つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

京都東山 花灯路

2012年03月17日 | イベント

京の春宵 そぞろ歩き

「京都東山花灯路」(3/10~3/20)を見てきました。

初春の京都の風物詩。2003年から始まり、今年で10年目。

東山のあたりは清水寺、高台寺、八坂神社など観光名所の多いところです。そうした名所が昼間には見せない表情を見せてくれるのがこのイベント。

以前から行ってみたいと思っていました。期間中の14日、久しぶりの京都一泊旅行へ。

花灯路のシンボルになっている法観寺の五重塔。「八坂の塔」とも呼ばれています。

清水寺から法観寺の近くへ続く「二年坂」。相当なにぎわいです。

土産物屋や飲食店も遅くまで開いています。

 

露地行灯(あんどん)。このような行灯やいけばなのライトアップが約5キロにわたって続きます。これが「灯りの花の路」、つまり花灯路。

 

露地行灯の形はさまざま。

京銘竹や清水焼など7種類、約2500基あるとのこと。

創作行灯デザインコンペで、今年の最優秀作品になった「竹灯路」。

土産物屋の店内。夜はひときわ美しい。

人気の高台寺。

庭園のライトアップ

幻想的な色彩で染まる境内。

高台寺の前の「ねねの道」。観光客はみんなこのあたりに集まります。

「ねねの道」から路地へ入ると、一転して静かで落ち着いた雰囲気。

料亭や旅館が建ち並ぶ「石塀小路」です。

石畳の路地が屈曲しているところに、何とも言えない風情があります。

露地行灯に誘われて、二人で歩きたい…雰囲気ですね。

 

このほか、円山公園では小川に青竹の灯篭をともす「竹灯り・幽玄の川」や学生のストリートパフォーマンス、清水寺、八坂神社、知恩院、青蓮院などのライトアップ、いけばなプロムナード、舞妓さんの踊り(土日祝日、八坂神社で)などなど、盛りだくさんのイベント。

とても全部は撮れませんでした。

 

-------------------------------------------------------------------

撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  絞り優先AE  (F5.6~F11 )  

  ISO感度  200 (高台寺境内は1600~3200)

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  マニュアルフォーカス

  三脚使用  (高台寺境内は三脚禁止のため、手持ち撮影)

  画像補正  一部の画像を、Digital Photo Professional、Photoshop CS3で色温度、明暗調整

 


EOS 5D MarkⅢ 特別体験会

2012年03月17日 | カメラ

高速連写を試す

17日、大阪で開かれたEOS 5D MarkⅢ特別体験会に行ってきました。

会場は梅田スカイビル3階のステラホール。

雨にも関わらず大勢のCanonファンが詰めかけていました。

EOS 5D MarkⅢを手にとって試せるハンズオンコーナー。

さっそく最高6コマ/秒の高速連続撮影を試してみました。

手にとって試したEOS 5D MarkⅢ。ずっしりした手ごたえでしたが、撮影していると重さはそう気にならなくなりました。

 

まずは連写。約2230万画素の大容量データを、RAW+JPEGで記録する、ハード的に一番厳しい条件でどの程度連続撮影できるかやってみました。さすがに2、3秒でバッファメモリーがいっぱいになるのか、6コマ/秒ではムリになります。ただ、撮影が止まることはなくて、秒間のコマ数は落ちながらもシャッターは切リ続けられました。

いったん撮影を止めると、すぐ復帰して6コマ/秒に。この復帰が早い。

記録データをRAWのみにすると、ほぼストレスなく6コマ/秒で連続撮影できます。これだと撮影タイミングをのがすことはないでしょう。

もう一つの特長の61点高密度レティクルAF。ファインダーをのぞくと測距フレームがびっしり見えます。「ゾーンAF」など6種類のモードを選択できるそうです。AFだけでも、相当なバリエーションがあるだけに、使いこなすには時間がかかりそう。

多重露出やハイダイナミックレンジモードについても説明がありました。

どちらも色々な作品作りに使えそうです。たとえば輪郭のくっきりした月が出ている風景など、多重露出でないと難しいですからね。

 

高感度でも少ないノイズ

こちらは撮影体験コーナー。暗い照明の中でバレリーナが踊る、難しい被写体。

EOS 5D MarkⅢの大きな特長である高感度でのノイズの少なさを体験できます。

常用ISO感度の最高25600にして、シャッター速度1/1000秒で撮影(上記画像ではありません)。

液晶画面を拡大して見たところでは、背景の暗い部分にノイズは目立ちますが、全然使えない絵でもないように思いました。

ISOを1段、2段と下げていくと、次第に質感が美しく…。

高感度でのノイズの低さは本物のようです。

EOS 5D MarkⅢによる作品展示コーナー。前川貴行氏撮影の特大パネルは、虎の毛の一本一本まで精細に描写。すばらしい画質です。

ネットの実写レポートなどを見た限りでは、これほどの解像感があるとは思いませんでした。やはりプリントの実物を見ないと分からないですね。

セミナーコーナーでの「写真家たちの日本紀行」(BSジャパン)の映像。

PIXUS PRO-1コーナー。

ずらりと並ぶレンズ群。欲しいな~

ほかに、EOS-1D xやPowerShot G1 xを手にとって試せるコーナー、レンズテクノロジー紹介コーナーもありました。

お土産に記念グッズ

帰りには、EOSカメラ・レンズのシールや「SPECIAL BOX」が入った記念グッズの袋をもらいました。

「SPECIAL BOX」の中身。

カタログのほかに、EOS 5D MarkⅢやPowerShot G1 xで撮ったプロ写真家の作品プリントが何枚も入っていました。PIXUS PRO-1で出力されたものです。

額に入れて飾れますし、いいお土産。

コンテストへ出すには、これぐらい高品質でないと… と感じさせる美しいプリントでした。

自分でプリントするときの見本にもなります。

下はその作品の一つ。

野町和嘉氏の作品。

カメラはEOS 5D MarkⅢ。

撮影データを見て驚きました。

レンズ EF14mm F2.8L Ⅱ USM、 1/30秒、 F4、 ISO12800

とあります。ISO12800で作品ができるなんて! 

