2012年の天文ビッグイベントの一つ、6月6日の「金星の太陽面通過(日面経過)」。
前日は曇。梅雨前線が近づいてきそうで、まさか見えるとは思わなかったのですが、大阪は晴れて、見ることができました。
さきの金環日食と同じく、日食グラスをカメラに張り付けてのイージーな撮影です。
金星の太陽面通過(2012年6月6日 午前10時47分。撮影地・大阪)
もうすこし拡大してみましょう(ピクセル100%画像)。
太陽の黒点らしき模様も見えます。
金星の太陽面通過は、金星が地球と太陽のあいだに入り、太陽面を小さな黒い円盤となって移動していく現象。今回が21世紀最後。次に地球上で観測できるのは105年先の2117年12月11日だそうですから、今の人たちが再び見ることはほぼありません。(参考サイト:国立天文台)
そう思うと宇宙の壮大さ、永遠というものを深く感じさせられます。
午前11時26分の映像。あまり変わらないように見えます。約6時間半かけて、ゆっくり横切っていくそうです。
この日は、TBS テレビと産経新聞がそれぞれの YouTube チャンネルで生中継しています。
もう少ししてから経過をアップしようと、食事をしているうちに、金星の位置がかなり変わっていました。
午後0時44分撮影。もうすぐ終わりです。このあと雲が出てきたので、撮影を諦めました。
太陽の黒点の位置に注意すると、時間とともに太陽面が回転しているように見えます。また金星もカーブを描いて移動するように見えました。
調べて見ると、それは間違いではないようです。ただ、金星は実際には、太陽の上をまっすぐに横切っているそうです。
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撮影カメラ・レンズ
Canon EOS KissX4
TAMRON AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro
撮影データ
マニュアル露出 (絞りF11、シャッター速度1/100秒)
ISO感度 100
焦点距離 260mm(35mm判換算 416mm)
*300mmでないのは、ズームレンズの自重によるズレ
フィルター 日食グラスを利用した簡易フィルター
画質 RAW
ホワイトバランス 太陽光
ピクチャースタイル スタンダード
画像処理 Digital Photo Professionalなどでコントラスト調整、トリミング
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