美容と健康に悩む人たちと共に歩む

不眠症とダイエットの関係

みなさん、こんにちは。

もう7月も終わり、夏真っ盛りですね。


最近、多くの患者様のダイエット療法をしていて気になることがあります。

多くの方は食事療法と運動療法だけでダイエットは成功すると考えていますが、
そこには盲点があります。


「毎日一生懸命、食事療法はやっているのに体重の減少が得られない」
という質問を受けたら、私はいつも『よく寝ていますか?』という質問をします。

すると、"1日2~3時間しか寝ていない"…など、睡眠が足りていない方が多いのです。

理由としては仕事やそのストレスで考え事をしていて眠れない、
というパターンが多いようです。


「起きていても食べていないのに、なぜ?」とか、
「起きている方が消費カロリーが多いので痩せるのでは?」という様々な質問が
挙がりますが、私は一日最低でも5~6時間の睡眠をとらないと痩せないし、
むしろ太ると指導しています。

その理由としてはダイエットと密接に関係するホルモンの影響があります。

すでに睡眠の重要性については本ブログでも記載しましたが、
睡眠とダイエットには以下のホルモンが大きく関係しています。


1.コルチゾール…睡眠不足の状態はストレスです。
そのストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが分泌され、
脂肪を溜め込む作用があります。

2.グレリンとレプチン…睡眠時間が短いと、食欲を刺激する「グレリン」という
 ホルモンの分泌量が増え、逆に食欲を抑制するホルモンの「レプチン」の
 分泌量が減ります。つまり起きていると食べ過ぎになる傾向があります。

3.成長ホルモン…寝ている間にこの成長ホルモンが分泌され、脂肪分解作用が促進されます。


暑くて寝苦しい夜が続きますが、心当たりのある方は、
まず生活習慣の改善を心がけていきましょう。


では。






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鰻(うなぎ)

みなさん、こんにちは。


暑い日が続いていますね。

以前も、旬の食材がもつ栄養素はその季節特有の
体の不調を解消してくれると書かせて頂きましたが、
今回は夏バテ防止のイメージが強い食材、
「鰻(うなぎ)」について取り上げたいと思います。


うなぎと言えば「土用の丑の日」ですが、
今年の夏における土用の丑の日は7月27日(金)です。

そもそも、"土用"とは四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前約18日ずつの期間を指し、
そのうち十二支が丑となる日が「土用の丑の日」だそうです。


土用の丑の日に鰻を食べる習慣の由来は諸説あるようですが、
商売がうまくいっていない鰻屋が、
「丑の日に"う"がつく食べ物をとると夏負けしない」という言い伝えから
『本日丑の日』という打ち出しをしたところ繁盛し、
他の鰻屋もそれを真似ていった…という、
1820年代当時の話題を集めた文書に記載されているものが通説のようです。

実際に当時は"う"のつく「梅干し」や「瓜」を夏に積極的に食べる習慣もあったようで、
確かに、梅干しのクエン酸や、瓜のビタミンCは夏に欠かせない栄養素と言えます。



鰻には、以下のような栄養が含まれています。

ビタミンA…美肌
ビタミンB2…疲労回復
ビタミンE…抗酸化作用
DHA・EPA…動脈硬化予防

夏の美容に嬉しい栄養素が揃っていますね。


脂肪分がやや多い食材ではありますが、
鰻の脂肪は不飽和脂肪酸を多く含みコレステロールを低下させる働きがあります。

ただし、甘辛いタレはやはり高カロリー。

自分で調味する場合は気をつけたいですね。


みなさんも鰻を食べてこの暑い夏を乗り越えていきましょう。


では。





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diet(ダイエット)の語源

みなさん、こんにちは。


今回は、今では常識的に使用されている
「diet(ダイエット)」という言葉の語源についてお話ししたいと思います。


「ダイエット」は英語の"diet"の音訳であり、
英語では「減量を目的とする食生活・食事療法」のほか、
「(日常的に口にする)飲食物」を意味します。


つまり、ダイエットとは本来、
「健康的な体型になるための食事療法または食事そのもの」を指す言葉なのです。

"肥満者が食事療法によって体重を落とすこと"のみを指すのでなく、
"痩せすぎの人が太って健康になること"もダイエットと言うそうです。

この語意からも、日々の食事が健康に及ぼす影響の大きさが分かります。


さらに英語のdietには同綴異義語があり、「国会」という意味もあります。

これは「日程」「日々の勤め」等の意味をもつラテン語の"dieta"に由来するそうです。



語源を辿ると元来の意味が読み取れて興味深いものですが、
dietは「日々の食事」「国会」という語源をもつ言葉ということから、
政治も体重調節のダイエットも、日々の努力の積み重ねが
大切であることがうかがえますね。



