名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

気の毒なひと。

2016-11-10 | 思う事


本当の悪党は犯罪を犯さない

善人 ほど犯罪を犯す。


善人 ほど犯罪を犯す?

よくよく考えてみれば、
確かにそれもうなずける。

犯罪を犯せばいつかは掴まる。

本当の悪人は、リスクを避ける
リスクをおかしてまで悪い事をしない。

純粋な人間・善人 ほど犯罪を犯しやすい。

私の今までの経験を振り帰ってみると、
ほんとうに悪いヤツ が犯罪を犯して掴まったり、
身を崩したりしたという実例はあまりない。

そういう連中は、悪事が暴露され、
罪を問われたりしても、
致命傷とらない範囲を見極めている。

それを、本能的に察知していて、
 微妙なところでコントロールしている

善 悪 とは結果論であり
その背景には計り知れぬ隠れた要因が潜んでいる。

罪を犯さない 本当の悪人 と、
罪を犯す 純粋な 善人 

両者を比較するなら、
どちらのほうが 「 あの世 」 の尺度でみて、
罪深いのだろうか?

ある、ホワイトカラーの男性会社員がいた
彼は物凄く真面目で、一本気で、几帳面な青年だった
同じ事務所で働く女子社員が時々、冗談を言って
笑ったりすると、
「 〇〇 さん!! 仕事中に歯をみせないでください!! 」
と真剣な顔で注意した。

それは、彼の仕事に対する責任感から来る 
正義感 だったのだろう。

こういう人間は、協調性や柔軟性はないが、
律儀 (りちぎ) で堅実で 、
正義感が異常に強い人間であると思う。

しかしながら、この男 最後は犯罪を犯して
解雇 となる。

彼は、多額の会社経費を横領したのだ。

といっても、その金は飲み食いに使ったり、
ギャンブルにつぎ込んだ訳ではない。

彼は、知人の借金の 連帯保証人 になっていた
その知人が返済不能 となった。

義務感の強い彼は困り果てた末
その、返済にために会社の金を横領したのだ。

これは、律儀で真面目な人間ほど陥りやすい落とし穴である。

義務感の強い、真面目な人間ほど
リスクを考えずに 不正 を行ってしまう。

彼が本当の悪党なら、
そんな割の合わないことはせず
他人を犠牲にしてでも、自分にリスクのない
方法を考えるだろう。

でも、
法律的に見て、彼は罪を犯したことは確かであり、
当然、法律で罰せられるべきである。

法律や制度とは別の観点
「 あの世 の尺度 」からみたら、

彼は、果たして 善人 なのか ?

悪人 なのか ?

「 心は、善人だが 行為は悪人 」
であると思う

心は あの世 (神の世界) の管轄

行為は この世 (物質の世界) の管轄

表裏一体であるこの2つの要素が
チグハグになっている

同に、知恵の無さに端を発る、危機意識の欠如

これ即ち

 気の毒なひと

ならば・・・・

「 心は 悪人 ・ 行為は 善人 」

のひと、 ( 即ち、三島由紀夫の言うところの ほんとうの悪人 )は

どいいう位置づけなのか?
私がおもうに、 
最高に不幸なひと

腐肉なことに・・・
宗教被れして、運悪く「 偉い先生 」となってしまった
お方にこういうタイプが多いのかも・・・

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