東京五輪・パラを巡る汚職事件が、賑やかで素敵な景色である。
大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者は、受託収賄容疑で再逮捕。
そして彼が、2017年にスポンサー調整の会合を開催。
出版大手「KADOKAWA」と別の大手出版社の双方のトップを引き合わせていた。
組織委元会長の森喜朗元首相も同席していたそうな。
東京地検特捜部もこの事実を把握済み。
KADOKAWAがスポンサーに決まる2年前から、重要メンバーによる選定。
それに向けた動きがあったとみている模様。
会合は、17年5月に東京・赤坂の飲食店で開催。
KADOKAWAの角川歴彦会長や別の大手出版社の社長が出席。
元理事の知人でコンサルティング会社社長(同容疑で逮捕)。
KADOKAWA顧問(贈賄容疑で逮捕)も同席の景色。
高橋元理事は会合に先立って、こんな持ちかけ。
組織委員会側にKADOKAWAと別の大手出版社の2社を合同で・・・。
出版分野のスポンサーにする計画を持ちかけたとか。
そしてKADOKAWAは、19年4月に協賛金2億8,000万円でスポンサーとなる。
また、同年7月~21年1月には、スポーツ事業のコンサル料とし・・・。
相手会社に計約7,600万円を送金。
東京地検特捜部は、コンサル料の実態は賄賂だと捉えて身柄を逮捕。
さてさて、森喜朗元会長は、逃げ切れるのか?
晋三の国葬と併せて、目が離されない景色である・・・。