函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

講談の救世主

2019年02月09日 05時34分48秒 | 暮らし
入門12年目の若手講談師の人気が凄いらしい。
神田松之丞(35歳)が出演する講談会に客が押し寄せる。
長く停滞していた伝統話芸界の牽引車のような景色。

講談は、江戸前期に神社や盛り場で軍記物が読まれたのが原型。
「赤穂義士伝」や日本人にお馴染みの物語を伝える。
最盛期の幕末から明治半ばには、800人もの講談師がいたそうな。

その後、浪曲や落語に押されて衰退。
2000年代ブームが続く落語の陰で、細々の営業。
現在の講談師は、東京だけで約60人、うち6割が女性。

そんな講談界に颯爽と登場した神田松之丞。
某ラジオディレクターは、松之丞をこう評価。
「出て来た瞬間に広い会場を掴む空間制圧力が高い」
「例えるなら、忌野清志郎みたいなロックスター」

中入り後に高座に上がる松之丞に「待ってました!」の声。
女性客の声も交じり、多くの掛け声は異例だという。
客を笑わせつつ、講談はどんな芸かを説明。

松之丞の話芸の魅力は、「構成力」だとか。
トークで伏線を貼っておき、全部回収して終わる。
演芸作家は、こんな評価もする。
講談の型を崩さずに、面白く見せている・・・。

松之丞本人は、こう語る・・・。
僕の1番の持ち味は、客観性と自己分析。
高座や講談に、いま何が求められ、何が足りないか。

それを見極めながら行動することに長けている。
プロになる前の学生時代に寄席へ通い詰めた経験。
そこから培った視点だそうな。

安倍や麻生に松之丞の爪の垢でも飲ませてやりたい・・・。
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