では。





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ビール

みなさん、こんばんは。

東京も梅雨明けして暑い毎日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


さて、今回はビールに含まれるプリン体や尿酸値について
お話したいと思います。


暑い日は仕事の後のビールが美味しく感じられますが、
アルコール飲料は飲んだ量以上に尿として水分が排出されてしまう上、
中でも特にビールは「尿酸値」を上げてしまいます。

健康な方は問題ないのですが、健康診断等で尿酸値が高いと言われる方については、
夏は他の季節よりも尿酸値が高くなり、
“痛風”の発作を引き起こしやすい時期であると言われます。


では、この尿酸とはそもそも何でしょうか?

「プリン体」という名称をよく耳にするかと思いますが、
このプリン体とは細胞の核の成分で人の体内にもあり、
レバー・タラコ・えび・あん肝など、身近な食品にも多く含まれます。

このプリン体が体内の新陳代謝によって分解されてできたものが尿酸です。


通常は、体内で作られる量/排泄される量がバランスよく保たれていますが、
プリン体の過剰摂取などで尿酸が作られやすくなったり排泄機能が低下した場合に
尿酸値が上がってしまいます。



正常な血中の尿酸値は男性で3.7~7.0mg/dl、女性で2.5~7.0mg/dlです。

“痛風”(高尿酸血症)は、特に足の第一関節に発症することが多く、
症状としては発赤・腫脹・疼痛が主な症状です。

圧倒的に男性に多く、尿酸値が9.0mg/dl以上になると発作が出現することが多いようです。


痛風の予防に肝要なのはやはり日々の食事です。

以下の点に気をつけましょう。


①プリン体の含まれる食品の摂取は控える
②ビールは、プリン体カットのものや発泡酒を選ぶ
③肉・魚を控え、植物性タンパクを摂取する
④野菜をしっかり摂る


本格的な夏の到来、体調に気をつけて乗り切っていきましょう。


では。





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準備運動(ウォームアップ)

みなさん、こんにちは。


関東は本日、梅雨明けとなったようです。

いよいよ夏本番、熱中症には十分に気をつけましょう。



さて、先日私はプロ野球の試合を観戦するため横浜スタジアムに行きました。

実は試合の始まる2時間も前から入場していたのですが、これには理由があります。

プロ野球選手が試合前に行なう「準備運動」を見るためです。

ちなみに、選手たちが行なっていたのはストレッチ・ランニング・
バッティング・守備練習でした。


準備運動は何のために行なうのでしょうか?

試合に100%の力を出すために当然のことではありますが、
"試合中のケガや体調不良を防ぐため"でもあると考えられます。

ダイエットで運動療法を行なう際でも、
この準備運動における有用性があると改めて感じました。

特に、日常的にあまり運動しないという方が体を動かす際には注意して頂きたいと思います。



ダイエットにおける運動療法では、準備運動=「ウォームアップ」と、
運動後の整理運動=「クールダウン」という言葉を使用します。

それぞれの働きを以下に記載します。


いずれも、方法としてはストレッチのほか、ウォーキングや軽いジョギングなどが適しています。



■ウォームアップ

人間の血液循環のスピードは、体内を一周するのに安静時では約70秒のところ、
最大運動時には約6秒にまでなるとされています。
そのため、急に激しい運動を行なうと血液の循環がこれに応じきれず、
酸素不足や血圧の急上昇を招く危険性が高まります。
事前に軽い運動を行ない血液の流れを促進することで、上記のリスクを軽減します。
最低5分間は行なうことが理想的です。


■クールダウン

運動中は主に筋肉のポンプ作用によって血流が促されていますが、
急に運動を止めるとこの血液が心臓の作用だけによって循環されることになり、
心臓に大きな負担がかかり、一時的に末端部分がうっ血状態になる可能性もあります。
このことから、運動後には軽い運動で緩やかに脈拍を正常値に戻すことが
望ましいとされています。最低2~3分は行いましょう。