ノイズは目立ちません。驚くべき高感度性能です。

 

このカメラ、欲しくなりますね。

「どうですか、ぜひ…」とキャノンの人にすすめられました。

 

-------------------------------------------------------------

撮影カメラ :  リコーCX1   オート撮影

 


京都・北野天満宮の梅

2012年03月15日 | 

七分咲きですが…

3月15日、京都・北野天満宮の梅を見てきました。

すでに満開かと思えばまだ七分咲き。今年の春は本当に遅い。

   冴え返り冴え返りつつ春なかば   西山白雲

この日は晴れたり曇ったりのお天気でしたが、日差しを浴びて梅の花が華やぐさまを見ながら、広い梅苑を歩くのはとても心やすらかなひと時です。

梅の香りがほのかに漂ってきます。

枝垂れ梅

灯篭のそばの梅

この梅はほぼ満開

天満宮の梅らしい雰囲気

鮮やかに

ほのかに

やさしく深い色あい―― 梅の花が好きな人は本当に多いです。

由緒ある社殿を飾る

この華やかさ

清冽さ

まだまだ肌寒いですが、もう少したてば春本番に。

----------------------------------------------------------------

撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  絞り優先AE  (F5.6~F8.0 )  

  ISO感度  100~200

  露出補正  適宜

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  


Lytro実写レビュー

2012年03月14日 | カメラ

評価はいまひとつ

撮影したあとでピントを決められる「Lytro」。実写レポートが出てきました。

 
Lytro, up close! / laihiu

このカメラが普及した未来世界では「ピント? そんなものはあとでどうにでもなる。することはシャッターボタンを押すだけだ」という風になるのでしょうか。

未来のカメラを、テストした結果が出ています。(TechCrunch 2012年3月13日 )

この記事の結論はこうです。

メリット
■まったく新しいテクノロジーに触れて写真に対するコンセプトが変わる
■子供は喜ぶだろう

デメリット
■画質は平凡。撮影上のオプションは用意されていない(ホワイトバランス、露出など調整不可)
■表示は専用ソフト(現在はMac版のみ)以外ではできず、表示方法のオプションも限られている


いちばんの問題は筒状のカメラの後ろから除く画像があまりにも小さいことです。これは3月1日の記事でも書いたことですが、私が思うところでは、少なくとも倍ぐらい大きくして、縦横比率を正方形から横長にするほうがいいのではないかと思います。四角柱のデザインコンセプトは崩れるかもしれませんが。

上記テスト結果では「最大の問題はモニタのサイズだ。おそろしく小さく、解像度も非常に低い。タッチスクリーンになっているが、クリエーティブ・モードで焦点を合わせる位置を指示するのは難儀だ。再生モードにしても何が写っているかどうにか確認できる程度だ」とのこと。これは予想通りです。

さらに上記レポートではこう書いています「第一にこのカメラのレンズは画角があまり広くない。Lytroでは36mm相当と発表しているが、36mmセンサーのデジタル一眼カメラの35mmレンズの1.6分だと判明した。つまり45mm相当という計算になる。これは広角レンズではなく標準レンズの部類に入る」

つまり画角が狭い。ピントの自由度を強調するには広角画面でないとその良さが分からないのではないかということです。

テスト結果では、マイナス評価がほとんどでした。

スーパーマクロ 

ところが、最後まで読まないといけません。

「クリエーティブ・モードを利用すると、これらの能力が改善される。ズームレンズにはスーパーマクロモードがある。」

「このスーパーマクロの能力には仰天した。Lytroによれば、このカメラはレンズに文字通り接触している対象にまで焦点を合わせることができるという。実際、作例にみるような超接写がごく簡単にできた。」

 おそらく最短撮影距離がゼロに近いのでしょう。このような接写領域で、Lytroの焦点距離移動は面白いと思います。

花の超接写で、ピントを雌しべにあわせるのか、花弁のヘリに合わせるのか。撮ったあとで自由に変えられるのは、面白いですね~。

 


リヤドロの名品

2012年03月12日 | 品物

おまけ付き雑誌

ポーセリンアート(磁器)で有名なリヤドロの本を家族のだれかが買ってきました。

「60th anniversary issue」とあります。来年2013年、創立60周年を迎えるスペインのリヤドロ。その記念号のようです。

しかし、お目当てはどうも付録のトートバッグだったみたい。

リヤドロのオリジナルコットンバッグとハンドタオルがついていました。

女性誌などでもこういうオマケ付きが多いですね。

 

芸術性に驚く

で、テーブルに置いてあったこの本のページを何気なくめくって、きれいな写真をみていました。

リヤドロ最大の作品「Queen of the Nile」。一見クレオパトラかと思いましたが、エジプトの王妃ネフェルタリがお供を連れて舟で川を下る情景を題材にしたものだそうです。

長さ1.6m、約380個のパーツ、構想から完成まで5年かかったという大作。細部まで丹念に作りこまれた装飾、釉薬特有の艶やかな色彩はまさに芸術品。

スペインのバレンシアにあるリヤドロの本社・ポーセリンシティに飾られているそうです。

販売もされていて、お値段は17,377,500円。(限定製作数100)

