名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

このような行為は『あり得る』

2022-11-03 | 思う事


10月29日、韓国・ソウルで起きた痛ましい事故・・
群衆雪崩、150人以上が亡くなりました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。



この事件の数日後、
ウサギ耳のヘアバンドをした男が「押せ!!!」と・・・
叫んでいたとの情報がネット上に流れました。


ウサギ耳の男の行為の真偽は私にはわかりませんが。
もし、この情報が真実なら腹立たしい行為です。

もし、ウサギ耳の男の行為が真実であったなら・・

「このような行為はあってはならない・・・・」

と・・・一瞬は思ってしまいます・・・・

しかしながら・・
理論的に、冷静になって考えてみると、
この私の感情は「問題解決の出発点」であり、
本題から外れてしまっています。

「ウサギ耳の男・・憎し!!!」
「厳罰に処するべし」
と思うのは「感情論」

感情論を主題にしたなら、それは、単なる
「論理のすり替え」・・
であると思います。



感情論を排除して分析するなら。

 このような行為があってはならない 

という論法で、「ウサギ耳の男は悪い奴」「袋叩きにせよ」・・・
で終わらせようとのは軽率である考えます。

これは問題点を感情論に置き換えている・・
だけのこと。

 このような惨事を2度と起こさない為には何を為すべきか? 

これが・・・「本題」であり、
ウサギ耳男を叩いてもこの本題に対しては何の進展もない。



 無意味に「押せ!!」と煽る行為・・
このような行為は『あり得る』 

 このような人は、1000人集まれば1人は必ず存在する  

これが「根本的な部分での論点」



肝心なのは・・

「このような人は1000人に1人は存在する」・・
という前提を明確にしたうえで、

 そういう人がいたとしても
事故が起きない為には何を為すべきか??? 

 どのような対策を講じるべきか??? 

この事に尽きるのではないだろうか???

現実を直視して分析したうえで、

 起こり得る最悪の事態を想定して、それに備える・・ 

これが成熟した人間社会のスタイルであると思います。

これこそが「令和のプラス思考」と思います。



「悪しきことは語るな」・・
「笑って誤魔化せ」
「人情論や美談で逃避せよ・・」
このような論調は・・・昭和の遺産。

人間は進化している・・
昭和の時代は通用した方法論も
今の日本人にとってはもはや古い。

それは発展の過程であっただけ、

アジア諸国も、少し遅れてこの道を辿ると思う。



 危機管理こそが成熟した社会に生きる
文明人の誠意と義務・・

精神論や道徳論・・・美談とは別問題。

 恵まれた成熟した社会に生きる人間として・・
誠実に生きた行きたい・・・ 


コメント
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