美容と健康に悩む人たちと共に歩む

メタボリックシンドローム(MetS)における脂質異常

みなさん、こんにちは。


今日は今シーズン一番の冷え込みで、
大阪では初雪も観測されたそうです。
大阪で11月中に初雪が観測されたのは
1989年以来24年振りとのことです。
今年の冬は寒くなるということなので、
早速その気配がしてきていますね。


さて、メタボリックシンドローム(MetS)の診断基準の中で、
脂質異常に関して、中性脂肪(TG)と
善玉コレステロール(HDL-C)しか取り上げていないのは
なぜでしょうか?


肥満症の方の多くはインスリン抵抗性がありますが、
インスリンが効きにくい状態では、
「リポ蛋白リパーゼ」という酵素の活性が低下します。

この酵素は肝臓から放出される脂肪を加水分解する
作用を持っています。

つまり、インスリン抵抗性のある肥満症の方の場合は
脂肪が分解されないまま血液中に漂ってしまうことになり、
これが高GT血症と低HDL血症を引き起こす原因となっているのです。

また、近い将来、以前このブログで取り上げた「sdLDL」も
診断基準に含まれるようになるかもしれません。


悪玉コレステロール(LDL-C)は、
遺伝的背景によって高値を示す人が
一定の割合でいらっしゃいます。(家族性高コレステロール血症など)


また、甲状腺ホルモンや女性ホルモンで、
悪玉コレステロール値は変化しますので、
MetSの診断基準からはずれています。

ですが、私は高コレステロール血症、高LDL血症を伴っているときは、
より冠動脈疾患(CAD)のリスクが高いとして、
MetSの診断基準から除外されるものではないと思っています。


MetSの診断基準は脂質異常の他にも、
内臓脂肪の蓄積や高血圧、高血糖などがありますが、
普段の生活習慣の改善が、第一の予防策になりますので、
生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか?


では。













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牡蠣

みなさん、こんにちは。


2013年流行語大賞の候補や、紅白歌合戦出場歌手も決定し、
今年も残すところあとわずかとなってきました。


さて、今回は「牡蠣」のお話をしたいと思います。

みなさん、、牡蠣はお好きですか?


牡蠣は一般的に「海のミルク」と言われておりますが、
ミルクと言われるほど栄養に富んでおり、
良質なたんぱく質、タウリン、グリコーゲン、亜鉛、
カルシウム、ビタミン類などを含んでいます。

貝殻は中国や日本などで古くから漢方素材として利用されています。


牡蠣の旬は冬時期のイメージがありますが、
牡蠣は便宜上大きく分けて、「真牡蠣」と「岩牡蠣」、
「地牡蠣」の3つに分かれ、今もっとも旬なのは、
「真牡蠣」です。


私は出身が広島ですので、幼少のころから牡蠣を食べていました。
しかし、生牡蠣は食べたことがなく、カキフライ、
酢ガキ、カキの土手鍋などを食べていた記憶があります。

今ではオイスターバーが増えてきているので、
生牡蠣を食する機会が多くあるようです。


ですが、生牡蠣を食する際に一番気をつけなければならないのが
「食あたり」です。

牡蠣の食あたりの下人は「ノロウイルス」で、
下痢と発熱、嘔吐が主な症状です。

予防策としては、「加熱と加熱時間」です。
牡蠣の中心温度が85度以上になった状態で、
1分間以上の加熱を行うことで、ノロウイルスの活動は
不活化すると言われています。

具体的には、沸騰したお湯で最低でも1~2分、
フライの場合は、180度前後の油で4分以上揚げることです。


できれば加熱した牡蠣を食した方が良いかと思いますが、
どうしても生で牡蠣を食べたい方は、
上記でお話をしましたように、食中りの可能性を
十分に理解をしておいていただければと思います。