一瞬ケタを間違えそうな値段です。

 

こちらは展示されているところ(フリー画像、撮影地不明)。

Lladros FinestLladros Finest / Olaf

 細部までよくわかります。すごいですね~。

撮影データを入れておきます。

撮影者 Olaf , Gainesville, GA, USA
撮影日 2008-09-15
カメラ Canon PowerShot A570 IS
露出 0.02 sec (1/50)
開放F値 f/2.6
焦点距離 5.8 mm

 (この画像は上記リヤドロの本とは関係がありません。掲載するときは、原著作者のクレジット表示が必要です)

  • ちなみにこの写真の撮影カメラCanon PowerShot A570 ISは2007年発売。約710万画素、4.0倍ズーム、焦点距離5.8-23.2mm(35mm判換算 35-140mm)F2.6-5.5、手ぶれ補正付き、電源は単3電池です。

 

 ◇愛されている作品の数々

一般に見かけるリヤドロの作品は、愛くるしい少女や少年のポーズが多いです。

以下、作品の色々(すべてフリー画像)。

日本でとくに人気があるのは花をテーマにした作品。Lladro リヤドロ 公園通りの花屋さん 01001454(並行品)

  「公園通りの花屋さん」
 
 
Lladro リヤドロ 花の小径 01008246(並行品)
 
   「花の小径」
 

 

リヤドロ 花の香りに包まれて

   「花の香りにつつまれて」

 

そして一番売れているのがこれだそうです。

 

リヤドロ 可愛いお祈り

   「可愛いお祈り」

 

 ウェディングの贈りものにもリヤドロはぴったりです。

リヤドロ LLADRO  永遠の愛 01008029 (並行品)

   「永遠の愛」

雛人形など節句シリーズも。

リヤドロ LLADRO リヤドロ 雛人形親王飾り(本体のみ)  01008505(並行品)

 海外でも人気があるそうです。

 

リヤドロのPRのようになってしまいましたが、写真を見ているだけで心がいやされます。

どの作品も、買うとなると結構高価ですが…

 

 


東京シャッターガール

2012年03月11日 | カメラ

「東京シャッターガール」というコミックが出ています(桐木 憲一 著 ニチブンコミックス) 。

 

東京シャッターガール 1巻 (ニチブンコミックス)

 

今はやりの「女子カメラ」ブームに乗った軽いものを想像していたのですが――ほのぼのとして、絵がきれいで、文学的な深みもある内容。

写真部の女子高生が、東京の街を撮り歩く、一話完結式のストーリー。

墨田区押上の東京スカイツリーから始まり、築地、神田、池袋、浅草…。街歩きマップもあり、東京案内にもなっています。

 

このなかで女子高生が首から下げているのがウクライナの「キエフ」というカメラ。

しかしこのカメラについての話はなく、逆に気になってしかたがありません。

「キエフ」というのはどんなカメラなのか。

 

ネットで調べていくうち、少しずつ歴史的な背景がわかってきました。

第二次大戦後、戦勝国となった旧ソ連が、ドイツにあった当時の世界的光学機器メーカー・ツアイスの設備・部品・技術者を戦時賠償品(?)として ソ連領内へ移させる。ウクライナのキエフで、ツアイスの「コンタックス」そっくりのカメラを「キエフ」として生産した(詳細については異説あり)――。

ドイツ人技術者の哀感を秘めたカメラなのですね。

「キエフ」にも多くの種類があります。どの型だろうと思って、桐木 憲一さんの精密な描写を元に探して行きました。

「キエフ」愛好者と思われる方のページ「KIEF NOTE」にある写真から、コミックに描かれているのは「KIEF-3A」らしいことがわかりました。さらに絵を見る限り、レンズは50mm、F2(我ながら、なんでこんな細かいところまでこだわるかな~)。

レンジファインダー式レンズ交換カメラで、中央部のロゴの上にセレン露出計が付いています。露出計にはふたがあり、使用時にふたを跳ね上げるようになっています。

露出計といっても絞り、シャッター速度と連動しているわけではなく、ピントもふくめ完全マニュアル。裏ぶたをはずしてフイルムを装填するのもコツが要る感じ。旧ソ連のカメラによくあるそうですが、ふたの隙間から光が漏れて入る場合も。

コンタックスに源をもつカメラなので、性能はそこそこ。デジタルカメラ全盛の現在でも、結構人気があるようです。

こんなに手間がかかる、しかし何とも言えないメカの味わいがあるクラシックカメラを、女子高生に持たせるとは…

ま、下町の郷愁にあふれたこのコミックのグッズとしてはいいかもしれませんね。

 ブログに載せられる「KIEF-3A」の画像がないかと思ってネットで検索してみるとこんな画像が出てきました。

 
KIEV 3a 1955=59. / pumpkinpies

 良く似ていますが、軍艦部右側のダイヤルの形が、コミックに書かれているものとは違います。ほんとにKIEF-3Aかな? 知識がないのでコメントする自信がありません。

 


宇宙への関心 金環食

2012年03月10日 | 宇宙

5月21日(月)の朝、日本の太平洋側の広い地域で、 金環食(金環日食)が観測できます。

国立天文台の金環日食のページや、天文ファンのサイト「2012年5月21日は金環食(金環日食)を見よう!」が詳しい情報を提供しています。

日本国内で見られる金環食は1987年9月23日の沖縄以来25年ぶりとか。次回も2030年6月1日に北海道と、18年先になります。非常に珍しい天体ショーです。

しかも見られる範囲が広いのでたくさんの人に可能性があります。九州、四国、近畿、中部のそれぞれ南部、関東地方など広範囲で観測でき、とくに東京は中心食線(日食帯の中心線)が通るため、完全な(真円)金環食が見られます。

