春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

山桜桃梅

2022年03月31日 | 工房の庭


山桜桃梅(ゆすらうめ)

「山桜」に「桃」に「梅」と書いて、ユスラウメ。
名前のとおり
庭の、山桜と桃と梅の木の下で、今満開。





ユスラウメとよく似た木に
「庭梅」というのがあると知ったのは数年前。

山桜桃梅なのか、庭梅なのか・・・

長年ユスラウメだと思ってきた木なので
山桜桃梅と庭梅の両方をとって
山桜桃庭梅(ゆすらにわうめ)ということに。

(葉の様子から、多分、庭梅)

糸・糸・糸・・・

2022年03月30日 | 手仕事
糸の本数、配置、糸だれ、糸切れ
重ね重ねの失敗で、今後の作業が色々大変。

本日の作業は、糸を数えるところから。




あっちの糸を、こっちにやって
そっちの糸を、向こうにやってと
細い細い糸が絡まないよう
見失わないよう気を付けながら
糸を数えて、あっちへ、そっちへ。

黄色なのか、黄緑なのか
銀ネズなのか、白なのか
良く見えない目を凝らしながら
初メガネができるまでは
何をするにも慎重に。

しばらくこんな作業が続きそう。





山桜

2022年03月27日 | 工房の庭


柔らかな葉っぱが美味しそうな山桜。
風が吹く度、ちらちらと散り始めた今日が満開。




ひっそりと咲く山桜は
ソメイヨシノとは、また違う趣。




この木は誰の木で、この花は誰の花と
家族の名前とともにある庭の木々。

父のお気に入りだった山桜は
今も父の木。
花言葉は「あなたに微笑む」

眼鏡を作ろう!

2022年03月25日 | 手仕事


作業のミスが、三度、四度と続いて
さすがに、自分の脳みそが
どうにかなってるんじゃないかと心配していたら

「最近のあなたの言動をみると
 今必要なのは、眼鏡だと思うよ。
 まずは、眼鏡を作りなさい。」

と言われて、びっくり。

昔から目だけは本当に良くて
メガネなんて考えたこともなかったけれど
言われてみれば確かにそう。
ここ二年くらいで、急激に視力が低下。

ぼやけて、かすんで、読めなくなって・・・・

作業のとんでもないミスの連発は
脳みそではなく、目なのかも・・・
と、少しホッとしたところで

お天気も良かったので、ポストまでお散歩。





どこを見ても花盛りな散歩道で
見つけたのは、レンゲ♪

懐かしい!

長い事見なかった蓮華草。
懐かしすぎて、嬉しい♪





蓮華草の花言葉は
「心が和らぐ」「私の幸福」。

蓮華草を見つけて、ちょっと幸せ。

さぁ、作業。
眼鏡作って、頑張ろう!



水仙の花冠

2022年03月22日 | 工房の庭


季節の変わり目、春、気候、桜・・・
ただそれだけも
不安定になりやすい3月。

水仙を眺めて、現実逃避。




香りのある白の水仙は、小さな水仙。
花びらを少しずつ開いていく様子がまた可愛い。


祈りをささげる水仙

水仙の別名は、雪中花。
花言葉には
ギリシャ神話(美少年ナルキッソスのお話)由来の
「自己愛」「うぬぼれ」は、よく知られているところ。
他に「希望」「尊敬」というのもあるのだとか。

白い水仙の花冠や花束って
自分では被らないし、送らないけど
束になるとやっぱり素敵。

・・・・・・
さて、そろそろ軌道修正。
迷える脳みそをたたき起こさなきゃ。

3月の焦り、不安定な春

2022年03月21日 | 手仕事
作業の失敗。

昨日、今日とやってきた糸作業に
大きな失敗があって
ため息と、落ち込みと
そのせいなのか、消化不良。





どこまでやり直せるのか
今までにない失敗に、どっぷり落ちて
元気もどこかへ。

こんなに落ち込むのは久しぶりだけど
こういう時は
しばらく自分を放っておくのが一番です。

ため息と、落ち込みと、胃の不調。
明日は多分、今日より良い日。



水仙、花紋、女紋

2022年03月18日 | 工房の庭


好きなのは、この白×白の水仙。

正確には、白とクリームイエロー。
日本の色でいったら
淡黄(たんこう)色とか、練色(ねりいろ)かな?




この水仙は
母が昔、曾祖母(母の祖母)からもらったという水仙で
強くて、優しかった曾祖母を思い出す、大好きな水仙。

その曾祖母の里の「女紋」が水仙で
この巴水仙。





ちなみに、祖母(母方)の女紋は
廻り梅(まわりうめ)、三つ追い枝梅の丸の紋。

私の工房名の「廻り梅工房」は
この女紋からとっています。



太陽が好き

2022年03月16日 | 工房の庭


朝日に向かって咲く、ラッパ水仙。

太陽を待っていたのか
どの花も光を浴びて嬉しそう。





庭の水仙は、太陽が大好き。

私も同じで
キラキラと輝く光や柔らかな陽射し
ぽかぽかとした陽だまりで
頑張る元気を、時々充電。




明日から雨という福岡。

お天気に恵まれた今日は
水仙の隣で、少しだけ日向ぼっこ。

これもまた、春の香り

2022年03月14日 | 工房の庭


3月の香りのうち
澄んだきれいな香りは、桜の香り。
キリリとした強い香りは、水仙の花。
目の覚めるようなツンとした香りは、沈丁花。

そんな春らしい良い香りが漂う中
少々変わった香りが、この小さな花から。
(臭いと感じる人が多いかも)