運動の際にはウォームアップとクールダウンを忘れずに行ない、
さらに今の時期は特に水分補給も十分に行なうことが大切です。

夏バテしない体力づくりのためにも、日常的に運動を取り入れていくことをおすすめします。


では。





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塩分の摂取について

みなさん、こんにちは。


まもなく梅雨明けとなる時候ですが、
気温も上がり蒸し暑い日が続いていますね。


さて、今回は「塩分」の摂取についてお話ししたいと思います。

最近、夏本番に向けて塩入りの飲料などが多く発売されていますが、
日本人は塩分摂取量に十分な注意が必要です。


現在の日本人の平均食塩摂取量は約11gですが、
2010年に日本人の食事における摂取基準が改訂され、一日のナトリウム摂取量の目標値は
男性9g未満、女性は7.5g未満と従来よりも低く設定されました。


日本は昔から塩分の摂取量が多く、世界の中でも「減塩後進国」と言われています。

1950年代の日本人の塩分摂取量は、一日平均20gもあったそうです。

背景には、日本人の食文化には味噌・醤油などの塩を使った調味料が
多く使われているということが大きく影響しています。



塩分は人間には欠かせないものであることは言うまでもありませんが、
塩分を摂り過ぎた場合、高血圧やむくみの原因となり、
動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めます。

さらには腎不全や不整脈を引き起こす要因にもなり得るため、日々の食事で注意することが肝要です。


逆に塩分を摂らなかった場合に起こりうる症状としては、ナトリウムの不足により
全身倦怠感・脱水症状・筋肉の痛み・ひどいときには昏睡状態になることがあります。


これからの夏の時期、汗により塩分が失われがちなため、
一般には塩分をよくとるようにと言われます。

しかし、先述のように現代の日本人の食事で塩分が不足するようなことは滅多にありません。



今年の夏も引き続き節電が行なわれるかと思います。

熱中症にならないよう十分に水分を補給することは大切ですが、
夏だからといって塩分を多く摂取する必要はありません。

それよりも、食欲が落ちてしまう傾向にある夏、
バランスのとれた食事をきちんと3食とることのほうが大切です。



では。





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アーモンド

みなさん、こんにちは。


夏らしい陽気になってきました。

気温の上昇に伴って食欲が低下しがちという方もいらっしゃるかと思いますが、
季節の食材を楽しみながら、バランスのとれた食事を心がけましょう。


さて、今回は「アーモンド」の栄養価についてお話ししたいと思います。

高脂肪でダイエットには不適と思われるアーモンドですが、
古代ローマやギリシャでは薬として使用されていたと言われるほど、
実は非常にバランスのよい食品です。

特徴的なものとして、以下のような栄養素が挙げられます。


■ビタミンE
抗酸化作用をもつビタミンEの含有量は、食品の中でも群を抜いています。
活性酸素による体細胞の酸化を防ぐことで、生活習慣病のリスク低下や
アンチエイジング効果が期待できます。


■オレイン酸
アーモンドの脂質のうちおよそ7割は、不飽和脂肪酸のオレイン酸です。
不飽和脂肪酸には中性脂肪やコレステロールを下げる働きがあり、
オレイン酸はその中でも最も酸化されにくく、善玉コレステロールを
維持しながら悪玉コレステロールを減少させ、高血圧・動脈硬化の予防に役立ちます。


■食物繊維
不溶性の食物繊維が多く含まれているため、整腸を促します。
また、噛み応えが十分にあるため、満腹感が得られやすい食品とも言えます。


■その他
ビタミンB、ポリフェノール、アミノ酸、ミネラル、鉄など


このように、アーモンドには小さな粒にぎっしり栄養が詰まっています。

実際に慶応大学の井上先生の研究でも抗糖化作用が認められ、
ダイエットにも適した食物であることがわかったようです。


ただし、過度の摂取やアーモンドチョコなどは、言わずもがなダイエットには不適です。

ついつい止まらなくなってしまうこともあるので、
食べるときは量に気をつけましょう。(目安として、15粒で90kcal程度です)


