つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

嵐山灯篭流し Part 2

2013年08月19日 | 行事・歳時記

京都・嵐山の灯篭流しは、戦没者の霊を慰めるため昭和24年、灯篭による供養を始めたのが始まりとのこと。地元の寺院、商店街、自治会でつくる嵯峨佛徒連盟の主催で行われています。

 

渡月橋の東詰から流される灯篭は、例年約7000~8000個。

 たくさんの灯りが揺らめきながら、川面を流れていきます。

 

すっかり暮れて、背景の嵐山は暗く静まり返っていました。

 

祖先の霊を慰める灯篭。故人の名前も書かれています。

 

灯篭のそれぞれに、人の生死があったのだと思うと、厳粛な気持ちになります。

 

午後8時20分ごろ、五山の送り火の一つ「鳥居形」が、対岸の山手に明るく浮かび上がりました。(写真はトリミング)

別の方角には、遠くに小さく「大文字」も見えます。

渡月橋や桂川の岸では、にわかに人のざわめき。灯篭流しと送り火の両方を見られるのが嵐山のいいところです。

 

しばらくして消え始めた「鳥居形」。消えていく火を見るのは何となく侘しいもの。

 

灯篭流しはまだ続いていました。

 

午後9時過ぎ、ほぼ終了。

 

見物の人達は、中ノ島公園のお店で冷たいものを食べたり、最寄りの阪急嵐山駅へ。

阪急嵐山駅。

 

駅のレトロな感じが良いです。

 

さて、ホテルに引き上げましょう。

ちなみに、この日の宿は「アパホテル<京都祇園>EXCELLENT」(旧京都祇園ホテル)。部屋は広くないけれどリニューアルしたばかりなので、とてもきれいでした。

屋上ビアガーデンでは、五山の送り火を眺められるプランもありました。

翌朝のバイキングも結構充実していましたね。

---------------------------------------------------------------------

撮影カメラ

   キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

   ソニーRX100


嵐山灯篭流し Part 1

2013年08月19日 | 行事・歳時記

京都・五山送り火が行われる8月16日。嵐山の桂川では灯篭流しがあります。

お盆の供養の行事で、京の夏の風物詩。今年は泊りがけで見てきました。

 

灯篭流しが行われる渡月橋の東側。

開始の午後7時前には橋の上に大勢の人。

 

実は午後5時過ぎから、中ノ島公園の桂川南岸で場所取りしていたのですが、しばらくして振り向くと、ものすごい見物客。驚きました。

 

灯篭流しの始まり。

 

当日は朝10時から受付を始めていて、先祖供養のため、亡くなった人の戒名や俗名を書いた灯篭を流してもらうことができます(1000円)。

灯篭は係りの人が流します。自分で流すことはできません。流す場所は狭いので、一般の人が詰めかけたら収拾がつかなくなるためでしょう。

 

ゆっくりと桂川を流れていく灯篭。

とても美しく、幽玄な風景でした。

 

--------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ

   キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

   ソニーRX100