京都・嵐山の灯篭流しは、戦没者の霊を慰めるため昭和24年、灯篭による供養を始めたのが始まりとのこと。地元の寺院、商店街、自治会でつくる嵯峨佛徒連盟の主催で行われています。
渡月橋の東詰から流される灯篭は、例年約7000~8000個。
たくさんの灯りが揺らめきながら、川面を流れていきます。
すっかり暮れて、背景の嵐山は暗く静まり返っていました。
祖先の霊を慰める灯篭。故人の名前も書かれています。
灯篭のそれぞれに、人の生死があったのだと思うと、厳粛な気持ちになります。
午後8時20分ごろ、五山の送り火の一つ「鳥居形」が、対岸の山手に明るく浮かび上がりました。(写真はトリミング)
別の方角には、遠くに小さく「大文字」も見えます。
渡月橋や桂川の岸では、にわかに人のざわめき。灯篭流しと送り火の両方を見られるのが嵐山のいいところです。
しばらくして消え始めた「鳥居形」。消えていく火を見るのは何となく侘しいもの。
灯篭流しはまだ続いていました。
午後9時過ぎ、ほぼ終了。
見物の人達は、中ノ島公園のお店で冷たいものを食べたり、最寄りの阪急嵐山駅へ。
阪急嵐山駅。
駅のレトロな感じが良いです。
さて、ホテルに引き上げましょう。
ちなみに、この日の宿は「アパホテル<京都祇園>EXCELLENT」(旧京都祇園ホテル)。部屋は広くないけれどリニューアルしたばかりなので、とてもきれいでした。
屋上ビアガーデンでは、五山の送り火を眺められるプランもありました。
翌朝のバイキングも結構充実していましたね。
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撮影カメラ
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
ソニーRX100