では。






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笹の葉

みなさん、こんにちは。


今週土曜は七夕ですね。

七夕と言えば、思い起こすのは"笹の葉"。

今回はこの笹の栄養成分についてお話したいと思います。



笹の葉の中でも、健康に良いとされているのが"熊笹"です。

七夕で使われる竹笹とは異なりますが、日本中で見られる非常にポピュラーな笹です。

もともとは葉の周りに白い隈取りができることから"隈笹"と名づけられたそうですが、
冬眠から目覚めた熊が食べることに由来する、俗称の"熊笹"が一般的です。


黒姫山麓などで風雪に耐えて育ったものほど上品質とされ、
抗菌力が強いことから、古くから笹団子・笹餅・ちまき・笹寿司などに用いられ、
食品の保存や風味向上に利用されてきました。


熊笹の主な栄養素は「葉緑体」「クマザサ多糖体」「アミノ酸」の3つです。


「葉緑体」…葉の約80%で構成され、造血作用や血液浄化の効果があります。

「クマザサ多糖体」…細胞膜を強化し、免疫機能を活性化する効果があります。

「アミノ酸」…熊笹には牛乳や米の2倍ものアミノ酸が含まれていると言われています。


その他の効能として

・糖尿病の予防

・高血圧の予防

・胃や腸内環境の正常化

などが挙げられ、ダイエットにも効果が期待できると言えます。


そのまま葉を摂取することは難しいですが、上記のような効能が注目され、
近年ではお茶やサプリメントが多数発売されています。

補助食品のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。


では。







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血圧について

みなさん、こんにちは。
7月に入り、2012年も早いもので折り返しとなりました。

7月と言えば“七夕”ですね。
ここのところ、毎年七夕の夜は雨や曇りが多く、天の川を見ることが出来ていないように感じます。

梅雨時期というのもありますが、今年こそ天の川が見れると良いですね。

また、この時期になるとお子さんをお持ちのご家庭では、夏休みの計画なども立てられているのではないでしょうか?

海水浴やバーベキュー、花火大会など、夏ならではの催しものが満載の夏休み。

食事の面でも、ついつい開放的な気分になりがちですので、くれぐれも“暴飲・暴食”にはご注意下さい。


さて、本日は定期健診や健康診断などでも測定されている【血圧】についてお話したいと思います。

血圧とは、心臓と血管が大きく関わっているのですが、そもそも心臓は、体全身に血液を送り出すポンプのような役割を果たしています。
そして、血液を送り出す際に血管中に加わる圧力を【血圧】と呼びます。

血圧を測られた際に「上が○○/下が○○」とよく耳にしますよね。

これは、血圧には、心臓が収縮して血液を体内に送り出す際の圧を“収縮期血圧(最大血圧)”、逆に、心臓が拡張して血液が入り込んだ時の圧のことを“拡張期血圧(最小血圧)”と言うため上記のような表記が使われます。

この血圧測定を行うことで、血流の状態や心臓の収縮力、循環器系が正常に機能しているのか?など目には見えない体の内側を調べることができるのです。

私自身も、40歳を過ぎてからではありますが、自分の身にいつ何が起こるか分かりませんので、定期的に血圧の測定をするようにしています。

血圧は、時間があれば朝夕と同じ時間を決めて測定していきます。
本来は、水銀と聴診器を利用している血圧計がベストですが、一般的にはなかなか手に入りにくいので市販されている血圧計をお使い下さい。
(統計的に、市販の血圧計と比べた場合に、若干、血圧が高く表示されることがあるようです。)

上記でも述べたように、収縮期(最高血圧)と拡張期(最低血圧)とありますが、この差を脈圧と呼び、血圧は135/80 ・・・など  脈圧60くらいが理想的といわれています。
また、このような血圧測定ではどの様なことが分かるのでしょうか?




高血圧の場合
■メタボリックシンドローム
■動脈硬化
■腎臓や内分泌系の疾患  など

こちらは一部ですが、上記の発症リスクが挙げられています。

また、低血圧は若い女性に多いようですが、主な原因としては栄養不足や痩せすぎなどが挙げられています。
では、どの様な症状が挙げられるのでしょうか?

低血圧の場合
■心不全
■貧血
■頭痛
■めまい
■不整脈  など



普段から、定期的に血圧を測られるといった方はとても少ないと思います。

自身の体のSOSには、なかなか気づきにくいですが、いつまでも健康でいる為、体の内側で起こっている危険信号を察知する為にも定期的に測定することをオススメいたします。




では。




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