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みなさん、こんにちは。
以前、このブログにて中高年女性のダイエットについてお話ししました。
http://blog.goo.ne.jp/goohc_drhayashi/e/a5c73c956a608b5868774018928dfc1a
その時は、女性ホルモンの変化による中高年女性のダイエットの難しさについて書かせていただきましたが、
今回は中高年男性におけるダイエットについてお話いたします。
まず、男性は“テストステロン”という性ホルモンが存在します。
“テストステロン”とは、精巣で作られる男性ホルモンのひとつで、
筋肉や皮膚を構成するたんぱく質の合成を促進する働きがあります。
しかし、このテストステロンの分泌量は加齢に伴って低下し、
この低下が生活習慣病・メタボ・糖尿病などの発症に関係しているようです。
また、テストステロンの低下は、脂肪代謝のみならず筋力の代謝にも影響を及ぼし、
加齢に伴う筋肉の低下を意味する用語で老年症候群のひとつである“サルコペニア”と併発していくことも考えられます。
ただし、未だにテストステロンの捕求が女性ホルモン療法ほど進んでいないため、
テストステロン製剤を飲んで予防することができません。
これは前立腺刺激作用といった副作用があるためです。
さらなるテストステロン補給により、
筋力維持によるダイエットが中高年男性の間で確立されることを望みます。
では。
みなさん、こんにちは。
残暑が厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は男性のダイエットについてお話ししたいと思います。
当院における男性患者の占める割合は約15%ですが、
そのほとんどがメタボリックシンドロームに相当します。
しかし、私のこれまでの経験から、
男性のダイエットは女性のダイエットより成功率が高いようです。
その理由としては、
1.男性には生理がないため、過食に走らない
以前記述した「生理とダイエットの関係」でも言及したとおり、女性のダイエットは
生理が大きく影響します。男性は生理のようなホルモンの変動をうけないため、
食欲の大きな変化も起きにくいと考えられます。
2.男性はストレスが加わると食欲が低下する
こちらも女性にとってはよくお分かりになることかと存じますが、女性は男性に比べ、
ストレス状態に陥ると、その解消法として過食になる傾向が高いと言えます。
3.意外に無理ができる(自分のペースで半断食ができる)
上記の理由からも、女性に比べ、食欲のコントロールがききやすいと言えます。
ただし、当院ではおすすめしていません。
4.自分の力だけで痩せられるというプライドがある
様々なダイエット法に頼らず、自身で痩せられるという意識が高いように感じます。
また、ダイエットを多種試している方ほどリバウンド傾向が高いことは以前のブログ
記事「リバウンド」でも言及しています。
一方、難しい面としては以下のような事項が挙げられます。
1.糖尿病の既往があると痩せにくい
男性のほうが内臓脂肪がつきやすく(筋肉量が多い分、エネルギー源である内臓脂肪を
貯蓄しやすい)、糖尿病のリスクが高いとされています。
2.飲酒がやめられない
これは仕事付き合いなども考えられますが、女性の過食に代わって、男性のほうが
飲酒にストレス解消を求める傾向がやや高いようです。
一人ひとり、適したダイエット方法は異なりますが、
このように性別によっても、効率的なダイエット方法は異なると言えます。
まずは自身の体を把握し、自分の体質や生活に合った
適切な方法を取捨選択することが大切です。
では。
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