金環食が観測できる代表的な都市と大体の最大食時刻「2012年5月21日は金環食(金環日食)を見よう!」による)

•鹿児島 … 7:22:10頃
•高知 … 7:26:46頃
•大阪 … 7:29:52頃
•名古屋 … 7:31:35頃
•静岡 … 7:32:13頃
•東京 … 7:34:33頃
•水戸 … 7:36:22頃

惜しいのは平日の通勤時間帯ということ。当日、勤務を休めない人は、駅や通勤途上で日食グラスをかけてながめることになるのでしょうか。

大手カメラ店などではすでに日食グラスを店頭に並べています。

 値段はそれほど高いものではないのですが「当日、晴れるといいけどねエ~」と思いながら、買おうかどうしようか、迷っています。

 

 ビクセンの日食グラス

安全性などの面から、天文ファンのサイトおすすめ。

アマゾンで1,499円(3/10時点)

 

他のメーカーから、もっと安いものも色々出ています。

昔やったようにススを付けたガラスや下敷き、サングラスで金環食を見るのはやめたほうがよさそうです。目に悪い影響を与える可能性があるとして、メーカーが注意を呼び掛けています。

 

一方、カメラで撮影するのに必要なフィルターも販売されています。

 

マルミの太陽観測用NDフィルター DHG ND-100000。

横浜のCP+ 2012でも展示されていました。

口径58mmと77mmがあり、口径が合わない場合はステップアップリングを使用。

 

 

ケンコー・トキナーでは、減光フィルターとして光量を10万分の1にする角型の「Pro ND100000」、光量を1万分の1にする角型の「Pro ND10000」を用意。

光量を400分の1にする丸型の「ND400」を2枚重ねて使用する方法もあるそうです。

撮影するときは、ファインダーで直接太陽を見ることのないよう十分に気をつけ、デジタルカメラの場合、液晶画面を使用したライブビュー撮影が良いとのアドバイスも(ケンコー・トキナーのページ)

太陽の写る大きさについても考える必要があります。

太陽は撮影レンズの焦点距離の約1/100の大きさに 写るとされていて、35mm判のフィルム又は撮像素子(約36×24mm)に直径10mmで写しこむには約1000mmのレンズが要る計算になります。

こんな超望遠レンズを持っている人は少ないでしょう。

天文ファンなら望遠鏡を使うでしょうし、一般にはフルサイズカメラより、撮像素子の小さなカメラ、APS-Cサイズの一眼レフや高倍率ズームのコンパクトカメラのほうが適しているかもしれません(フィルターがつけられる機種)。

今年は、6月6日午前に、金星の日面通過(金星が太陽面をシルエットで通過)という珍しい現象もあり、2度も太陽を見上げることになりそうです。

 


宇宙への関心 オーロラ

2012年03月10日 | 宇宙

太陽表面の爆発現象による「太陽嵐」が地球に到達し、世界各地でオーロラが観測されたそうです。

9日のAP=共同の記事なので、新聞各紙とも内容は同じ。とりあえず10日の毎日.jpの記事から引用します。

『太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」で放出された電離ガス(プラズマ)などによる太陽嵐が地球に到達し、米東部時間9日未明(日本時間9日夜)、世界各地で幻想的な色を放つオーロラが観測された。 (中略) 今回のオーロラの原因となった太陽フレアは米東部時間6日に発生。プラズマは同8日に地球に到達し、同9日まで降り注いでいた。(共同)』

米アラスカ州で撮影された美しい写真(AP)が付いています。

太陽からプラズマが地球に届くまで2日かかるのですね。広大な宇宙。写真ファンにとって魅力的な世界です。(下はフリー画像。9日のAPの写真ではありません)

 
Northern Lights @ Aurora Village / Hyougushi

 ところで、オーロラを撮影するにはどんなテクニックが必要なのでしょうか。

「ヤムナスカ」という山岳・ネイチャーツアー会社のページ「オーロラ情報館」が参考になります。

それによると、オーロラ撮影の難しさは、

  • 暗い(夜なので当然。高感度、長秒露出が必要)
  • オーロラは動く(長秒露出が過ぎると、ぼやけてしまう)
  • いつ出現するかわからない
  • いつ消えるかわからない
  • 極寒の地(凍傷の危険、カメラの寒さ対策)

といったところにあるようです。とくに暗い中で動くものを撮るというのはとても難しいことです。ISOを高感度に設定すれば、こんどはノイズが発生してきます。

その中で、F1.4の明るいレンズがあるとして、露出の適切な組み合わせ例を見てみますと、

  • ISO感度  400   絞りF1.4  シャッター速度10秒
  • ISO感度  800   絞りF1.4  シャッター速度5~6秒
  • ISO感度 1600   絞りF1.4  シャッター速度2~3秒

などと出ています。レンズのF値が大きく(暗く)なれば、その分シャッター速度を遅くしなければなりません。つまり被写体ブレの可能性は大きくなります。(F値2.8以下がベター)

高感度に強い(ノイズが少ない)カメラ、明るいレンズがいいのは当たり前ですが、同サイトでは、コンパクトカメラでも、マニュアル露出ができるカメラなら撮影できるとして、リコーのGX100、GX200やキャノンG10を例に挙げています。

たとえばキャノンのEOS 5D Mark Ⅲだと、ISO感度3200ぐらいまで上げてもノイズがほとんど分かりませんから、きれいな写真が撮れそうですね。ただ、使用可能温度 が0℃~+40℃ ですから温めてやる必要がありそうです。

