goo blog サービス終了のお知らせ 
美容と健康に悩む人たちと共に歩む

閉経

みなさんこんにちは。

女性が性成熟期の終わりに達し、卵巣の活動性が低下し、月経が永久に停止した状態を閉経といいます。月経が停止した状態を閉経と診断することは難しいため、12ヵ月以上の無月経を確認することによって判定します。

日本人女性の平均閉経年齢は49.5歳と報告されています。また、閉経の前後5年の10年間を「更年期」と呼び、この時期にエストロゲン(女性ホルモン)の低下から、自律神経失調症状、特にのぼせ・ほてり、発汗といったいわゆるホットフラッシュと称される血管運動神経障害様症状が早期に出現すると言われています。続いて、抑うつ・不安・不眠などの精神神経症状、その後、脂質異常症や動脈硬化・骨量低下・骨粗しょう症・認知症が起こると言われています。

ダイエット面においても、年齢による基礎代謝の低下と閉経によるエストロゲンの減少により、この年代は肥満傾向になる方が多いようです。

更年期には今一度食事量やバランスに注意して、適度な運動をはじめてみるのが良いでしょう。

では。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


ラグビー日本代表選手の食事

みなさんこんにちは。

 

ラグビーW杯、9月28日の日本×アイルランド戦、続いて昨日の日本×サモア戦はご覧になりましたか?

日本は4年前の対南アフリカ戦に続いて、強豪アイルランドに対して大金星をあげました。私もテレビ観戦しましたが、日本の選手はアイルランドの選手と同等にスクラムもパスワークもしっかりと、さらには反則もなく素晴らしい試合をしました。

そこで、彼らはどういう食生活をしているのかと調べてみました。

アスリートであり、食事の量は一般に比較して多いのは当たり前ですが、試合前の炭水化物の摂取の仕方に特徴がありました。試合3時間前におにぎりを2個、直前にサンドイッチやおにぎりを1個食べているそうです。糖質は急速にエネルギー源として使えるためです。

日常での良質なタンパク質の摂取、試合後の消化吸収のよい食べ物を取るなど、ラグビーの試合でベストパフォーマンスを演出するために非常に気をつかっていることがわかりました。

ダイエットをしている方にも少し見習える部分があるのでは、と、努力しなければ体は作られない、と思える今日この頃です。

 

では。

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


医療用コルセット

みなさんこんにちは。

 

4年前、私は突然腰痛に見舞われ、整形外科でレントゲン、MRI等の検査を受け、投薬とリハビリを受けました。

診断は「腰椎椎間板ヘルニア」で、腰に医療用のコルセットをつけて生活することになりました。その期間は6か月ほど。

その後に健診で腹囲を計測してみると、86cmあった腹囲が82cmと、4cmも減っていました。この間にダイエットはしていません。

ネットで調べてみると、確かに医療用コルセットダイエット、たるものもありました。

しかし、なぜ腹囲が減るのか、その原因を考えてみると、やはり腹筋・背筋が痩せることによる腹囲の減少であろう、と気づきました。となると、ダイエットとしてはあまり良い方法ではないですね。

現在は腰痛は改善されてコルセットはしていませんが、腹囲は82cmをキープしています。

不思議なことが起きているな、と自分でも驚いています。

 

では。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


DPMD

みなさんこんにちは。

「DPMD」と言われても、最近は略語が多いし、何のことなのか分かりませんよね。

DPMD(Defecation Posture Modification Device)は、排便時の補助ツールとして排便時の姿勢を変えるもので、今欧米で見直されています。

簡単に言うと、DPMDは洋式トイレの便座に座り、足台に足を乗せることで、スクワットポジションになるよう設計されています。やや足の位置が高くなり、しゃがんだような姿勢になります。このポジションで恥骨直腸筋が緩み直腸肛門角が鈍角化することで排便しやすくなるということです。

日本では今少なくなっていると思いますが、和式トイレの良さを見直す知見とも感じます。

このDPMDで残便感のない完全な排便感が増加し、排便時のいきみも減少するようです。

排便困難な時は、洋式トイレに足台を置いてみてはいかがでしょうか?

