「アートアクアリウム展」を見に行ったついでに、同じ阪急うめだ店9階で開かれていた、マスキングテープのイベント「mt MARCHE 」(1/14~1/26)をのぞいてみました。
塗装や工事の現場で使われるマスキングテープ。簡単に貼ったり剥がしたりできるので便利です。
このマスキングテープにカラフルな色や可愛いデザインが印刷されたものが、おしゃれ雑貨として、今や大ブームなのだそうです。(マイナビニュース「きみは「マステ女子」を知っているか」参照)
おもな使い道は、贈り物のデコレーションやふだん愛用している品物の装飾、部屋の雰囲気を変える---など。
マスキングテープについての説明。
「mt」は、粘着テープメーカー「カモ井加工紙」(本社・岡山県倉敷市)のブランドで、これまでにもニューヨークや日本各地でイベントを開催。
大にぎわいのイベント会場。
この会場限定のデザインのテープは、早々と売り切れていました。
好みの色や柄を探す女性たち。
幅広のテープもあります。
部屋の模様替えに最適。
テープを使い放題で、自分の作品が作れるワークショップ。
車まで作品に… こうなると現代アート。
いやあ、世の中なんでもアイデア次第。面白いものが流行りますね。
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ところで、このブームを作った「カモ井加工紙」、実は大正12年、ハエ取り紙の製造からスタートした会社。
若い人はたぶん知らないと思いますが、ハエ取り紙(同社の当時の製品名は「カモ井のハイトリ紙」)というのは、先っぽに重りをつけた強力な粘着テープを天井からブラ~ンと吊り下げ、飛んでくるハエをくっつけて捕るもの。
私が子どもの頃、魚屋の店先に行くと、ハエをくっつけたままのハエ取り紙が何本もぶら下がり、足元には蚊取り線香。そんな中で店の人が「いらっしゃい、いらっしゃい」と声を張り上げ、商売していました。
ハエ取り紙は1960年代がピークで、その後いつのまにか姿を見かけなくなりました。が、どっこい、今でも世界で売れているようです。寿命の長い商品ですね。
面白い新聞記事が「カモ井加工紙」のホームページに出ているので、ぜひ読んでみてください。
(おしゃれなマスキングテープのイメージを壊すといけないので、これ以上は書きません…)
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撮影カメラ・レンズ
EOS 6D
EF16-35mm F4L IS USM