美容と健康に悩む人たちと共に歩む

ノセボ効果

みなさんこんにちは。

みなさんは「ノセボ効果」という言葉をご存知でしょうか?

アメリカ・ファイザー製の新型コロナワクチンの臨床試験で、プラセボ群(全く有効的な成分が入っていない偽薬)として0.9%の生理食塩水を摂取し、その副反応についてチェックしました。

すると、プラセボ群ではワクチンの副反応が出現する可能性は理論上ないはずですが、プラセボ群の3人に1人は疲労感や頭痛を訴えたそうです。

こうした現象を「ノセボ効果」と呼びます。つまり、「ワクチン接種が疲労感や頭痛などの副反応を引き起こすかもしれない」と不安に感じていると、プラセボ群での接種だったにも関わらず、疲労感や頭痛を感じるということです。

この逆が、よく知られる「プラセボ効果」です。

日本でも新型コロナワクチンの接種が広く開始されましたが、副反応に関する情報は知っておくことが大切です。

ただし、「ワクチンを接種することによって得られる利益は、発生しうる副反応のリスクに勝る」ということを、さらにそれらの副反応は接種する本人の気持ち次第ということもあり得るということを理解していただければと思います。

リラックスして、たとえ副反応が出たとしても治療法がある、と信じる心持ちで接種していただきたいと思います。

では。

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朝食欠食と月経痛

みなさんこんにちは。

まだまだ朝食を欠食する女性は多いと感じており、最近、京都ノートルダム女子大学・藤原智子氏の文献「朝食欠食と月経痛〜食生活様式の乱れによる体内時計と性機能障害〜」を読ませていただきました。

藤原氏によると、朝食欠食する方は月経痛が強く、便秘になりやすいという結果報告とともに、月経周期異常も出現しやすいことも述べられています。

「朝食欠食は日内リズムに干渉し、生殖機能に悪影響を及ぼす」とも述べられていました。

私もこの文献には賛同させていただき、今回紹介させていただきました。

 

朝食を摂取することは、交感神経・副交感神経の転換に重要で、ダイエットする上でも大きく影響します。

同時に、女性のダイエットを考えるということは、生殖機能についても十分配慮しなくてはならないと考えています。

改めて、特にダイエットを行う女性にとっての朝食の重要性を痛感させられました。

 

では。

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コロナワクチン接種時の注意点(トラネキサム酸、ピルを服用されている方へ)

みなさんこんにちは。

現在、高齢者への新型コロナワクチン接種が進んでいます。

いずれ中高年〜若い方へのワクチン接種の順番が到来します。

本日は特に女性に対するワクチン接種の注意点について、投稿させていただきます。

 

女性については、ワクチン接種後の「血栓症」について、それほど確率は高くないですが、2つのことを覚えておいていただければと思います。

 

「トラネキサム酸」:肝斑やシミの治療で一般的に常用されている薬です。美白効果だけでなく、止血剤として使用されています。

「ピル」:この薬も血栓症のリスクをやや高める可能性があります。欧米では数%でワクチン接種後に発症しているという報告があります。

 

ワクチンはファイザー社製が主流で、これらに関する報告はありませんが、ジョンソン&ジョンソン社製においてピルによる血栓症があるようです。

 

厚労省からはまだこれらの注意はされておりませんが、トラネキサム酸については1回目のワクチン接種の2日前〜2回目のワクチン接種の3週間後までは休薬された方が良いかと思います。

また、ピルとトラネキサム酸の併用は注意喚起されているためいらっしゃらないことと思いますが、ピルを服用されている方は、ワクチン接種についてかかりつけ医に相談された方が安心です。

 

以上、ご参考になさってください。では。

 

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ジャガイモ

みなさんこんにちは。

これから旬を迎える野菜の一つに「ジャガイモ」があります。

ジャガイモには炭水化物やビタミン類などの栄養素が多く含まれますが、その中でもジャガイモに特に多く含まれる「オスモチン」は、アディポネクチン類似作用があるとされ、"野菜のアディポネクチン"とも呼ばれています。

このオスモチンは、抗血糖作用、動脈硬化の進展を抑えるなど、生活習慣病の予防に良いとされています。

しかし、最近の農林水産省の報告では、このジャガイモによる食中毒が散見され、ジャガイモの調理や保管について喚起しています。

この食中毒の原因は、ジャガイモの芽に存在するソラニンやチャコニンという天然毒素で、吐き気・下痢・嘔吐・腹痛・頭痛・めまいなどの症状が出ることがあります。

これを予防するためには、

  • 緑色の芽が出たジャガイモは買わない
  • 家庭で長期間保存しない
  • ジャガイモは涼しくて暗い場所で保管する
  • 調理するときは芽の部分とその周囲を取り除く

そのほかの詳細は、農林水産省のHPをご参照ください。

正しい保管・調理で、美味しくいただける野菜なので、心配は無用です。

旬の野菜をぜひ食事に取り入れてくださいね。

では。

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