生活弱者の支援策に思う

野ダメ政権が、今年の秋をメドにまとめている「生活支援戦略」。
その原案が、明らかになったようだ・・・。

この戦略は、貧困問題の改善に向けての施策の一つ。
生活保護を受ける人の自立を後押しするための制度と言う。
働いて得た収入・・・その一部を積み立てる。
そして、生活保護から抜けたら受領できる・・・。

そんな仕組みを、来年の通常国会に関連法案提出を目指すとか。
その背景には、高齢化や若者の雇用の厳しさがあり・・・。
生活保護受給者数が、過去最多を更新して２１０万人に迫る。

それを憂う政治は、「分厚い中間層の復活」なる目標を掲げる・・・。
つまり、生活保護からの脱却を後押しする制度の見直し。
それと、生活困窮者の早期支援等など・・・。
生活保護の手前のセーフティーネット強化を柱とするようだ。

言うことや構想を描くことだけは、一人前の野ダメ政権。
いざ実践となれば、からっきしダメ・・・は、既に実証済み。
来年の国会に法案提出と言うが、それまで持つのか？現政権。

働いた収入を積み立てても、生活保護から脱却できなければ・・・。
その積立金は、誰のものになる？
そんな素朴な疑問も湧いてくる・・・。

そして生活保護費は、真に必要な人に適切に手当てされているのか。
働いて得る収入より、遥かに高額なお金が貰える現行の生活保護制度。
適切な運用がなされているのかは、はなはだ疑問でもある・・・。

ずる賢い者が、この制度を悪用して勤労意欲を削いではいまいか。
楽して金を貰える社会システム、それを知った者に働く意欲は湧くのか？
ともあれ公平さを欠くようでは、これまた税金の無駄遣い・・・。

一方では、介護のサービス提供時間を削る現行の福祉行政。
必要な人へ、必要なサービス時間を配分しない現実もある。
その乱暴な扱いにも腹が立つのだが・・・。
今回の生活保護制度・・・本当に、陥穽はないのだろうか。

いい加減さが満ち溢れる現政権だから、この支援戦略の行方も？？。
これも、絵に描いた餅で終わるような気がしてならない・・・。
さてさて、野ダメ君は、どんな采配を振ってくれるのだろうか。

おそらく、これもできやしまい・・・。