先日、京都のだるま寺を訪ねた時の写真です。
だるま寺というのは通称で、正式には法輪寺。JR山陰線円町(えんまち)駅から5分ほど歩いたところにある、禅宗(臨済宗妙心寺派)のお寺。境内にたくさんのだるま像があることで有名です。
ちょうどフヨウが咲き始めていました。
だるま寺の境内。
だるまの石像。
お寺の人が水まきをしたので水滴がかかっていました。
観光客もそれほど多くない、ひっそりしたお寺です。
フヨウは朝咲いて夕方にはしぼむ1日花。
現世のはかなさを象徴するかのようです。それでもこの時期、毎日新たな花が咲き、華やかに庭を彩り続けます。
過ぎゆく夏を惜しむかのように…
境内の達磨堂。「七転八起」の扁額がかかっています。
人生そうありたいものです。
堂内に並ぶ、全国から奉納された約8000体のだるまさん。
「おさいせん」と書かれているのが、何ともユーモラス。
いろいろなだるまさん。
こちらはおなじみの顔。
「七転八起」できるように、おさいせんをあげて拝みました。
本堂の前には美しい庭があります。
縁側に置かれた牛の像。
禅宗は牛とかかわりが深く、絵画に描かれています。
以前見た絵では、
「牛を探しに山へ入る」「牛を見つける」「牛は消え自分だけが残る」「自分もなくなる(空)」「百花繚乱、花咲く世界」「人々に教えを告げるために山を下りる」
という、禅宗における修行の各段階が描かれていました。
それにしてもきれいな、可愛い牛さんですね。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF24-105mm f/4L IS USM