食肉 |
みなさんこんにちは。
1891年の食肉消費量を世界と比較した文献を見つけました。その当時、年間1人あたりの食肉消費量は、
- オーストラリア:1,116(kg/人)
- 米国:54.4(kg/人)
- 英国:47.6(kg/人)
:
- 日本:3.0(kg/人)
でした。
1900年代半ばまで、日本人の平均寿命は30歳代後半で、平均寿命が50歳に達するにまで、欧米諸国から50年以上もの遅れをとりました。
現在日本の肉類摂取量は、ここ10年で男女共右肩上がりに増加し、特に60〜69歳の摂取量は2008年と比較して44%も増加しているそうです。
この理由として、肉類を摂取することで若さを維持し、要介護にならないということがあるようです。
しかしその反面、赤肉摂取による2型糖尿病や動脈硬化、大腸癌のリスクなど、食肉の過剰摂取に対しての問題点もあります。
大豆などの植物性たんぱく質と比較して、肉にはビタミンB12、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含んでおり、これらが体にとって重要な役割を果たしていることは明らかです。
動物性たんぱく質はフレイルやサルコペニアの予防にも有効で、赤身肉に含まれるL-カルニチンなどはダイエットにも有効で、過剰摂取しなければ良い食材であると考えています。
良い栄養素を持つどんな食材も、そればかりを過剰摂取するのは健康的によろしくない、というのは共通です。
様々な食材から、幅広い栄養素が摂取できるよう心がけましょう。
では。