名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

幻のハンペイ

2012-12-24 | グルメ 


このハンペイは
名古屋市○区の住宅地のなかにある
小さな町工場で作られている

いままで私はいろいろなハンペイを食べてきたが
このハンペイに勝るハンペイはいまだかつて食べた
事がない

よく、デパートの地下などで
名門店の高級ハンペイ などと称して
高価なハンペイが売られているが

期待して買って食べてみると
いつもがっかりする

スーパーなどに売られている
パック詰めされたハンペイも
美味しい と思えるものはない

特に、 ○○ とかいう
某有名メーカーの製品はお話にならないほど〇〇い

でも多くの人は 〇 〇 を美味しいと
信じているみたいだ

これは、「宣伝の上手さ」 と 「イメージ戦略」のなせる業
そういう意味では 〇 〇 は凄い会社だとも思える
「経営戦略」
という面では大いに見習うべきところはあると思う

隠れた逸品とは
意外に、名も知れぬ小さな町工場で
小規模に作られている事が多いと思う

このハンペイは 

マルエ というハンペイ屋さんが作っている

私は20年以上前、このハンペイと出合ったのだが
それ以来、どこに行けば入手できるかが分からなくなってしまった

スーパーへ行く度にひょっとしたら置いてあるのではないかと
期待して、練り製品売り場を探してみるのが習慣と
なっていた

20年間探し続けたが、見つからない

マルエさんは、インターネットで調べても
出てこない
ひょっとしたらもう廃業されたのかも知れない
と思い、諦めかけていたとき
思いついた
食通の知人、アンパンマン氏 (通称)
ならひょっとして知っているかも知れない

アンパンマン氏に早速電話をする
意外や意外
あっけない回答だった
「 よく知ってるよ、私は時々工場へ行って
直接分けてもらっているよ 」

アンパンマン氏から マルエ さんの所在地を教えてもらった

探し求めていたハンペイに再会する日がやって来た
一刻の猶予ももてない
電話を切るとすぐさま教えてもらった場所に向かって
車を走らせる

マルエ さんは
住宅地の一画にあるほとんど目立たない
小さな町工場だった
この工場は 旦那さん奥さんの2人で運営している
典型的な個人工場だった
訳を話してハンペイを分けてもらうことに成功
一袋20枚入りで千円以下の値段、

安い!!!

とりあえず3袋分けてもらった

帰り道 車の中で我慢できず
一枚取り出して かじってみた
おいしい!!!!
20年前の味が今ここによみがえった

不思議なもので、感動した味は
20年経って脳の中に残っている

こういった素晴らしモノを造る 個人経営の小規模生産は
年々減り続けているのが現実である

寂しい限りではあるが

マルエ さんにはいつまでも頑張って欲しい
と強く感じた






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする