長野県・しなの鉄道の沿線に植えられた桜4本が何者かに切られていたことをきっかけに、しなの鉄道のTwitter(非公式)が“炎上”する騒ぎになっていました。
地元のテレビ局でも報道されたようです。事実関係だけを引用させてもらうと…
『御代田町のしなの鉄道御代田・信濃追分駅間の線路沿いの桜4本が切られているのが22日までに見つかった。(中略)太い枝はチェーンソーなどで切られたとみられる。桜は同鉄道が約8年前に植えた。(2/22 テレビ信州)』
以下は、しなの鉄道のTwitter(キャプチャー画像)。
しなの鉄道のTwitterは、鉄道写真ファンが写真を撮るのに邪魔な桜を切ったと、強く批判する内容になっています。
これに対して、しなの鉄道に同調する声があった一方で、鉄道ファンと見られる側からは「どこに鉄道ファンがやったという証拠があるのですか?」と怒りの声が殺到。Twitterは炎上状態になってしまいました。
鉄道会社としては、鉄道ファンを大事にしないといけないし、弱いところですよね。
4月29日には、長年活躍した169系電車の引退イベントも予定されていました。
結局、しなの鉄道Twitterが謝罪する結果になりました。
誰が桜の木を切ったのか分かりませんが、剪定(せんてい)にしろ、花が咲く前にこんな切り方をするはずがありません。
俗に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言います。桜の枝は、はさみを入れず伸びるに任せた方が花が美しい。また、桜は剪定に弱く、切ったところから腐りやすいのです。反対に、梅の枝は剪定したほうが枝ぶりが良くなるうえ、余計な枝を切らないとうまく花が咲かなくなるという話です。
というわけで、こんな切られ方をした桜はかわいそうですね。
さて、ネットにはこの現場を走る電車(引退間近の169系電車)の写真がアップされていました(クリックで拡大します)。
雪の浅間山を背景に走るローカル電車。絶好の撮影ポイントのようです。一応、詩情のある写真になっています。
ところが線路の手前には、なんと切られた4本の桜のうち3本が見えます。
どうなんでしょう。
桜が誰かに切られた後、偶然ここに来た無関係な人が写したのでしょうか?
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追記
しなの鉄道の「会いたかった!169系」のページでは撮影ポイントを紹介、一般からの投稿写真を載せています。
その中には、桜の咲くころの現場付近の写真や、桜が切られた後の写真が載っていました。
ウ~ン こんなに大勢、このポイントを訪れる鉄道写真ファンがいるとは。
こうなると、桜を切った人と、切られた後の写真を撮った人が同じであるとは必ずしもいえないですね…
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