では。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


メラトニン

みなさんこんにちは。

睡眠中に目が覚めて、空腹を感じ何か食べたいと思わないのはなぜでしょうか?

私たちは、起きている間に朝食を食べて、空腹を感じて昼食を食べて、さらに夕食を食べます。これは「メラトニン」とインスリンの相互関係があるためです。

メラトニンは、脳の松果体から夜間に分泌される物質で、エネルギーバランスの制御を行っています。このメラトニンとエネルギー代謝の相互関係で、日中摂食時にはメラトニン分泌は低下し、一方でインスリン分泌が増加し、肝臓では解糖・グリコーゲン合成・白色脂肪組織合成などが行われます。

夜間、空腹時にはメラトニンの分泌が増加し、インスリン分泌は低下します。そのため膵臓からグルカゴンが分泌され、空腹時の血糖が維持されています。肝臓ではグリコーゲンが分泌、糖新生が発生しており、白色脂肪組織は分解されます。そのため、夜間は摂食しなくても空腹を感じないのです。

しかし夜間に睡眠を取れないシフトワーカーや、夜中にパソコンやスマートフォンでブルーライトを目に入れ過ぎるとメラトニンの分泌低下を招き、糖尿病や肥満のリスクが高まります。

メラトニンのインスリンの相互関係が崩れてしまうということが、肥満に繋がっているとも言えるでしょう。

以前もブログで取り上げましたが、体内時計(サーカディアンリズム)を守ること、つまり夜間に6時間程度は眠ることが、ダイエットには大切です。

【以前の記事】

サーカディアンリズム

サーカディアンリズム2

 

では。

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


γ-GTP

みなさんこんにちは。

 

我々医師は、日常診療の中でよく採血を行います。肥満外来でよく異常値として挙げられるのは「脂肪肝」です。

一般的に肥満の方の血液検査の肝機能異常としてAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの数値を観察します。目安として、AST(GOT)<ALT(GPT)、つまりALTの数値の方が高い場合、肝障害があると判断します。

一方、γ-GTP=アルコール性の肝障害で数値が上がる、と思っている方は多いと思います。

以前、診療の中で、AST・ALTは正常値でγ-GTPのみが上昇している方がいらっしゃいました。その方にアルコールはお飲みになりますか?と質問した際に、全く飲まないと返答されたことがあります。γ-GTPはアルコール性肝障害のみで上がるものではなく、脂肪肝の指標として勉強させられました。

(※ただし、脂肪肝の確定診断には血液検査のみでなく、エコー検査が必要となります)

健康診断の結果での血液検査の肝機能の知識として、利用していただければ幸いです。

 

では。

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


ミトコンドリア

みなさんこんにちは。

 

「ミトコンドリア」という名前をご存知ですか?なんとなく高校の生物の授業で習った記憶があることでしょう。

その機能は細胞内の呼吸においてエネルギーを作り出すはたらき、つまり生命エネルギーの駆動装置です。特に骨格筋に存在するミトコンドリアは酸素を使って糖と脂肪をこんこんとエネルギーに換えていきます。ダイエットにとってはとても大切な装置ですよね。

糖尿病などの疾患ではこの骨格筋ミトコンドリアが少なくなり、数も減って機能が低下し、インスリン抵抗性や酸化ストレスを生じやすくなります。

そこで以前にもこのブログで取り上げた「インターバル速歩」が効果を発揮します。

(以前のブログはこちら→前編後編

この速歩で骨格筋ミトコンドリアを改善することで、ダイエットにより効率よく働くことがわかります。

花粉症の方は大変ですが、桜の花も咲きかけています。みなさんも外へ出てインターバル速歩をやってみましょう。

 

