つれづれ写真ノート

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オリンパスOM-D E-M10を試す

2014年03月13日 | カメラ

発売されたばかりのオリンパスのマイクロフォーサーズ機「OM-D E-M10」。

3月2日、大阪・阪急駅前のビッグマン前広場で開かれた「OLYMPUS Photo Festa 2014 OM-D E-M10 体感フェア」で触ってきました。

(E-M10での実写画像以外はソニーRX100で撮影しています)

 

「OM-D E-M10」のシルバー(2月末に発売)。

 

こちらはブラック(3月発売)。

 

 体感フェアの様子。

 

タッチ&トライコーナーで触った印象は、OM-Dシリーズのエントリー機という位置づけにもかかわらず、小さいながらも高級機の手触り。造りはしっかりしていて、それなりの重みもあります。

価格.comによると、ボディー(シルバー)価格は71,000円台~73,000円台というところ。オリンパスのフラッグシップ機 「E-M1 」ボディが116,000円台~126,000円台(いずれも3/13現在)というのに比べると確かに安いですが、すごく安いということはありません。

レンズキット(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)だと84,000円~85,000円ぐらいします。エントリー機といっても、若いお父さんが子供の成長を記録したいと思って買う場合など、それなりの出費ではありますね。

 

体感フェアでは、アートフィルターの楽しい使い方もアピール。

 

OM-Dシリーズで最も高性能の 「E-M1 」、そしてオリンパスがメイン機と位置づける「E-M5 」とスペックを比べてみて目立つのは防塵防滴仕様でなく、連写機能が落ちること。

最高連写速度は「E-M10 」が8コマ/秒。「E-M1 」は10コマ/秒、「E-M5 」は9コマ/秒。

また、手ぶれ補正は3軸対応になっています(「E-M1 」「E-M5 」は5軸対応)。

 

まあ、こういうメカニカルな面でスペックを落としているのでボディーが小さく軽く、そして安いということになるわけですが、その他の面ではかなり高性能。基本的に「E-M5 」と同じか、上回っている部分があります。

たとえば画像処理エンジン「TruePic VII 」は「E-M1 」と同じで、「E-M5 」の「TruePic VI 」より新しいもの。ローパスフィルターレス、Wi-Fi機能も「E-M5 」にはないもの。

 

試写してみましたがAFはとくにストレスなし。連写もこれぐらい速ければ普通は十分なのでは、という印象。

面白い「追尾AF」も試してみました。まあまあ、何とか… という感じですが、一応人の顔や物を追いかけていきます。実際に、動き回る自分の子供を撮るのに試したというオリンパスのスタッフによると、100%完全ではないが、かなりの確率で「使える」写真が撮れたという話でした。

ただ、ボディーが小さいので、ちょっと持ちにくい感じも。手が大きい人は別売りの専用グリップ( ECG-1)をつけた方がいいかもしれません。

 

「E-M10 」実写画像

データ持ち帰りが出来ましたので、実際に「E-M10 」で撮った画像を載せてみました(レンズはキットのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを使用。画質はJPEG)。

 

絞り優先モード F3.5   1/60秒 ISO400。

 

上の写真、中央付近のピクセル100%画像。

色乗りが良いですね~

 

絞り優先モード F3.5   1/60秒 ISO500

 

 

上の写真、レンズ付近のピクセル100%画像。絞り開放でもかなりシャープです。

 

会場のお姉さんをパチリ。絞り優先モード F3.5   1/60秒 ISO1000(明るめに補正)。

 

前ボケはこんな感じ。明るいレンズならもっとボケるでしょう。

絞り優先モード F3.5   1/80秒 ISO640(明るめに補正)。

 

会場は暗めだったので高感度寄りの画像になりました。低感度の画像も見てみたいところです。

 

他のレンズ・カメラ

体感フェアでは、開発中のレンズや他のカメラも展示されていました。(以下、ソニーRX100での撮影画像)

開発中の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」。35mm判換算で600mmに相当する超望遠レンズ。発売は2015年以降。

 

インパクトがありますね。プロユースに適した防塵防滴と機動性を兼ね備えるレンズとか。オリンパスの意気込みがうかがえます。お値段もそれなりに高くなりそう~ (オリンパスのニュースリリース

 

新しくなった「E-M5」を展示。「OM-D E-M5 PRO レンズキット (エリートブラック)」。

 

人気のあるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROがキットレンズになり、ボディーはブラックのレザートーン塗装、グリップ部は革調に。ダイヤルのデザインも変わりました。全体に格調高くなった感じ。

新ファームウェア Ver.2.0でISO LOW(100相当)やスモールAFターゲットに対応し、機能もアップしたそうです。(オリンパスのニュースリリース

 

コンパクトカメラの「STYLUS 1」にアダプター+テレコンバージョンレンズTCON-17Xを取り付けたもの。

思わず目を引く異様な姿。サッカーとかスポーツの会場で撮っていたら「あなた、プロ?」と一目置かれそう… 

レンズ固定式カメラでもこんなことができるんですね。F2.8の明るさのまま、35mm判換算で510mm相当になります。

いやあカメラって面白い。

 

PENシリーズのボディーケースやストラップ。楽しい色や柄…

 

OLYMPUS Photo Festa 2014 OM-D E-M10 体感フェアは、福岡、名古屋でも開催(すでに終了)。東京では4月5、6日に池袋、19、20日に秋葉原で開催されます。

 

関連記事

  ・『OLYMPUS OM-D E-M10 ---あなどれない実力派。新レンズも一気に紹介 』(デジカメWatch)


パナソニック「GM」 カフェで体験イベント

2014年03月13日 | カメラ

パナソニックのコンパクトなミラーレス一眼カメラ「LUMIX GM」を、カフェでタッチ&トライできるイベント“TRY, GM!”が3月15日から始まります。(パナソニックのページ

 

パナソニック「LUMIX GM」。

レンズ交換式カメラとしてはとても小さくおしゃれなカメラ。写真の画質もいいです。

 

女性客をターゲットにしたキャンペーンのようですね。

 

東京・名古屋・関西エリアのカフェの店内に「LUMIX GM」のタッチ&トライコーナーが設けられ、実際に手に取ってみることができます。また、クイズに答えてカフェのレジに持っていくとプレゼントがもらえます。

開催日程は店によって違うので、事前にパナソニックのページで確認が必要です。

 

対象のカフェが写真付きで紹介されていますが、なかなかいいムードの店ぞろい。

カフェのハシゴもおもしろいかもしれません。

 

関連記事

  ・『パナソニック、デジタル一眼カメラ LUMIX GMの体験イベント TRY, GM! 15日からスタート』(アサヒカメラ.net)

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