そして、カメラを三脚に据え、絞り解放、ピント無限大、レリーズを使ってバルブ撮影――ひたすらオーロラを待つということになります。

旅費もかかり、防寒装備、忍耐、運も必要という、かなり大変な撮影行ですが、これを専門にしているカメラクラブもあるそうです。何しろ雄大、幻想的な宇宙ショーですからね。

毎日.jpのサイトには「オーロラ フィンランドで見た 2012年は当たり年」という写真特集もありました。今年はオーロラが出現しやすいのかも。

 


桜あれこれ Part 3

2012年03月09日 | 

開花が遅れていた静岡県河津町の「河津桜まつり」。やっと河津桜が見頃になったそうです。川沿いにピンクの並木道と競演するように菜の花が咲き乱れ、いかにも春らしい景色だとのこと。いつもお世話になっている「花の名所案内」からメルマガが届きました。

下は満開の河津桜まつりの動画(2011年撮影)。

[HD]満開の河津桜まつり CHERRY BLOSSOM Festival 花の名所案内ホームページ

河津桜は、寒緋桜と早咲き大島桜の自然交配種。ソメイヨシノと比べるとピンクの色が濃い早咲きの桜です。伊豆の温暖な気候のなかで、毎年2月から開花をはじめ、長く満開の期間を楽しめるのが特長。例年、「河津桜まつり」期間中に200万人前後が訪れるそうです。

河津桜まつり公式サイトによると、まつりは3月10日(土)までの予定でしたが、開花が遅れたため追加で3月11日(日)から3月18日(日)まで、河津桜“春うらら”まつりが行われることになったということです。夜桜のライトアップも続きます。

確かに、まつりが終わるころに満開というのではね…

かつて経験したことのない遅咲き状況だそうですよ。

 

河津桜、最近は伊豆に限らず、全国の公園や寺社に植えられているので、目にする機会も多いです。

河津桜(2005年3月14日 大阪・長居公園)

撮影カメラ  EOS Kiss Digital(キスデジ初代です)

 


桜あれこれ Part 2

2012年03月08日 | 

桜の開花予想が出るころになりました。

 Sankei Biz(3/4)によると――「日本気象協会とウェザーニューズ(Wニューズ)、ウェザーマップ(Wマップ)の民間主要3事業者による、最新の桜開花予想がまとまった。今冬の厳しい寒さを反映して、おおむね平年より遅めの傾向となっている。予想では、国内トップの早咲きは、気象協会が高知、宮崎両市の3月24日、Wマップが静岡市の3月24日、Wニューズは鹿児島市(仙巌園)と宮崎市(垂水公園)の3月25日となったという。大阪、京都両市は、気象協会とWマップが3月30日。Wニューズは大阪(万博記念公園)が4月2日、京都市(京都御苑)は3月29日頃と予想している。」

 

今年は梅に続いて桜の開花も少し遅れそうです。

 

京都御苑の桜(2006年4月9日)

 

開花予想の根拠になっている桜の木が事業者によって違い、予想手法も違うため、開花日に微妙なずれがあります。

上記の記事によると、「気象協会とWマップは、気象庁が開花宣言を出している標本木で5~6輪咲く日、Wニューズは桜の名所の木を対象に1輪以上咲く日を予想した。」とのこと。

 

名所の桜開花予想が知りたいので、Wニューズのニュースリリースから一部抜粋してみました。

     2012年各都道府県別「名所の桜」開花予想(ウエザーニューズ 3/5)
都道府県 スポット名   開花(1輪)   5分咲き日  満開開始日   桜吹雪日
北海道  函館五稜郭  5月2日    5月5日      5月6日       5月9日
          二十間道路  5月4日    5月6日       5月7日       5月9日
青森     弘前公園      4月26日    4月29日     5月1日       5月4日 
岩手     北上展勝地   4月22日    4月25日     4月28日      5月1日 
宮城     白石川堤      4月17日   4月20日     4月23日      4月26日
秋田     檜木内川堤   4月28日   5月1日      5月3日        5月6日 
山形     霞城公園      4月17日   4月20日     4月23日      4月26日
福島     三春滝桜      4月14日   4月17日     4月20日      4月23日
茨城     かみね公園   4月8日    4月12日     4月16日      4月20日
栃木     太平山      4月5日     4月8日      4月11日      4月14日
群馬     前橋公園      4月2日     4月6日      4月9日        4月13日
埼玉     大宮公園      4月1日     4月5日      4月8日        4月12日
千葉     茂原公園      4月2日     4月6日      4月9日        4月13日
東京     上野公園      3月29日   4月2日      4月6日        4月10日
神奈川   三渓園        3月28日   4月1日      4月5日        4月9日
山梨     大法師公園    4月2日     4月6日      4月10日      4月14日
新潟     鳥屋野潟公園  4月13日   4月16日     4月19日      4月22日
富山     松川公園    4月9日     4月13日     4月16日      4月20日
石川     兼六園         4月10日   4月14日     4月17日     4月21日
福井     足羽山公園    4月9日     4月13日     4月17日     4月21日
長野     高遠城址公園  4月10日    4月13日     4月15日     4月18日 
岐阜     養老公園       4月5日    4月9日       4月12日     4月16日
静岡     駿府公園       3月29日   4月2日      4月6日        4月10日
愛知     名古屋城       4月2日    4月6日       4月10日      4月14日
三重     伊勢神宮       4月5日    4月9日       4月12日      4月16日
滋賀     彦根城         4月7日    4月11日     4月14日      4月18日
京都     京都御苑       3月28日   4月1日      4月5日        4月9日
大阪     万博記念公園  4月2日    4月6日      4月10日       4月14日
兵庫     姫路城      4月2日     4月6日      4月10日      4月14日
奈良     郡山城跡       4月1日    4月5日      4月8日       4月12日
和歌山  和歌山城       3月30日   4月3日      4月7日       4月11日
鳥取     打吹公園       4月6日     4月10日    4月14日      4月18日 
島根     松江城山公園  4月6日     4月10日     4月14日      4月18日
岡山     醍醐桜          4月8日     4月11日     4月14日       4月17日
広島     平和記念公園   3月31日    4月4日      4月8日        4月12日
山口     香山公園        4月2日     4月6日      4月10日      4月14日
徳島     眉山公園        4月2日    4月6日       4月9日       4月13日
香川     公渕森林公園   4月1日    4月5日       4月9日       4月13日
愛媛     城山公園        3月28日   4月1日      4月5日       4月9日
高知     鏡野公園        3月29日   4月2日      4月6日       4月10日
福岡     西公園            3月29日   4月3日      4月7日       4月12日
佐賀     神野公園      3月28日   4月2日      4月6日       4月11日
長崎     立山公園        3月27日   4月1日      4月5日       4月10日
熊本     熊本城           3月27日   4月1日       4月5日       4月10日 
大分     平和市民公園    3月29日   4月2日      4月6日       4月10日 
宮崎     垂水公園         3月26日   3月30日     4月3日       4月7日
鹿児島  名勝仙厳園      3月26日   3月31日     4月4日       4月9日