では。









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正しいダイエットメソッド

みなさん、こんにちは。


日に日に寒さが増してきて、冬の気配を感じてきています。
気象庁によると、この冬は「雪多く寒い冬」に
なるのだそうです。

風邪対策、寒さ対策を万全に、この冬を乗り越えたいものです。


さて、今回半年以上の月日をかけて、
当院、DSクリニックが監修したダイエット書籍、
『ダイエット専門クリニックが教える!正しいダイエットメソッド』
(成美堂出版)が刊行されました。


この書籍は、日々ダイエット治療に携わってきた中での
豊富なデータとノウハウが詰まった、
「DS式ダイエット」と呼ぶことのできる一冊となっています。


「DS式ダイエット」の特長とは、
「無理をしない、リバウンドをしないダイエット」です。

このブログ内でも何度かお話をさせていただきましたが、
「3食きちんと食べること」や「目標は月に1~2kgの減量」など、
決して無理はせず、できることから始めていくということです。


特に内容の中心になっているのは、日々の食事です。
当院の管理栄養士とスタッフから募った、
100以上のレシピが掲載されています。

そのレシピも単にダイエットレシピとして掲載されているのではなく、
当院の患者様に多い、8パターンの食生活にあわせた内容になっており、
必ずいずれかのパターンに当てはまるようになっています。

その8パターンのなかから「外食中心の方」「飲み会中心の方」の
2パターンを例に紹介をさせていただきますと、
昨日の今日までの食生活が外食や飲み会中心の方が
ぱったりと今日から外食やお酒をやめることは難しい話です。

私自身もお酒が好きなので、ダイエットのために
今日からお酒を断つということは逆にストレスになってしまいます。

ですが、たとえば外食の際は、和食中心にする、
セットメニューを意識する、飲み会の際は、
お酒やおつまみの種類を低GI値、低カロリーのものに変える、
一日の総カロリーを意識するなど、いきなりやめるのではなく、
食生活を見直して、できる範囲で徐々に改善をしていくことが
DS式ダイエットの成功につながるのです。


この書籍にはそういった内容が盛り込まれています。


医師のみならず、管理栄養士、整体師、漢方薬剤師など、
渋谷DSクリニックにかかわるスタッフ全員の力があっての
書籍となっていますので、このブログをご覧のみなさんも、
もしよろしければお手にとっていただければと思います。


みなさんのダイエットのお力になれば幸いです。


では。


◆ダイエット専門クリニックが教える!正しいダイエットメソッド(成美堂出版)◆
http://www.dsclinic.jp/cnt/bookkansyu/










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プラセンタ療法

みなさん、こんにちは。


日に日に寒さが増していますが、
みなさんは風邪などひいていらっしゃいませんでしょうか?

今年の冬は例年より寒い冬となるそうです。
体調管理は気をつけておきたいものですね。


さて、更年期障害の治療法には、ホルモン補充療法(HRT)が
根本的な治療法だということは、みなさんよくご存知だと思います。

しかし、過去に一部のメディアで副作用の
懸念があるということが取り上げられ、
行き過ぎた解釈が生まれたためか、
日本でのHRTの普及率は低くなっています。


そこで、HRTの代替となる治療法として、
食事・運動療法、サプリメント、漢方薬などもありますが、
“プラセンタ療法”もひとつの選択肢であると思います。


“プラセンタ”という言葉は、TVや雑誌などで
よく耳にすることがあり、とても身近な存在になっています。


ご存知の方も多いと思いますが、
胎盤のことをプラセンタと言います。

プラセンタの薬効は古くから世界中で注目され、
とりわけ滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、
多数の漢方薬等にも配合されてきました。

古くは、クレオパトラやマリーアントワネットも
若返りや美容の目的でプラセンタを活用していたそうです。


当院でも8年前からプラセンタ注射を含め、
多くの患者様にこの治療法を行っておりますが、
プラセンタ注射を受けた後は献血ができなくなるというデメリットを除けば、
更年期障害の軽減の他、アンチエイジング、肩こりの軽減など、
プラセンタの効果・効能は多岐に渡ります。


