過去を振り返る・・・
何をやっても上手く行かないときもあった。
困難が次々と押し寄せてくるときもあった。
努力が報われないときもあった・・・
本業・副業・多忙すぎて疲れ果て・・・
それでも無我夢中で突き進んだ時期もあった・・・
周りから頼りにされ、諸事情あって、身を削ってでも
奇怪な術をやらざるを得ないときもあった・・・
本業の仕事だけで精一杯なとき、
毎月一回、遠方に特殊な仕事をする為に出稼ぎに行った。
経費節減の為、新幹線を使わず、静岡まで
往復、5時間の道のりを自動車で通った。
3年間で35回位遠征した。
(これで得た収入は1円たりとも自分のものにはならなかった)
そのさなかに居る時は、
とにかく無我夢中で、苦痛を感じている暇もなかった。
今になって振り返れば・・・
まあ~~よくやったな・・・・・
これは、
過去の自分に対して、呆れるような思いので
「よくやったな・・・」です。
もう二度と同じことはしたくな・・・
同じ事は出来ない・・
これが率直な気持ちです。
現在58歳。
46歳~56歳の間、10年間は
激動と汗と涙、忍耐の時代だった。
2年前、56歳過ぎて、光が差し始めた。
トンネルを抜けたような感覚だった・・
本来なら、56歳を過ぎた頃、
大ピンチがやって来る運命にあった。
それが、結果として、その逆の結果となった。
未来に起こり得る危機を想定し、
それに備える・・・未来を見据えて
節制し、浮かれず、冷静に現状を分析し、
10年の間、不屈の決意で未来の為に
「投資」して来たからである。
「投資」とは?・・・
未来を見据えた上で自制し、働き、備蓄する・・
という意味です。
結果として、悪い予測を外すことが出来た。
私の理論は間違っていなかった・・・
これは身をもって体験した事実です。
信じられないような幸運の連続
今まで抱えて来た問題が次々と解決し始めた
人生で起きる全ての事には原因がある・・・
これを「因果の法則」というのだろう・・・
因果の法則を否定する積りはないが・・・
「周期」という要素も大いに関係する・・
という事です。
その「周期」とは・・・
九星気学や、四柱推命などで云う
12年周期とか・・・10年周期・・とかいった、
一定のパターンを当てはめた占いの類・・
とは意味が違います。
私の思う
「運命の周期」とは・・・
人それぞれ異なる、
親からの遺伝的要素を土台とした、
無意識の選択にに起因する
時期的な「揺らぎ」・・・ です。
「揺らぎ」とは???
物理学的に表現すれば・・
ゆらぎとは、
「広がりまたは強度を持つ量(エネルギー・密度・電圧など)
の空間的または時間的な平均値からの変動を指す。」
精一杯、前向きに努力する。
精一杯、明るく過ごす。
精一杯、親切と優しさを施す。
善行をする・・・
それでも・・・何をやっても空回りすることもある。
「心の持ち方」が運命を決定する???
それはある意味、真実であるが、
それが全てではない・・・と思う。
周期(波)に吞まれたら・・心の持ち方や行為など無関係に
揺らぎ(波)が押し寄せる。
波に吞まれない方法は・・・
周期的要素と戦わない
周期と和解して、押し寄せる波に呑まれず、
共存共栄する。
即ち、「逆境と和解する」
私の言う「逆境との和解」とは・・・
不調なとき・・・の対処のしかた。
好調なとき・・・の対処のしかた。
これに尽きる。
不調なときは・・・
「どこからでも掛かって来い!!」いう姿勢で、
どっしり構える。
不調なときは、身体を温める(温泉に行く)
好調なときは・・・「調子に乗らない」
不調が続いていても、一瞬だけ風向きが変わって良い事が起きる事もある。
このとき・・・多くの人は「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
揺らぎの中で起きる目先の良い出来事を過大に受け取り、
大きなチャンス到来した!!!
大きく前進するときが来た!!!
アッハッハッハ・・・・・
すなわち、気が緩み、気が大きくなり、警戒感を無くす。
その単純なプラス思考が、危機管理意識と、思慮深さを喪失させる。
私の知る限り・・・どの分野に於いても、
堅実で安定的な成功者は、
物事がうまく行ったとき、目先の幸運に対して
「調子に乗らない」
上手くいったとき、
善い事が起きたときこそ
冷静にその状況を観察、分析して、
「前向きな危機感を持つ習慣」を持っている。
豊田自動車は毎年、空前の最高利益を更新ているが、
決算発表のとき、社長や役員は深刻な顔をしている。
決して得意満面な顔で浮かれてはいない。
好調なとき、温度を下げて冷静に分析・・・
これが、強い者に課せらた、責務であると思う。
それ故に、トヨタは王者であり続けることが出来たし。
これからも益々発展するだろう。
好調なとき・・善い事が起きたとき・・誰でも嬉しくなる。
こで肝心な事は・・・・
事が上手く行っているとき、・・・
善い事が起きたとき・・・・
このときこそ・・・少しだけ心の温度を下げて、
現状を冷静に分析する。
即ち・・感情に流されず、冷静な目で自分の行動を観察して、
危機感を持つ・・・
笑いが込み上げてきたとき、ホンの少しだけ、笑いを押し殺す。
勝て奢らず・・・負けて萎縮せず・・・
目先の揺らぎに一喜一憂しない・・・
一寸先は光です。
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