当然のことながら、九州や四国は開花が早いですが、東京、神奈川、静岡も早いほうです。

京都で選ばれているスポット、京都御苑は比較的早く開花する予想ですが、京都の他の名所がこれと同じとは限りません。

他の地域でも桜の種類が違うと、開花は大きくズレますので、花見や撮影のときは十分情報を集める必要があります。

そして、桜は咲きだすと、あっという間に満開…。忙しいですね。

奈良・吉野山の桜(2011年4月14日)

吉野山では下千本、中千本、上千本と順に咲き上っていきます。昨年4月14日に訪ねた時点では、下千本が満開、中千本7分咲き、上千本3分咲きでした(デジカメ花紀行のページ)。

名所の桜は情報が多くて、なんとか満開の日にあわせて行けますが、知られていない桜の写真を撮るのは難しいでしょうね。

日本中の桜を撮影している風景写真家の竹内敏信さんによると、名所の外側に案外いい桜があるとのこと。

そういう桜を探すために、車に高度計を備えているそうです。同じ高度のところなら同じように咲いている可能性があるというわけです。

今年は名所のまわりの桜も探してみましょうか。

 

 


5D Mark Ⅲの高感度性能

2012年03月07日 | カメラ

キャノンEOS 5D MarkⅢの実写画像がネットで公開されています。

まず日経トレンディネットから。

高感度でも美しい画質

 レンズキットの「EF24-105mm F4L IS USM」で撮影。画質はJPEG。横浜・みなとみらい地区の風景や人形、邸宅の室内、着物の柄などが撮影されています。

ISO100でレンガ倉庫を撮った写真。隅々まで解像して自然な色合い・階調です。

ISO3200で華やかな着物の帯を撮影。細かな刺繍も描写されています。

(この画像をピクセル等倍と、50%で見てみましたが、50%表示でもあまりぼやけず色にじみも見えない。解像度、階調ともすばらしいのに驚きました。このカメラにとってISO3200はもう普通に使える感度ですね。)

ISO6400で撮ったテーブルの花。ノイズはあまり目立たず、実用的に使える画質とのこと。

(白い花に多少ノイズがあります。低感度のクリアな描写とはそれなりに差がありますが、RAWで撮ってレタッチしたら補える感じです。)

標準の最高感度ISO25600で撮った室内の子ども。「肌の部分に色ノイズや粒ノイズが目立ち、解像感も乏しくなっているが、L判印刷程度ならば十分に使える画質」という説明が。

(さすがにノイズは目立ちます。しかし使えると言えば使えるレベル。)

 

ここまでは高評価の連続ですが、ISO100で撮った、木々が生い茂る邸宅があまりよくない。

うっとおしい曇り空なのでムリないかもしれませんが「周辺部の草木は、若干解像感に欠ける描写となった」との辛口批評でした。

(植え込みの草木がもやもやした感じ。ただ、空へ伸びる木の枝には、よくありがちな変な色は付いていません。天気が悪いなりに、そのまま写っています。――これがニコンのD800なら、たぶん解像度では優る気がしますが…)

実写画像を見た全体的な印象では、自然に近い豊かな階調が再現できるカメラだということ。高感度性能も良く、厳しく見てもISO3200までは楽に使えそうです。

手持ちで夜景撮影ができる!

しかし、もっと驚いたのは、ブログ「みたいもん」の実写レポート。

EF70-200mm F4L IS USM の望遠ズームで夜景を撮影されているのですが、なんとISO12800での手持ち撮影。

三脚を立てて撮影したのと変わらない画質。びっくりしました。橋げたの細い鉄線まではっきり描写。

ほとんど真っ暗な場所のガスタンクでも夕暮れの景色のように撮れています(暗視カメラの特殊撮影みたい)。

これじゃ三脚いらないですね。夜でもいらないんだから、昼の撮影ではなおさら。撮影が楽になりますね~

驚異的な高感度性能です。常用ISO感度 がもう1段高感度(100~51200)のEOS 1DXなら、さらにすごいでしょう。

  •  EOS 1DXについては、写真誌「CAPA」3月号に、プロによる実写レポートが載っています。たとえばスポーツ写真の水谷たかひとさんは、ISO6400、F2.8、1/1250秒でフィギュアスケータ―のジャンプの瞬間を質感豊かにキャッチ。「ISO6400までは普通に使え、高感度を使ったという意識がないほど」だそうです。

 


D800/D800E どっち?