経口のプラセンタ療法もあり、エキスの違いで
ヒトやブタ等はありますが、この経口法でも
十分効果はあります。


更年期障害の治療のみならず、プラセンタ療法は
新陳代謝の促進、ホルモンバランスの調整、
免疫・抵抗力を高める等、様々な薬理作用を持っていますので、
この療法を希望する方は、当院をはじめ、
プラセンタ療法を扱うクリニックへご相談されてみてはいかがでしょうか?


では。












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脂肪細胞の質的・量的障害

みなさん、こんにちは。


東京は今日も寒い一日ですが、
この寒さは今日で一旦落ち着くようですね。


さて、「体脂肪」と聞くと、とかく敵視されがちな存在ですが、
実は体脂肪は、人間の身体機能を維持するうえで重要な組織です。


その体脂肪が果たす役割とは、以下の通りです。

①摂取エネルギーが不足したときに、
脂肪組織中の脂肪を分解させて、
生命活動を維持するためのエネルギーを補給。

②体温を保つための断熱作用。

③内臓を正常な位置に保って保護をする。

④性ホルモンを分泌し、性機能の維持をする。


しかし、その一方で、質的障害・量的障害もあります。


まず「質的障害」とは、内臓脂肪の蓄積です。
内臓脂肪が蓄積すると、インスリン抵抗性となり、
HDLコレステロール値が下がり、中性脂肪値が上がります。
いわゆる「メタボリックシンドローム」です。


次に「量的障害」ですが、一番理解していただきやすいのは、
変形性膝関節症・股関節通・腰椎症といった、
整形外科的疾患です。


そしてこれらを一度に解消・解決するのが、
減量(ダイエット)なのです。

ただ、冒頭にもお話しましたように、
体脂肪は人体において重要な役割も果たしていますので、
その役割と適正範囲をきちんと理解をしたうえで、
減量を行っていくようにしましょう。


では。










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トランス脂肪酸

みなさん、こんにちは。


昨日に引き続き、本日もとても寒い一日ですね。
青森では32年ぶりの大雪となっているとのことです。


さて、最近ニュース等で話題になっている、
“トランス脂肪酸”をみなさんはご存知でしょうか?


“トランス脂肪酸”は、マーガリン、ファットスプレッド、
ショートニングに含まれている、不飽和脂肪酸を多く含む、
植物油精製の際の副産物です。


これらマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングには
数%~十数%のトランス脂肪酸が含まれていて、
摂取しすぎると心筋梗塞などの発症リスクが高まるとされています。


11月8日付のワシントン時事によれば、
米食品医薬品局(FDA)は、トランス脂肪酸を食品に用いることを、
原則禁止する規制案を提示しました。

米国では2006年にトランス脂肪酸の使用表示が義務付けられて以降、
使用量は減っているものの、今回はそれ以上の厳しい対象となりました。


一方、日本では特に規制はなく、これは日本人のトランス脂肪酸の摂取量が
全カロリーの0.3%と、米国の2.6%に対して少なく、
健康への影響は小さいとされているためです。

しかし、日本でもファーストフード、コンビニ等、
トランス脂肪酸の低減使用を心がけているところも増えてきていますが、
私たち自身でも食の欧米化に気をつけて、
健康的な日常生活を心がけたいものですね。


では。











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シンバイオティクス

みなさん、こんにちは。


本日11月7日は二十四節気で言うところの、
『立冬』なんだそうです。

つい最近まで暑い暑いと言っていた日々が
嘘のようですね。


さて、みなさんは“アンチバイオティクス”や
“プロバイオティクス”“プレバイオティクス”
をご存知でしょうか?


