函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

おせち料理

2017年12月31日 08時27分40秒 | 暮らし
まもなくお正月ということで、今日はおせち料理の話題。
3段のおせちの場合は、こうらしい。
一の重は「祝い肴・口取り」、二の重は「酢の物・焼き物」、三の重が「煮物」。

5段のおせちの場合はこう・・・。
一の重は「祝い肴」、二の重は「酢の物・口取り」、三の重は「焼き物」・・・。
四の重は「煮物」 、五の重は「控えの重で何も詰めない」。
結構、めんどうな決まりがあるんだねぇ。

ところで「祝い肴」というのは、お正月のお祝いにちなんだ一品のことを言い・・・。
地域の違いはあるが、田作り、数の子、黒豆の「祝い肴三種」が主流のようだ。
子孫繁栄を願う子持ち昆布や長寿を願うエビ等々エトセトラetc・・・。

二段目の「焼き物、煮物」は、こんな調子。
魚であれば鰤や鯛、肉であれば鶏や鴨が一般的。
最近は、ローストビーフが入るおせちもあるようだ。

酢のものであれば紅白なますやレンコンの酢の物。
煮物はいわゆる「煮しめ」で里芋は、親芋に子芋がたくさんつく。
そんなころから子孫繁栄の象徴ということで、具材の一品一品にも意味があるようだ。

また、煮しめそのものに色々な具材が一緒に入る・・・。
つまり家族全員が円満でいられるようにという願いが込められている。

黒豆、数の子、エビ等は、こんな意味。
「まめまめしく働く」「子孫繁栄」「腰が曲がるまで健康でいられるように」という願い。
ゴボウのタタキは、古来、豊作等のめでたいことが起こる前兆として瑞鳥という鳥が飛んでくる。
ゴボウは、その瑞鳥に形や色が似ているんだそうな。

くわいは、大きな芽が出てくる植物で、転じて出世を願った料理。
芽が出る→めでたいにかけているとか。

奇妙な形をしたチョロギは、こんな塩梅。
チョロギの当て字は縁起を担いで「千代呂木」や「長老喜」と書かれて・・・。
長寿を願う気持ちが込められている。

二色卵は、二色と錦をかけているそうな。
錦とは鮮やかな糸を使った高級な織物。
転じて美しく立派なものの象徴・・・。

松風は、ひき肉の表面を青のりやゴマなどで華やかに彩っている料理。
つまり、表面を彩っている→裏はない→やましいことや隠し事がなく正直な様子を意味する。

きんとんは、「金団」と書くらしく、商売繁盛や豊かな一年になるようにとの願い。
紅白かまぼこは、日の出を象徴で、紅は魔除けを意味し、白は純潔や清浄を表わす。
ちなみに赤は、古来より魔除けの色とされている。
神社の鳥居が赤い色なのも同じ理由なんだそうな。

なんだか結構、取ってつけたような意味が見え隠れするが、何気ないおせち料理への込められた願い。
でもねぇ~、そんなことを考えずに食が進む・・・。
結果、正月料理は、ついつい食べ過ぎることになるんですねぇ~・・・。

皆さん、お正月の食べ過ぎには注意しましょうね・・・。

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