2012年03月06日 | カメラ

ニコンD800とD800Eの発売日が近づいてきました。

デジカメWatchで『ニコンD800 D800E買うならどっち? 』というアンケートをしています。

どちらも驚異的な高画素、3630万画素CMOSセンサーを搭載。

解像度をさらに優先してローパスフィルターを無効化したのがD800E。

価格.comのクチコミ掲示板にも同じようなテーマがあり、見ていると意外に「D800E」を選ぶ人がいるようです。これは少し予想外でした。

(写真はCP+ 2012に出展されたD800)

 

 

悩ましいモアレ・偽色

D800Eの、ローパスフィルターを無効化した画像は、次元の違う世界かもしれません。魅力はあります。デジカメ特有のもやもやした感じがなくなればすっきりするでしょう。

その半面、ローパスフィルターによって防いできたモアレや偽色が発生するとすれば、これはちょっとかなわないという気持ちが強いですね。

モアレや偽色が出る可能性のある、規則的な細かい模様の被写体はいくらでもあります。

D800Eに向くとされる風景写真にしても、たとえば大和の風景。お寺の甍を入れれば、かなりの確率で瓦にモアレ・偽色が出そうです。もちろん、建築写真の対象になる都会のビル群は規則的な模様のオンパレード。

ファッション写真はまず駄目でしょう。ニコンのHPにわざわざその例が載っていますが、衣装の模様は偽色が出やすい。着衣の人物の入るもの――ポートレート、スナップ、祭り風景なども注意が必要。

ニコンも、モアレや偽色について詳しくないユーザーがD800Eを購入して、あとでクレームが来るのを危惧しているのか、HPで注意を喚起しているようです。

ネイチャーものなら大丈夫かというと、ランのような花の細かいしま模様、鳥の羽根…偽色が出ないとも限らないものはあります。

人工物のない山野の広い風景はまず大丈夫でしょうが、そうすると被写体がすごく限られてしまいます。

モアレ・偽色をソフトで修正できるとしても手間がかかるでしょうし…。

  ↑ CP+のニコンブースに展示されていた、D800での作例。すごい精細さでした。精細さを際立たせるような被写体でもありますが。

 メモした撮影データは次の通り。

  レンズ:AF-S NIKKOR 35mm F/1.4G

  絞り:f16

  シャッタースピード:1/125秒

  ISO:200

  ピクチャーコントロール:スタンダード

  ホワイトバランス:オート

  画質:RAW

 

実際に数多く使われてみないと、はっきりいえないことですが、CP+のニコンブースを見てきた印象では、超解像度の写真はD800で十分撮れるのでは、という印象です。

となりにD800Eの、図書館を写した作例がありました。これも確かにすごい。でも、両者にどの程度違いがあるかというと、よくわかりませんでした。

お金があればD800を買いますね。ついでに、上記データにある、ナノクリスタルコートの大口径広角レンズも欲しい。

そうすると、最安でも40万円越えますが…

 

ところで、28-300VR レンズキットが売り出されますが(高倍率ズームとのセットに賛否両論)、価格的に???も。

34―36万円という値付けが多いですが、楽天でレンズキット268,200円の表示が…。ボディだけの値段ですかね?。

 


箱根・富士屋ホテル

2012年03月06日 | 旅行

NHKのひるブラで、「和洋折衷!歴史香る温泉街~神奈川県箱根町~」を放映していました(3/6)。

NHKのHPによると…「外国人向けリゾートとして発展した和洋折衷の街、箱根・宮ノ下を散策。その象徴・国の登録文化財で明治11年開業のリゾートホテルや、老舗パン屋さんを訪ねる。」という内容です。

紹介されているのが「富士屋ホテル」。明治11(1878)年開業、日本のリゾートホテルの草分け。外観、内装のこった造りが素敵です。行ってみたくなりました。

フリー素材を拝借。女性誌がよく取材に来るようです。絵になりますね。

 
DSC06989 / ume-y

 

 
DSC06971 / ume-y


キャノンHPの作例

2012年03月05日 | 写真テクニック

キャノンの話の続きです。「キャノンCMOSセンサーの世界」というページを見ていたところ、興味深い写真の撮り方を知りました。

「屋外ポートレート撮影」というコーナーです(下の写真)。

屋外のポートレートで背景をぼかすため、低ISOに設定して絞りを開放にしたという状況。しかし、低ISOでは光の入ってくる量が多いため、危惧されるのは撮像素子の飽和であるとのこと。キャノンのCMOSセンサーは一つ一つの画素が十分な電荷蓄積容量を持つため、飽和しにくい…といった説明がされています。

 

撮影データはこうなっています。

 カメラ:EOS-1Ds Mark Ⅱ

 レンズ:EF50mm F1.4 USM

 シャッター速度:1/8000秒

 絞り:F1.4

 ISO感度:100

 ホワイトバランス:オート

 

シャッター速度が1/8000秒か…、ポートレートでこういう撮り方もあるんだ、と勉強になりました。

絞りとシャッタースピードの数値から、撮影場所の明るさはEV値で「14」であることがわかります。

比較的明るい屋外ですね。記念写真を平凡に撮るなら、絞りF8 、1/250秒といったところ。

もちろんこれでは背景はあまりボケてくれません。なので、絞りF5.6 、1/500秒といった中途半端な設定にしてみたり、離れて望遠で狙うとか、試行錯誤するのではないでしょうか(それにしても、この俯瞰する構図、脚立か高い場所が必要になりそう)。

