アブラハム・ハロルド・マズロー
( 1908年4月1日 - 1970年6月8日)心理学者。
マズローは、アメリカに移住した
ユダヤ系ロシア人移民(貧困家庭)の長男。
マズローは、従来の心理学が避けてきた、
価値、美、自己実現、創造性、至高経験、倫理など、
人間的なものの研究に道を開いた
マズローは、ニワトリの飼育を
徹底的に観察しました。
たくさんのニワトリのなかに、
特に成長がが早く、大きいくなった
ニワトリがいました。
このニワトリを観察し、
普通のニワトリの違いを探しました。
そして、このニワトリが他のニワトリより、
成長が早い理由を発見しました。
このニワトリだけは、他のニワトリと比べると、
非常に合理的なエサの食べ方をしていたのです。
このニワトリのエサの食べ方を分析して、
他のニワトリにも同様なエサの
与え方をしたところ、
どのニワトリも成長が早くなった。
これは、
成長の遅いニワトリを観察し、分析するより、
成長の速いニワトリを観察、分析したほうが
有益だということです。
私は思います。
これを人間に当てはめて考えると、
他人の良いところ
( 長所 ) に目を向けている人間と、
他人の悪いところ
( 短所 )に目を向けている人間。
この両者を比較したとき、
どちらが群をぬいてすぐれているか?
優秀な人間ほど、
人のよいところのみを見ている。
無能な人間ほど、
人の悪いところばかり見ている。
どんな人間でも、短所を持つ。
でも、
必ず一つや二つ、人より優れている部分がある。
優秀な人間は、その優れている部分
を観ることが出来る。
それ故、その部分を観察し、
吸収する事ができる。
これは、仕事や、学習の能力に対して
のみいえる事ではありません。
運命に於いても同じであると思う。
幸運な人をよく観察すると、
やはり、違いがある。
幸運なひとほど、
目の前にある良いこと、美しい事、
に目を向けることが出来る。
不運なひとほど、目の前にある悪い事、醜いこと、
に意識を向けている。
何に意識を向けているかで、
その人の運命はほとん決まってしまう。
「 悪と戦う!!! 」といつも力んでいる人間。
「 アッハッハー 」 と笑ってから対処する人間。
比較すると、どちらが幸運な生涯を送る事ができるか?
当然、後者である。
愚痴ばかり言っている人間と、
些細な事でも喜ぶことができる人間とを
比較すると、
どちらが恵まれた環境が実現するか?
当然、後者です。