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歯周病と肥満 |
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みなさんこんにちは。今回は歯周病と肥満の関係についてお話します。
歯周病と肥満の関係は一方通行ではなく、歯周病⇆肥満という関係にあります。
肥満の観点から考えると、肥満状態では脂肪細胞から出る炎症を起こす物質TNF-αという名称の悪玉ホルモンが分泌されるのですが、これが歯を支える骨(歯槽骨)を溶かして歯周病を進行させます。
また、IL-1と呼ばれる炎症に関わるタンパク質もあり、これも歯槽骨を溶かして歯周病を進行させます。
この予防については、太り気味の方であればダイエットが有効となります。歯周病そのものに対しては、歯石の除去を含めたデンタルケアと、免疫力を高めたり、IL-1の増加を抑えることが肝要です。
ちなみに食品では、ネギに含まれるアリシンは免疫力を高め、青魚に含まれるDHA/EPAはIL-1の増加を抑えることができるとされています。
肥満は血液検査でわかる生活習慣病以外にも、様々に影響しているということを知っていただければ幸いです。
では。