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みなさん、こんにちは。
日頃、運動はされていますか?
なかなか日々の生活に運動をとり入れるのは大変かと思いますが、
当院では、体内に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させる“有酸素運動”をおすすめしています。
有酸素運動というと一般的にジョギングが知られていますが、
他にも水泳やエアロビクス、サイクリング、ウォーキングなどが挙げられます。
本日はその中でもウォーキングについてお話ししたいと思います。
ウォーキングの目安として“1日1万歩”が目安とよく言われます。
しかし、1日1万歩ただ歩くだけでは消費エネルギーは約300kcalほどですので、
何もしないのとほぼ変わらない結果になります。
そこで、当院の患者様には以前紹介した「インターバル速歩」をおすすめしています。
インターバル速歩とは、ただ歩くだけではなく、
速歩(早歩き)とゆっくり歩きを交互に数分間ずつ行う運動で、
3分の速歩を5回または1分の速歩を15回、速歩が1日15分以上になるように歩きます。
これを、週4日以上行いましょう。
インターバル速歩の効果として、
・筋力向上
・下半身の筋力アップや筋持久力の向上
・最大酸素摂取量の増加
・ダイエット
が期待でき、実際に多くの患者様がこの方法でダイエット効果が出ております。
ただし、過体重の方は膝や腰に負担がかかりやすいのでくれぐれもお気を付けください。
また、特に今の時期は熱中症にならないために、必ず水分補給をしながら行ってください。
では。
みなさん、こんにちは。
梅雨が明けましたが、いかがお過ごしでしょうか。
連日の猛暑に加えて、エアコンなどによる室内外の気温差で
夏バテ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
夏バテを利用して体重を減らすことを“夏バテダイエット”と呼ぶそうです。
夏の暑さで食欲が落ち、体重が減少するのは一石二鳥と思われていますが、
これは真のダイエットではなく体調を崩す原因となります。
当院の患者様は、今の時期でも比較的元気に体重減少が進んでおられます。
その理由は、
①夏にこそしっかりバランスの良い食事を摂る
②よく睡眠をとる
③熱中症にならないように水分補給をしながらの運動
を薦めているからです。
夏バテしやすいこれからの時期、特に注意して頂きたいのは、
・ビタミンB1の補給(豚肉、レバー、うなぎ、玄米、豆類など)
・夏でも湯船に浸かること
・体を冷やさない温かいものを積極的に摂る、クーラーなどの室温管理
以上のことに気を付けて頂いて、
暑さに負けず健康的にダイエットに励んで下さいね。
では。
みなさん、こんにちは。
本日はビタミンDについてお話ししたいと思います。
ビタミンDは骨の形成に大きく関与している栄養素で、
紫外線の刺激により体内で合成されます。
欠乏すると大人の場合には骨軟化症、
子どもの場合はくる病を発症する可能性があると言われています。
また、高齢者になると骨粗鬆症などを引き起こす原因にもなり、
閉経後の女性は女性ホルモンの低下によりそのリスクが増大します。
近年では食の欧米化に伴う魚離れなど、
食生活の変化によるビタミンD不足も懸念されています。
先日「20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、
血中のビタミンD濃度が常に「欠乏状態」になっていた。」という記事を目にしました。
https://mainichi.jp/articles/20170712/k00/00e/040/241000c
この研究結果に関して、はっきりとしたことは申し上げられませんが、
研究チームによると、「直ちに病気になるわけではないが、
ビタミンDを含む食品で補ってほしい」との事でした。
ビタミンDは紫外線を浴びることや、製剤処方のほかに、食事からも摂取できます。
シラスや鮭などの魚介類、卵(卵黄)、きのこ類などに含まれますので、
上手に食卓に摂り入れ、ビタミンD不足解消を心掛けましょう。
では。
みなさん、こんにちは。
“オスモチン(osmotin)”という成分をご存知でしょうか?
オスモチンは野菜や果物に含まれる植物由来のペプチドでファイトケミカルのひとつです。
“ファイトケミカル(フィトケミカル/phytochemical)”とは、
植物由来の化学物質のことで、
主に植物の色素や香り成分、アクやえぐみ・辛味などに含まれています。
ファイトケミカルの中でもオスモチンは
トマト・ジャガイモ・トウモロコシ・ピーマン・サクランボなどに含まれており、
メタボリックシンドロームや糖尿病を予防する効果が期待できます。
そのメカニズムとして、
オスモチンにはアディポネクチンの受容体を活性化させる働きがあります。
アディポネクチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種で、
脂肪燃焼・抗炎症・動脈硬化の抑制・インスリンの働きをサポートする作用があり、
これによりメタボリックシンドロームや糖尿病など、
生活習慣病の予防に効果的とされています。
植物に含まれるオスモチンは人体のアディポネクチンと似た構造と働きをしている為、
オスモチンを体内に取り込む事でアディポネクチンの代役として働いてくれます。
つまりオスモチン含有の食物を摂取する事で脂肪と糖の代謝が促進され、
アディポネクチンと同様の効果を得る事が期待できます。
オスモチンは日常的に取り入れやすい食品に含まれておりますので、
是非、日々の食事に取り入れてみてくださいね。
では。
みなさん、こんにちは。
みなさんは「セカンドミール効果」という言葉をご存知ですか?
セカンドミール効果とは、
カナダ トロント大学のジェンキンス博士が1982年に発表したもので、
最初に摂る食事(ファーストミール)が、
次に摂る食事後(セカンドミール)の、
血糖値にも影響を及ぼすことを
「セカンドミール効果」と定義し、提唱しています。
つまり、1日のうちで最初に摂った食事内容によって、
2回目の食後高血糖を抑える効果が期待できるということです。
方法は、
・野菜、大豆など食物繊維が多く含まれる低GI食品を積極的に摂取する
・食べ順(汁物→副菜→主菜→主食)に気を付ける
ことを意識するだけです。
また効果は、
食後高血糖の抑制だけでなく、
満腹感が持続する、
糖質代謝が改善効果
などの効果も期待できるため、
ダイエットに効果的といえます。
ダイエット中の方はもちろん、
1回目の食事(ファーストミール)の食べ方によって、
2回目の食事(セカンドミール)以降の血糖値が変わるため、
糖尿病の方や生活習慣病予備軍と診断された方には
取り入れていただきたい食事法です。
では。
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