スカッと1/8000秒で撮れるところがプロですね。もっともF1.4という大口径レンズを持っていることが大前提ですが。

このEF50mm F1.4 USM、今の最安価格で37000円程度。どうですか、1本…

 

次のページ「夜景・天体撮影」でもオヤと思うことが(下写真)。

「キヤノンはノイズの除去・抑制技術をセンサー内部に持たせることで、低ノイズ化を達成。」というPRはともかく、以下の撮影データをご覧ください。

 カメラ:EOS Kiss Digital N

 レンズ:EF17-40mm F4L USM

 シャッター速度:30秒

 絞り:F4

 ISO感度:800

 ホワイトバランス:白熱電球

 

気になったのは露出のデータではなく、EOS Kiss Digital Nというカメラ。

入門機、キスデジですよ。それも初期のころのモデル。

キスデジも、キャノンとしては宣伝する必要があるのだから、という考え方もあるでしょうが、それならなぜ最新のKiss X5でなく、一昔前のKiss Digital Nなのか。

私も持っていますので(下写真)、何かうれしくなる反面、わけがわからなくて、あれこれ考えてしまいました。

Kiss Digital NはAPS-C サイズ、800万画素のカメラ。

最新のKiss X5はAPS-C サイズ、1800万画素ですから、半分以下の画素でしかない。それをPRのページに使うとは…

それとも、Kiss Digital Nは、案外、高感度に強く、ノイズが少ないのか…

そうかもしれない。同じ撮像素子のサイズで画素が少ないということは感度やノイズの面で長所でもあるはずです。

ふと思い当ることがありました。Kiss Digital NからKiss X4(Kiss X5と同じ1800万画素)に乗り換えたばかりのある日、京都の寺の紅葉を撮りに行きました。

かなり暗い境内で、三脚禁止。やむを得ずISO感度1600で撮りましたが、パソコン画面で見てみるとザラザラ。解像度は上がっているのに、画質はKiss Digital Nのほうが良かったのではないか、と感じました。

Kiss Digital Nが出たころ、読売新聞(大阪本社)がこのカメラで撮った写真を載せたことがあります。

小型軽量さを生かし、気球にぶら下げて上空から景色を撮るという面白い企画。

大きい写真でしたが、十分紙面に耐える画質でした。

 

いいカメラだったのかな…と今はあまり使わなくなったのを引っ張り出し、シャッターを切ったりしています。 こういうと、ちょっと自慢が過ぎますか…

 


キャノンとニコン

2012年03月04日 | カメラ

発表されたばかりのキャノンEOS 5D Mark Ⅲのスペックや、スペシャルサイト(下写真)をながめていました。

高嶺の花とは思いつつ(ボディだけで最安価格¥322,180)…

 

スペックを眺めていて感じたことを書いてみます。

 5D Mark IIと比べて、画素数は120万画素アップの2230万画素に。

ニコンD800の3630万画素が先に出ただけに、もっとアップすると期待していたファンからは残念の声しきり。でもこれぐらいのアップにとどまったのは、“出し惜しみ”ではなく、それなりの理由があると思います。

高感度に力点

キャノンのHPでは「高画素化と高感度を求め、ギャップレスマイクロレンズを採用」と説明されています。

詳しく調べてみると5D Mark IIの撮像素子一つ一つの画素サイズは6.4×6.4μmで、新しい5D Mark Ⅲの画素サイズは6.25×6.25μmと、少し小さくなっています。同じ撮像素子サイズで120万画素増えたのですから、一つ一つの画素サイズが小さくなるのは当然ですね。

でもそのままだと一つの画素が受ける光の情報量が減るので、感度やノイズの面で悪影響が出てくる可能性がある。しかし5D Mark IIより画質が落ちるのは許されない…。

そこで、画素に光を集めるマイクロレンズ同士の隙間をなくし(ギャップレスマイクロレンズ)、集光効率を高めたというわけ。5D Mark IIが出た時も似たような説明をしていますから、技術的には同じ延長線上にあると思われます。

それに加えて「新フォトダイオード構造と、画素部のノイズを低減させる改良型の画素内トランジスタを採用。S/N比を向上し、高ISO感度を実現しました」とのこと。

5D Mark ⅢのISO感度(推奨露光指数)が常用でISO 100~25600までに拡大した理由は、この画素部そのものの改良の方が大きいのではないでしょうか。

このあたりを読んでいると、高画素化と高感度を両立させた、というよりも、どちらかというと高感度のほうに力を入れたスタンスが感じられます。

このほか、連写性能のアップも課題だったために、CMOSセンサーの処理を高速化させています。

ニコンD800は高画素化に集中

これに対してニコンがライバル機のD800で目指したのは高画素化。キャノンとはだいぶ方向が違います。

そもそも現行のD700が1287万画素しかなく、解像感でキャノンのEOS 5D Mark IIはもちろん、他社の機種にも差をつけられていた(口コミによれば)という背景があるのでしょう。

「キャノンや他機種をしのぐ高画素・高解像感」に目標を絞って勝負をかけてきたようです。

D700は、解像感よりは、むしろ高感度で優れていたカメラといわれますが、今回のD800は逆に、ISO感度(推奨露光指数)についていえば、D700のISO 200~6400からISO 100~6400と、少し低感度域へ広がっただけ。高感度面であまり変化はなさそうです。

方向が全く違うキャノンとニコン。さて実際に撮ってみた絵はどうなのか、画質について評価が定まるのはまだまだ先のような気がします。(何かNHKのニュース解説風?)