「アートアクアリウム展」が、今年も大阪・阪急うめだ本店 9 階で開かれています(1/9~3/2)。
和風のデザインの水槽を使い、さまざまな照明で金魚の美を楽しむアートイベント。昨年、京都・二条城では、28万人以上を集めたそうです(2014年10/24~12/14、京都新聞参照)。
昨年は、同じ阪急の会場でソニーRX100を使って撮っています。(2014年2月21日、23日の記事参照)
今年はキヤノンEOS 6D、EF16-35mm F4L IS USMで撮ってみました。
会場内での通常の写真撮影はOK。動画、三脚は不可。非常に暗いコーナーがある半面、照明がまぶしい被写体もあるという状況で、シャッター速度優先AE(絞りF4~F13、1/80秒~1/125秒)、ISO800~6400と、かなり幅のある露出設定に。
入り口にある、額縁式のアート水槽「ゼンアクアリウム」。
ここは、昨年とほとんど同じ構図に(我ながら進歩がない… というか、他に撮りようがないんですね)。
暗闇の中、透明なキューブの中で泳ぐ「もみじ琉金」(「金魚コレクション」コーナー)。
このコーナーでは、たくさんの珍しい品種が展示されています。
レーザー光線に浮かび上がるクラゲ。
金魚ではないのですが、面白いですね。宇宙空間をただようクラゲをイメージした、関西初登場の「スペースジェリウム」。(実際はもっと暗いです。現像時に明るく補正)
フラワーアレンジメントがあしらわれた作品。
大阪では初お目見えの「ビョウブリウム」。
金魚が泳ぐ屏風型の水槽に、プロジェクションマッピングで日本の花鳥風月を映し出します。
アップにすると、こんなふうに金魚が泳いでいます。キラキラ光る金魚と、その影が屏風に映る様子がとても日本的。
広角ズームを持ってきたのは、この作品を撮るため。下のサムネイルをクリックすると拡大画像になります。
富士山が現れました。
秋の月夜。きれいですね。
流水模様の上を渡っていく鶴の影。
時折、激しい雨の音がして、雷が鳴ったり…
日本の四季が情緒たっぷりに表現されていました。一見の価値あり。
さて今回の目玉、関西初登場の巨大金魚鉢「大奥」。
中央の大金魚鉢から下の金魚鉢に水が滴り落ち、色彩も赤から青などに変化します。大勢の女性が美を競い合う“大奥”を表現しているとか。
何ともはや、派手な仕掛けです。
「新江戸金魚鉢」。
時間とともに色が変わります。その様子を一枚の画像にしてみました。
「新江戸金魚鉢」の色の変化。
「サンタ マリア デル ペッシェドーロ --- 金魚の聖母」のコーナー。
金魚を思わせる赤いガラス壺はヴェネツィァで製作されたもの。
前に並べられた水盤に、色々な金魚が展示されています。手前は「赤出目金」。
「高頭丹頂」。
「彩錦」。
「柳出目金」。
「獅子頭琉金」。
「水泡眼」。
「キャリコ蝶尾」。
緑の藻の間を涼しげに泳ぐ様子は、一足飛びに夏が来たよう。
「ギヤマンリウム」。プリズム効果を利用した幻想的な作品。
ビ―玉で飾られた「黒ランチュウ」。
「カレイドリウム(万華鏡)」。所々埋め込まれた三角形のレンズを覗くと、金魚がそばを通った時に万華鏡のような幾何学模様が見えます。
カラフルな水槽で、たくさんの金魚を眺めているだけでも楽しい。
真っ赤に染まったり、
青みが増したりと、絶えず変化。
こうした極彩色の光を当てられて、金魚はストレスにならないのだろうか…
ふと、そんなことも思いました。
それなりに配慮・管理はされているのでしょうけど…
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関連記事
・アートアクアリウム展 Part 1 (2014年02月21日記事)
・アートアクアリウム展 Part 2 (2014年02月23日記事)
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撮影カメラ・レンズ
EOS 6D
EF16-35mm F4L IS USM
(画像は一部トリミングしたものがあります。RAW現像時に明るさを調整)