先日、この帯の一本目が織り終わりました。
献上柄を入れた「変わり献上」で
昨年春に織った白の帯を入れると、5配色目の帯になります。
季節の献上として作ったのは
春、梅雨、夏、秋、冬をイメージした5色です。
春は桜と、ピンクがほんのり入った白い帯。
涼しげに締められるようにと、夏は水色。
黄みがかったベージュは、秋色で柔らかく。
梅雨の藤や菖蒲を思い浮かべながら配色したのは
まだ一本しか織っていない紫。
そして、このちょっと地味かと思えるような
ブルーがかった灰色の帯が冬。
5色揃えて、献上柄の帯は終了です。
つくる本人が見れば、地味には見えない色ですが
あなたらしくない…と言われれば
少々抑え気味で配色したので、そうなのかも。
でも、織っていて楽しいから
こんな色の私もいるんでしょうね。
見えてる部分は帯の裏側です。