アンチバイオティクスは医療業界では抗生物質と呼び、
微生物によって作られ、病気の原因となるような
他の微生物や細菌の生育を阻止したり、
死滅させる物質を指します。


これに対してプロバイオティクスは、
腸管内の腸内細菌のバランスを整え、
異常状態を改善し、健康に良い影響を与えていくもので、
それを含む食品自体(ヨーグルトや乳酸飲料)を
プロバイオティクスと呼ぶこともあります。

また、このプロバイオティクスの働きを助ける物質のことを
“プレバイオティクス”と呼び、腸内で消化されにくい
オリゴ糖や食物繊維などがその代表的なものです。


つまり、プロバイオティクスとプレバイオティクスを
同時に摂取すれば、 より健康増進効果や、
便秘の改善によるダイエット効果に良いということです。


このように、プロバイオティクスとプレバイオティクスを
同時に摂取すること、または、両方を含む食品などを
“シンバイオティクス”と呼んでいます。


今回は似たような響きの言葉の羅列になってしまいましたが、
腸内環境を整え、より良いダイエット効果を導くには
覚えておいたほうが良い言葉ですね。


では。














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吾唯足知

みなさん、こんにちは。


今日の東京は朝から清々しく、気持ちのいい日となっています。


さて、みなさんは京都の龍安寺に
行かれたことはありますでしょうか?


龍安寺の蹲踞(つくばい:茶室の庭先にある石の手水鉢、
つまり、手を洗うところ)には
『吾唯足知』という有名な言葉が刻まれています。

この言葉は「われただをしる」と読み、
「欲張ることなく、今の自分を大切にしなさい」という意味や、
「足る事を知る人は不平不満がなく、心豊かな生活を
送ることができる」という意味があるようです。


この『吾唯足知』を自己流に考えてみると、
私自身50歳を過ぎて、食に対しての欲はさほどないのですが、
ダイエットに対してはあと2kg減量しようと考えています。

自分自身に対して、「食に欲張らず、満腹まで食さず、足るを知る」

このことがこの『吾唯足知』から感じられました。


ダイエットに励んでいる方に、『吾唯足知』という言葉を
エールに送りたいと思います。


では。








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small dense LDL(sdLDL)

みなさん、こんにちは。


三連休はあいにくの天気が続きましたが、
みなさんはどのように過ごされましたでしょうか?

この連休は紅葉が見ごろの地域もあったようですね。


さて、メタボリックシンドロームにおける血液検査の実施結果により、
特に高中性脂肪血症(高GT血症)は、インスリン抵抗性が主な原因となり、
“小型LDLコレステロール”や“レムナントリポ蛋白”といった、
動脈硬化を非常に起こしやすい脂質の増加と
関連していることがわかっています。


みなさんは、HDL(善玉コレステロール)や
LDL(悪玉コレステロール)という言葉を
TVのCMなどで聞いたことがあると思います。

コレステロールの中でも特に問題となるのは
LDLコレステロールで、コレステロールを全身に運ぶ
リポ蛋白のひとつです。

LDLコレステロールには様々な大きさのものがあり、
最近の研究などで注目されているのは、
LDLコレステロールの中でも粒子が小さく比重が大きい、
小型LDLコレステロールで、「small dense LDL(超悪玉コレステロール)」と
呼ばれているものです。


sdLDL小型であるがために、血管壁に入り込んで停滞するため、
酸化を受けやすく、動脈壁内に沈着し、動脈硬化の原因となると考えられています。


このsdLDLは、糖尿病や高血圧、肥満などが原因で増加します。

sdLDLを減少させるには投薬という方法もありますが、
ダイエットをすることも薦められています。

3ヶ月で3kg程度の緩やかな減量でも、
血中の中性脂肪値や、LDLコレステロール値が改善され、
sdLDL減少にもつながるのです。


ダイエットは単に痩せるだけではなく、
動脈硬化や生活習慣病などの疾病予防においても、
良い結果、効果をもたらすということですね。


では。








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