榊の代用として神棚にお供えする
姫榊(ヒサカキ)の花。

我が家では「シバ」と呼ぶ木で
この時期は、花も一緒に神棚にお供え。






気温20度を超えるお天気に
もわっと香るヒサカキの花。

香りがなければ
咲いていても気づかないような小さな花だけど
アップで見ると、鈴蘭みたいで可愛らしい♪




花の香り、蜜の香り

2022年03月09日 | 工房の庭


満開になったばかりの
サクランボの桜の花に近づくと

ぶぅーん、ぶんぶん
ぶぅーん、ぶんぶん

きれいな香りに誘われ
ミツバチが忙しそうに、蜜あつめ。





それはもう、一心不乱。
花に頭をつっこみ、ブンブンブン。





集まった働き蜂の、羽の音のすごい事!
ブゥーン、ブゥーンと、そこら中。





花にめがけて、ブンブンブン。





取りつかれたみたいな働きようで
せっせ、せっせと蜜あつめ。





よく働くミツバチに感心しながら
サクランボの桜の香りを
思いっきり吸い込み、深呼吸。

澄んだ香りが、たまらない♪




ミモザの日 九州の女性匠展開催中

2022年03月08日 | イベントのお知らせ


3月8日の国際女性デー(ミモザの日)にちなんだ催し
「九州の女性匠展」が始まりました。

福岡県の伝統的工芸品である博多織や博多人形をはじめ
九州を拠点に活動する女性伝統工芸士・作家による
女性ならではの作品展。

昨年、24回目を迎えた「女性伝統工芸士展」につづく
今回は九州版です。

女性ばかりの和やかな作品展です。
お時間ありましたら、是非お立ち寄りください♪




<日時>
令和4年3月7日(月)~17日(木)
午前10時~午後6時(初日12時~・最終日午後4時まで)

<会場>
アクロス福岡2階 匠ギャラリー(展示会詳細)
(福岡市中央区天神1-1-1)
● 実演・体験を日替わりで実地

詳細こちら⇓
女性伝統工芸士展ホームページ 
お問い合わせ E-Mail:takumiten2022@awtac.jp

<出品者>
【伝統工芸士】
(伊万里・有田焼)秋月ちぐさ、青木妙子、梶原真理江
(博多織)古賀陽子
(博多人形)緒方恵子
(別府竹細工)森脇けい子
(波佐見焼)吉川千代子
【作家】
(博多織)相澤久美子、近藤啓子
(久留米絣)江頭眞弓
(髙取焼)髙取由布子
(絹織物)伴和子 




青い鳥・・・ではなく、青い花

2022年03月07日 | 工房の庭


新しい花を次々と咲かせて
長く楽しませてくれる寒咲アヤメ。

いつもは一つずつ咲くのに
今年は同時にこんなにも♪

こんなに一斉に咲いたのは、初めてです。

花言葉には
「信じる者の幸せ」
「思慮深さ」「勇気」
「良き便り」

この花言葉で思い出したのは
メーテルリンクの「青い鳥」。
チルチルとミチルが探していたのは
幸せの青い鳥だったけれど。




呼吸する帯

2022年03月05日 | 手仕事


絹(シルク)100%の
絹糸をギュッと詰め込んだ手織りの帯。

コツコツと自分で作りあげた帯なら
どれも可愛いのは当たり前。
更に、その帯が生きているみたいに
呼吸するなら、なおさらです。

~~~~~~~~~~~~

吸湿性、放湿性、保湿に保温と
どれもよく聞く絹(シルク)の特徴。

織り上がった帯は
湿度が高い時には、空気中の湿気を吸収し
乾燥すれば、湿気を放出。
吸ったり、吐いたり
それに合わせて帯の長さも
呼吸をしているみたいに伸び縮み。

帯にもよるけれど
先日織り上げた帯で測ると
1㎝~2㎝の間で伸び縮み。

結構こまめに、朝、昼、夜で
長くなったり、短くなったり。
湿度の変化に、敏感に反応。

吸って、吐いて、また吸って・・・と
呼吸をしているような帯に
可愛らしさが増してきます。

とは言え、出来上がった帯は
できるだけ良い環境に置くのが一番です。


絹糸をギュッと詰め込んだ
手織りの帯たち、その帯地。
端切れになっても、可愛い子。



今日は楽しいひな祭り♪

2022年03月03日 | 手織りの小物


灯りをつけましょ、ぼんぼりに
お花をあげましょ、桃の花
五人囃子 の笛太鼓
今日は楽しいひな祭









お内裏様とお雛様
二人ならんで、すまし顔
お嫁にいらした、姉様に
よく似た官女の白い顔









金の屏風に、うつる灯を
かすかにゆする、春の風
すこし白酒、召されたか
赤いお顔の右大臣









着物を着かえて、帯締めて
今日は私も晴れ姿
春の弥生のこのよき日
何より嬉しいひな祭り









作ったのは、香り玉。
本棚用に作ってみました。

お衣装用の防虫効果のあるお香を入れているので
本棚の他、衣装箪笥やクローゼット
机の引き出しになどに♪

3月3日
今日は楽しいひな祭り♪




良き便り

2022年03月01日 | 工房の庭


咲かない、咲かないと
諦めかけていた寒咲アヤメが
2月中旬、ひと月以上遅れて
雨の中で開花。

その後やってきた寒気で
うっすらと雪が積もると
ようやく冬を越した気分になったのか
青紫の花が次々開いて、今4つ♪

春の訪れ、良き便り。
信じる者の幸せ
思慮深さ、そして勇気。

そんな言葉を持つ寒咲アヤメ。
世界中に咲くといいかな、この花が。