では。

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


性ステロイドホルモン

みなさま、こんにちは。


みなさまは「性ステロイドホルモン」とは何かをご存知ですか?
「性ステロイドホルモン」とは、性現象を制御しているステロイドホルモンのことをいいます。


男性ホルモンのテストステロンや、女性ホルモンのエストロゲンをはじめとする「性ステロイドホルモン」は、
主に精巣・卵巣・副腎で産出されていますが、近年脳や脂肪組織でも産出されていることが分かったようです。


特に注目すべき点は、【脂肪組織】でも性ステロイドホルモンが産出されているということです。


脂肪組織は単にエネルギー源として中性脂肪を貯蔵しているのみならず、
“レプチン”などの“アディポサイトカイン”を分泌する内分泌臓器ですが、
さらに「性ステロイドホルモン」をも産出していると最近の報告によって分かりました。


肥満女性における月経異常や、閉経後のエストロゲンの存在もこれで解明できるわけですね。


ダイエットによる脂肪組織の減少により性ホルモンのバランスの変化もこれで納得致しました。



では。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


近視

みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんは近視ですか?

本日は近視に関するお話をしたいと思います。
私自身も近視ですが、世界の中でも特に日本人は人口に占める近視の割合が高いようです。


最近、「近視は遺伝するもの」だと言われていますが、
実は当クリニックの遺伝子検査でも近視に関する遺伝的なリスク度は高い人が多く、
「近視ですか?」と質問した時の適中率はかなり高いと思います。


さて、ある調査では、2050年までに「世界人口の半数の50億人が近視」になるというデータがあり、そのうち10億人が強度近視になり、10人に1人が失明のリスクを抱えるとの報告があります。


近視人口の増加の原因は、小児の生育環境の変化であると言われています。
「屋外活動が減少」する一方で、
「ゲームなどの電子機器の多用」「スマートフォンやPCといったデジタル機器を使用する時間が多い」など、近距離を見つめる作業が増加し、ライフスタイルの変化によるものが大きいと言われています。

また、食生活の変化で飽和脂肪酸とコレステロールの高摂取も影響があるとの研究結果もあります。


予防法としては、
・屋外活動を増やすこと
・近距離への持続的を減らすこと
ですが、食事面では、【ブルーベリー】などに含まれる「アントシアニン」の補給をおすすめします。
また、近視体操などを行うことも一つの手でしょう。


では。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


美脚について

みなさん、こんにちは。


「美しい顔の黄金比」があるように「美しい脚の黄金比」があることをみなさんはご存知でしょうか?


美脚の条件は、
・太もも
・膝
・ふくらはぎ
・内くるぶし
・親指の内側

の5箇所がくっつき、その間に4つの隙間が出来る「五点四穴」が必須条件といわれています。


また美脚の黄金比は、太もも・ふくらはぎ・くるぶしの周囲が5:3:2が理想的で、
長さは膝上・膝下が3:5が理想的といわれています。


【黄金比に基づいた理想的な脚のサイズの計算方法】
・太もも・・・身長×0.3(㎝)
・ふくらはぎ・・・身長×0.2(㎝)
・足首・・・身長×0.12(㎝)


日本人に多い脚の状態はO脚(内反膝)で、その反対はX脚(外反膝)といいます。
そして日本人の約90%がO脚といわれており、これは骨盤からくる歪みが原因とされています。

O脚を改善するためには、骨盤矯正をするのが効果的といわれており、
また、扁平足や外反母趾にはインソールなどの装具が効果的です。


さらに骨盤の歪みからの血流やリンパの流れが悪くなり、むくみなどの原因となります。
O脚や骨盤の歪みが気になる方は、骨盤体操やリンパマッサージをしてみるのもいいことですね。

またそれらが脚痩せのための近道であるように思います。
では。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア


« 前ページ 次ページ »