大阪の夏祭りは愛染まつりから始まり天神祭を経て住吉大社の夏祭(住吉祭)で締めくくり、と言われています。
8月1日、その住吉祭のクライマックスとなる 神輿渡御 を見てきました。
大阪市と、南側の堺市との境を流れる大和川を神輿(みこし)が渡る、勇壮で珍しい行事です。
(猛暑の中で撮影、そのあと夏バテでダウン。更新が遅れてしまいました…)
午後2時ごろ、大阪市の住吉大社を 「べーら、べーら」の掛け声とともに出発した神輿の行列が、午後4時過ぎ大和川に到着。堤防の急な石段を下ります。(堺市側から撮影)
神輿が川を渡る、なぜこういう行事があるのかというと… (住吉大社のホームページ「住吉祭 神輿渡御の歴史」などから)
もともと堺市側の地域は、住吉大社のある大阪市側と同じ住吉郡で地続きでした。ところが江戸時代、住吉郡を横断する大和川付け替え工事によって大阪側と堺側が分離されてしまいます。
その後、大社から堺市側へ、大和川を渡って神輿が渡御する伝統が続きます。一時、大和橋を通る渡御に変わり、川渡りが中断した時期もありましたが、2006年に川渡りが46年ぶりに復活。現在、住吉大社から堺市の住吉大社宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)まで、神輿行列を繰り広げる恒例の行事として定着しています。
ユーチューブには、住吉祭の長時間にわたる行事を撮った動画があります(2014年版)。
当ブログは大和川でのハイライトのみに。
大阪市側の担ぎ手によって大和川に入った住吉大社の神輿。
水しぶきを上げながら、中州に到着。
中州で神輿を高々と差し上げる、大阪市側の担ぎ手。
旗と神輿が、大阪市側から堺市側に渡されます。
今度は堺市側の担ぎ手の出番。「いくぞ」の掛け声とともに、どっと中州へ。
堤防では「堺太鼓」の演奏で盛り上げ。
甲冑姿の堺火縄銃保存会メンバーによる祝砲も。
川の中で神輿を差し上げる堺市側の担ぎ手。
重い神輿を差し上げるには、かなりの力が要りそう。
堺市側に着きました。「ガッサイ、ガッサイ」の掛け声で神輿を揺らすと、金色の装飾がキラキラ輝きます。
向こうに見える鉄橋は阪堺線。路面電車が通って行きました。
ほっと一息。小休止のあと、商店街などを練り歩きながら宿院頓宮へ向かいます。
暑い中、本当にご苦労様です。
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撮影カメラ・レンズ
Canon EOS 6D
EF70-300mm f/4-5.6L IS USM (アップの場面など一部トリミングあり)
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・住吉祭 神輿渡御(みこしとぎょ)の歴史(住吉大社ホームページ)
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