の上ホテルで昼食を摂った後、もと来た国道
197号線を引き返し、津野町高野から東津野城川林道を西進。林道のほうが併走している県道48号より
道幅も広く、四国カルストへのアクセスはこちらを通っていると添乗員さんが行っていた。
ほとんど2車線だが、眺めのいい箇所が1.5車線になっていて、バスと観光客の車は待避所で避けるしかない。
四国カルストの成り立ちを調べると、四国カルストの誕生はなんと約3億年前に遡るらしい。赤道付近で誕生
した海底火山の噴火が約2億5千万年前に終息し、海底火山の山頂付近にさんご礁が発生、堆積し、石灰岩地層
が誕生。約1億5千万年前、石灰岩地層は地球規模のプレート移動によって海溝に沈み込むが、約200万年前
の四国山地の隆起によって地上に露出。雨水による溶食でカレンフェルトやドリーネなどのカルスト地形が形成

カレンフェルト(独語):雨水の溶食により石灰岩台地の表面に生じる溝状の地形をカレンといいい、カレンが
発達すると、石灰岩体は個々の石灰岩柱に分離し、規則性をもって岩柱岩柱が配列する地形のこと。

ドリーネ(独語):石灰岩地域でみられるすり鉢状の凹地。溶食作用や、地下の石灰洞の拡大による地表の
陥没で生じる。

添乗員さん一押しの絶景スポットで撮影
(高知県津野町の天狗高原と愛媛県久万高原町姫鶴荘のほぼ中間地点)


前に見える真っ黒な雲が雷雲でないかと添乗員さんがラジオで確かめていた。
(雷だとラジオにガーガーという雑音が入る)


風車の奥に見えるのが姫鶴荘。

この風車の方をズームすると


右端の上から3分の1の所をズームすると

牛がいる。
この放牧された牛がいるおかげで露出している石灰岩が草で覆われないので、観光客宇を楽しませることができると
添乗員さんが言っていた。






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