春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

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博多織・・・今年最後の帯 

2010年12月29日 | 手仕事
今年最後の帯。
その一本目が、今日やっと織り上がりました。

機に仕掛けた経糸は、帯5本分。
今年中に、せめて2本は織り上げたかったのですが
染や意匠、機の不具合、その他の準備に
思いのほか時間を取られてしまって
予定叶わず、2本目の途中で年越しとなります。

仕事納めは、大晦日。
2本目の帯をどこまで織れるか分からないけれど
機と一緒に、今年最後の仕事を丁寧に。

年明け、1月3日を仕事始めとして
その日に、できればこの帯の2本目を
織り上げたいと思っています。

残すとこ 後2日。
あっという間の一年でした。

来年春、織りの仲間と共に、二人展を予定しております。
個人的な展示会は、これが初めてという事もあって
今年はその準備にも追われて、てんてこ舞いでした。
二人でどこまで出来るのか・・・
失敗を重ねながら、一歩一歩前進です。

新しく迎える年が
出会い多き、良い一年となりますように。

どうぞ皆様も、良いお年をお迎え下さい。




今年最後の帯・・・経継ぎと織り出し

2010年12月11日 | 手仕事

先週末、やっとカラーの帯が5本織り上がりました。

そして、休む間もなく
今年最後の帯、その新柄に取り掛かっています。

まずは、前回の帯の経糸(タテイト)と
新しく仕掛ける帯の経糸とを
一本一本結んでいく作業から。




その経継ぎも終え
昨日は、その帯の織り出しを織ってみる。

考えていた色合いとは、少し違って
何となく私らしくない色合い。

織り組織の修正箇所が、1箇所あるくらいで
糸の本数に間違いもなく
来週の初めには、織り出せそうです。

5本分の帯を仕掛けているため
全部織り上がるのは
年が明けた1月、その中頃あたり。

春、初めての二人展を開くため
その準備と製作に追われていますが
残り少なくなった今年をフルに使って
ただもう、ひたすらコツコツと。

さぁ、もう一踏ん張りです。




「海芋(カイウ)」・・・・二丁総浮(八寸なごや帯)

2010年12月11日 | 作品・新作


庭のカラーの花を帯にしました。
5月~7月に花を咲かせるカラーの和名は「海芋」

海を渡ってやってきたサトイモという意味で
その名の通り、サトイモ科の植物。

花言葉には、乙女のしとやかさ、凛とした美しさ、壮大な美
歓喜、清浄、情熱などなど
カラーの花から生まれた言葉は花そのもの。

庭に咲くカラーが大好きで
いつか帯に・・・と考えていました。

帯の配色は、カラーの別名「ナイルの百合」から。
来年、また配色を変えて織ってみたいと思っています。