名古屋の白ウサギ・1964年生・

自称、宗教家・宗教家は、職業ではなく「生き方」です。
職業・会社員

死にたくない!!!

2015-01-20 | 宗教

京都の某有名寺院に、
著名な僧侶がいました。

このお方は仏教界では信望が厚い
高僧でした。

このお方が死を迎えようとしているとき、
弟子の一人が高僧に懇願しました。

「 最後にひとことでいいから、死についての
真理をお聞かせ頂けないでしょうか?」

高僧は答えて
「 わかりました、明まで考えてお答え致しましょう 」

しかしながら、高僧は次の日も、その次の日も、
その約束を果しません。

弟子たちが尋ねても、

「 明日まで待ってください 」と言う。

何度催促しても、この調子で、
一週間の月日が流れてしまいました。

8日目になって、高僧はついに重い口を開きました。

「 きいてください。私は死にたくありません。
私はいままで、修行を積んで
悟ったつもりでいましたが、死にたくないのです。
これが私の最後の言葉です 」

弟子たちは唖然として、
以後この事はいっさい口にしなかったとのこと・・・

・・・・・・・・・・・・

このお話は、ほんとうにあったお話らしいです。

私は思います・・・

生きたい!!!

死にたくない!!!

こそが、人間のもつ究極の願望

これに難しい屁理屈を並べる必要などない。
これこそが「 生 」 に対する究極の真理
ではないだろうか。
 
ならば、なぜ自殺という行為があるのか?

焼身自殺を決行した人は、
自分の身体に火が着いた瞬間、必ず走り出すらしい。
なぜだろう?

死にたくないからだ。

生きたいからだ。

自殺をするからにはよほどの悩みがあるのだろう。

でも、この悩みとは、
自分の意識の表面の部分で起きていることであり、
意識の内面では、

死にたくない!!! 

と思っている。

それ故、自分で火を着けたにも関わらず、
無意識のうちになんとか助かろうと、
最後の力をふる絞って走り出す。

いのちがある限り、
生きなければならない。

他の生命を奪ってはいけない。

なぜなら、
すべての人間は
生きているのではなく、
大いなる力によって、生かされているからだ。


コメント
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